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hiiro_archive153
拝啓 十五の私へ――卒業した日に
今朝、いつものように息子を起こし、いつも通りパンとカフェオレを食べる。
そんな時、テレビからこの曲が流れてきた。
みんなのうたで、高屋奈月先生のイラストと共に流れてくるこの歌。
いつもはバタバタしている朝、今日は聞き入って――視界が滲んでいた。
カレンダーを見たら、ちょうど二十数年前、中学校を卒業した日だった。
ふと、卒業式の日を思い出したのだ。十五の私にタイムスリップしたかのように。
今 負けそうで 泣きそうで 消えてしまいそうな僕は 誰の言葉を信じ歩けばいいの?
ああ、中学の時こんなことを思っていたよなぁ。
というか、大なり小なり悩みがちである。
大人になって振り返れば大したことはないことでも、中学の頃は私も家と学校と塾とピアノ教室しか世界がなくて。
アラフォーの私がそんな事あったなと振り返る日々も、精一杯で、誰の言葉を信じ歩けばいいの――本当にそんな気持ちだった。
卒業式が終わった後の校庭、クラスの輪には入れず、少し離れたところで立っていた。コソコソと「打ち上げどうする?」という声だけが聞こえた。
誰も、私の方は振り向かず、このクラスに最初からいなかったかのように。
ひとつしかないこの胸が何度もばらばらに割れて 苦しい中で今を生きている
校庭の香りと風で舞う砂埃が、まるでそびえ立つ壁のようだった。
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