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noteにおける、西洋哲学の充実

私は、40代に、アメリカの大学で西洋哲学の勉強をした。アメリカに住んでいるので、西洋とリベラルの考え方について、理解が進んだことは、自分のいる環境を理解するのに、役立った。『あー、そういう風に考えるんだね。』と、古今の哲学者の本からだけでなく、教授や他の生徒の発言を聞きながら、度々思ったりした。

アメリカの西洋哲学の授業は、西洋的思考が、素晴らしいもので、それを大学で教えて『継承していく』という雰囲気が、多分にあった。考えてみれば、これは、当然の姿勢で、日本人も日本的思考は、素晴らしく継承するべきと、考えている人も多いのと同じだ。

そこで、もしかしたら、乱暴な言い方かもしれないけれど、日本人は、西洋哲学が、自分たちの先祖のものではないし、継承する責務もない分、西洋哲学の自由な読み方ができる場合があるのではないかと思う。これは、夏目漱石について、外国人の方が、自由に読める可能性があるようなことだろう。

大学なんかで研究されている方は、ちょっと違うのだろうけれど、好きで読んでる日本在住の方々が、西洋哲学について書いた文章は、柔軟だし、新鮮だ。

私の知ってるnoteクリエーターで、かなり熟成された、哲学的思考を繰り広げてる、市井の哲学者を、3人、紹介する。

一人目は、スピノザについて書かれている、Gutti(グッチ)さん。私は、スピノザを読んだことがないので、敷居が高かったりするのだけれど、本当に、よくまとめられている。特に下の作品。尾崎の曲にしても、スピノザにしても、年月をかけて聴いたり、読んだり、考えたことが、わかりやすく、述べられている。一定期間、時間をかけて熟成された思考がここにはある。noteは、SNSなので、投稿頻度を上げるために、下書きを重ねたりする暇がないのは、私も同じ。けれど、長文は、やっぱり、ある程度、寝かせたり、編集した痕跡があるものが、読みやすい。

二人目は、ギリシア哲学ご専門の、まどろみ天使さん。プラトンとか、アリストテレスを、原文で読めるというのは、すごいこと。私、古代ギリシア語を2年勉強したけど、「なんで、こんな難しいん?」ということで、やめた経緯があって、尊敬の目。私は、プラトンは好きだけど、アリストテレスは、どうしても性に合わないとか、そのあたりのことも、お話してみたら、面白いだろうなーと読みながら、いつも考えたりしている。リンクは、哲学についての英語の詩です。

3人目、Kさんのこちらの投稿。『小学校1年の算数で、1+1=2になるのが「おかしい」と思った』というのが、すでに哲学者。そんな子供がいると知るだけで、嬉しくなった。大人になってから、カントを読んで、そのあたりを、解決しようとしたという経験について。実は、数年前に読んだが、ずっと、記憶に残る投稿。

哲学は、疑問から始まり、考え続けること、対話であって、職業としてやってる人以外は、時間はかかっても、一文のお金にも、もちろんならない。それでも、考えたことには、自分だけにわかる価値や前進があって、それを重ねている日本人がいるということ。さらに、それを母国語の日本語で読めるというのは、幸せなことです。


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