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【エッセイ×ストーリー】わたしは頭のなかに、彼女を住まわせることにした


好奇心旺盛なわたしは、「あれもこれもやりたい病」によくハマる。
そのくせ、全部やりきれなくて……できなかった自分に自己嫌悪。


自己嫌悪のループが長く続くとどうなるか、わたしはよく知っているのに。
そう、自己肯定感が下がってしまうのだ___。

そうなる前に、わたしはいつもと違う行動をした。




【エッセイ×ストーリー】この展開は……あの前触れだ

▼ この展開は……あの前触れだ


年初めって無敵だ。
そう思うのはわたしだけ? だろうか……。


「今年はあれもこれも挑戦してみたい!」
やりたいことのワクワク感で埋め尽くされている。

新しい扉を開けるときって、なんて楽しいんだろう。


とくに今年は、VISION BOARDも作ったせいか、いつも以上に夢と希望であふれていた。


でも、1月も終盤に入るころ、そこにあるのは……いつも通りの日常。新しい年のフレッシュさはだいぶ薄まり、色褪せ始める。

無敵のわたしはどこへやら……新年の魔法がとけようとしていた。


魔法がとけたあとに残るのは、あれもこれもと掲げた目標や夢たち。
そして、「今日も終わらなかった……」とガッカリしている自分。


あれもこれも病は、素敵な魔法のような時間を見させてくれるものの……魔法がとけたあとの落差と代償は大きいのだ。


体力も時間もなくて無理、終わらない……。
「できない」と「ガッカリ」を繰り返す日々。


まずいな……。このままだと……アイツに飲み込まれてしまう……。
メンタルダウンと自己肯定感の急下降は、ジェットコースターなみ。


冬空のようなどんよりとした厚い雲は、すぐそこまで差し迫っていて、わたしの背中に手をかけようとしていた。


【エッセイ×ストーリー】ゆるトークって一体なんなんだろう?

▼ ゆるトークって一体なんなんだろう?


「なにかをはじめたい人のゆるトーク会」あなたの"はじめたい"を聞かせてください!

ライティングコミュニティの雑談チャンネルに飛び込んできた文字。


立春を目前に控えた2月2日。
わたしは、さくらさくさん(@sakura_39_dog)とゆるトークしていた。


開口一番、「まじめ、丁寧すぎる」。
これまでにも耳にしてきた、聞き覚えのあるフレーズが飛び交ってきて、苦笑……。

コミュニティ内で話したときにも感じた、心地よいストレートさ。そのままの勢いが、パソコン画面から飛び出てくるようだった。


「ふわふわとザックリ」を重ね合わせた、ミルフィーユみたいなわたしの悩み。掴みどころのない悩みを汲み取ったのか、トークに織り交ぜてアドバイスしてくれる。


「メンタル落ちたら寝るっ」
「考えすぎをやめるっ」

「でも……無意識のうちに考えちゃってるんですよね」
「考えすぎが始まったら、庭にいって剪定するっ!」
「たしかに、ほかに集中すれば忘れられますね」

「考えすぎるのが癖になってるんなら、考えすぎないことを意識したらええねん」


感心するほどにストレートだ___。
わたしは心に響くワードを、ノートにいそいそとメモし始めていた。


自分のご機嫌をとる
「自分の好きなことをやる」
「自分に優しくしてあげる。人にしてあげるのとおんなじように」
「当たり前のことでも褒めて、褒めて褒めまくる」

見えない自分縛りをやめる
「動き始めてから考える」
「どうやったらできる? 考えて無理なら割り切りも必要」

全力で時間を短縮させる
「好きなことをやるために、全力で時間短縮と線引き」
「どうやったら最短で終わらせられる? それを考える」
「朝のフレッシュな時間を自分の時間に使う」

感謝日記を日中から意識する
「自分との会話を大切にしながら、夜に書く感謝日記を意識して過ごす」


***


ゆるトークを終えたあと、いつになくパワーに満ち溢れている自分がいた。

そして、心に決めていた。
「note週1チャレンジに挑戦する!」


本当は、ほかにも手を付けなければいけないものや、やらなければいけないことがゴチャゴチャとあって、あまり要領がよくないわたしはnote週1チャレンジを見送ろうとしていた……。

でも、ブログラボの「note週1チャレンジに挑戦してみたい!」。
そう思った気持ちはごまかせなかったのだ。


動き始めてから考える。
好きなことをやるために、全力で時間短縮と線引き。


彼女の子気味いい関西弁のイントネーションが、頭のなかに響きわたる。


「よしっ! やってみよう」。
腹をくくったら、ブログラボの週1チャレンジシートに名前を入力していた。

未知の扉を開いたときはいつもそう。ドキドキと熱く速まる鼓動。
真冬の寒空とは反対に、わたしの心は晴れ晴れとした眩しさに包まれている。


新しい世界の扉を開けたわたしは、書きたくてウズウズしていた____。


【エッセイ×ストーリー】𠮟咤激励を飛ばしてくれる同居人あらわる

▼ 𠮟咤激励を飛ばしてくれる同居人あらわる


その日を境に、わたしの頭のなかでは子気味いい関西弁が響きわたることになった。


予定していたことが終わらずに、イライラ・モヤモヤしながらお風呂に入っているとき、ふとした拍子に彼女は語りだす。


「割り切りとはなんぞや……を口癖にしたらええねん。そしたら割り切りを意識できる。しかも、"なんぞや”自体ががそれっぽく聞こえるし」

不思議な説得力とエネルギーにみなぎっている彼女のお陰で、ここ最近のわたしは割り切り上手になりつつある。


まるで、ベストセラー「夢を叶えるゾウ」のなかに登場するガネーシャを手に入れたような気分だ。

くよくよ考えすぎる自分を頭のなかに置いておくより、彼女を頭のなかに住まわせて叱咤激励を飛ばしてもらう方が余程いい。


そして、2月最終日の今日。
短かった2月を振り返っている。


1年で最も早く過ぎ去るはずの月に、じつはわたしは朝活もスタートした。そして、海外クラウドソーシングへの挑戦も。
本来、朝も英語も大の苦手。でも、見えない自分縛りを緩めてみたら、案外できることはたくさんあった。


早朝のわたしはフレッシュさと程遠いが……きちんとパソコンの前にいる。
寝ぼけ眼のまま、自分時間を有効に使う。


それから1日の途中で、割り切り、時間短縮、線引きに意識を向けながら、感謝できることを見つけて、夜眠る前に感謝ノートに記す。


眼を閉じるとき、1日がんばった自分を褒めて、褒めて褒めてから終えるのだ。


彼女が頭のなかに住み始めてから、わたしは少しずつ変化している。
そのことを彼女に教えたら、「家賃払わんと」の見事な返しが飛んできた。

ユーモアたっぷりの彼女に苦笑しつつ、むしろ、なにかを払わなければいけないのは、こちらのような気もしている。


もし、あなたも“考えすぎる癖”があるのなら、たまには、自分の頭のなかの住人を変えてみるのも、いい選択なのかもしれない。

自分とは違う視点をもった住人は、小さな奇跡に気づくきっかけをくれるから。


***



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