僕の大好きだった人~Mちゃんと僕~
僕は君の好きな僕で生きられてるのかなって
僕は僕の好きな自分で居られてるのかって
大人になった今も、ずっと考えてるけど。
僕の大好きだった人~Mちゃんと僕~
Mちゃん「星くん…ちょっと相談があるねんけど…」
Mちゃんからの電話なんて珍しくて
なんか嬉しくなっちゃいけないって
自分で勿論わかってるけど
「ん?どしたの?」
Mちゃん「ちょっと二人で話す時間くれない?」
「いつでもいいよ、いつにする?」
Mちゃん「今週末、星君の家行ってもいい?」
引っ越してから少し時間がたってて
よく皆遊びに来てくれてたけど
まさか一人で来るの?
「え?一人で?外にする?梅田で会おうか?」
Mちゃん「いやちょっと時間かかるかもやし、家の方が…
星君困らせちゃうかな?」
困るというか
俺がMちゃんの事好きなの伝わって無かったっけ?
あれ?なんとなく知ってるよな?とプチパニック。
「わかった、とりあえず来れば?けど狼化したらごめんね」
Mちゃん「星君そういうタイプじゃないのわかってるから笑」
当日
やっぱり可愛いMちゃんは想定通りの相談をしてきた。
Mちゃん「私…マモル君が好きでさ…」
いや知ってるよ!
「あいつほんま良い奴よな!俺も大好きやねんけど!!笑」
マモル君の事どっちが好きか自慢みたいな
よくわからない大会が始まって。
色んな話しをしてて気付いたらもう夜になってた。
「晩御飯どっか食べに行く?そのまんま帰る?」
Mちゃん「星君…今日このまま泊まっちゃダメかな?晩御飯、私が何か作ろうか?」
あ、これは流石にダメだ。
「流石に泊まるのはよくなくない?」
Mちゃん「やっぱダメかな?なんか女友達!みたいなノリやから!笑」
Mちゃんが本能的に気付いてたのか、今もわかんないけど
当時の僕はまさか自分が男の人を好きになるなんて、考えた事も無くて。
「いや、あのさ」
俺はMちゃんの事が好きだよって言っちゃった方が楽なんじゃね?
え?自分が楽になる為に告白するの?それ意味わかんなくない?
付き合いたいの?そりゃ付き合いたいよね…
けどMちゃんはマモル君の事好きなんやろ?
マモル君も裏切る事にならない?え?どうするの俺。
Mちゃん「ん?」
「いやあのさ、俺…」
Mちゃん「どしたの?」
「…あ、俺ハンバーグ食べたいわ、作ってくれたりする?あとさお願い?があるねんけど…」
Mちゃん「え?泊まっていいの?やった!お願い?」
「ご飯食べた後でちょっとだけ曲書いたりしたいから、一人にしちゃうのと、作曲中ちょっとうるさいかもやけど大丈夫?」
Mちゃん「勿論邪魔はしないけど、居るだけで邪魔になる?」
「いやそれは大丈夫やから、あと勿論やけど、変な事はしないからそれは約束しとくね」
Mちゃん「わかった!なら泊まらせてもらうね!買い出し行こ!!」
自分に言い聞かせる様にMちゃんと約束をした。
せめてもの抵抗!!
みたいな気持ちになって
晩御飯の時間に部屋の電気を少しだけ暗くして
キャンドルをテーブルに置いて二人で食べた。
Mちゃん「なんかちょっとお高い店に食べに来たみたいやね!」
と笑うMちゃんが
やっぱ好きだなと思いながら
寝て、次の日
「俺バイトあるからMちゃん鍵預けとくね!18時頃帰ってくるから好きな時間に帰ればいいよ!鍵ポストに入れといて!」
バイトが終わって帰りながら
もうMちゃん帰ってるよな…
まだ居てくれてたらいいのにな
昨日ハンバーグ美味しかったな
なんて考えながら
ポストに入ってる鍵を見て、現実に戻された気分になった。
さて昨日の続き書くかと歌詞を書く用のパソコン画面を見たら
デスクトップに見た事の無いメモが貼ってあった。
~星君へ~
相談乗ってくれて、泊めてくれて有難う、
昨日ご飯食べたあとに、ギター持って鼻歌を歌ってる星君がすごくかっこよく見えて、ちょっと惚れたよ!笑
マモル君より先に出会ってたら星君の事好きになってたかも!って思った。
ほんと有難うね!マモル君に告白する勇気もらったよ!!
その日の僕はひたすら泣きながら一人で曲を書いてた。
次回 僕の大好きだった人~Mちゃんとマモル君の初デート~
お楽しみに!
