過去問解答例:松本歯科大学(2009年度 一般前期1日目)
注意点
※あくまで解答例のみを掲載しており、著作権その他の事情により、問題そのものに関しては掲載しておりません。
①課題文や設問の解説、答案作成プロセスに関する解説、自身で作成した答案の添削などは、コタニをなんとか探し出して(笑)直接授業を受けてください。
②この答案をそのまま予備校などで提出しても、さらに添削される可能性があります。添削者の方針というのはさまざまに存在します。ここで掲載しているのは、僕自身が普段の講義やこの講座で解説している方針をもとに作成・監修している答案です。したがって無料で提供されている解答例の類よりも信頼性の高い答案だと考えています。しかし、だからといってこの答案例を絶対的な唯一の正解だと思わないようにしてくださいね。
③「この大学の解答例がほしい」というご希望に添えるかは難しいところです。僕自身の手元に過去問が存在すれば理論上可能です。しかし、僕自身の仕事のスケジュールに左右されるでしょう。また、過去問が公表されていない大学の場合、コタニが入手できない限りはかなり難しいと思ってください。
分析
「社会が医療従事者に求めることは何であると考えますか、 多面的に考えて答えなさい。 また、 あなたは 大学生活のうちにそれに対してどのように準備をしますか」という問題。
構成としては前段の「社会が医療従事者に求めることは何であると考えますか、 多面的に考えて答えなさい。」にまず着目して分析する。「社会が医療従事者に求めること」を複数挙げ(第1段落)、その関係性について具体例を交えて説明する(第2段落)、その後に「大学生活のうちにそれに対してどのように準備をしますか」に対応して、大学生活で準備できる活動内容を述べる(第3段落)といった展開でよいだろう。
(1)社会が医療従事者に求めること」、(2)大学生活で準備できる活動内容についてそれぞれメモを作成してから構成を考えた方がよいだろう。文章構成力が問われる問題である。
解答例
社会が医療従事者に求めることは、一つではない。まず、正しい知識と確かな技術を持つことである。医療は人の健康や命に関わるため、小さな間違いも許されない。歯科医療も同じで、正確に診断し、安全に治療できることが必要である。次に、医療者としての倫理観が求められる。患者の情報を守り、利益を優先する判断を行うことが、患者との信頼関係につながる。そして、患者や地域の人とよく話し合える力も大切である。医療は一方的に行うものではなく、患者が理解し、納得してこそ成立するからである。
これらは相互に関係している。知識や技術があっても、医療者としての倫理観がなければ、自分の利益を優先するおそれがある。また、よく話を聞き、分かりやすく説明できれば、患者は安心して治療を受けられる。特に歯科では、治療が長く続くことや、痛みに対する不安があるため、安心してもらうための会話が重要である。そこで、医療従事者は知識・技術・倫理観・話す力を学ぶことが重要だろう。
大学生活での準備として、授業や実習で基礎的な知識と技術を身につける。また、倫理や医療ルールについて学ぶ授業に真剣に取り組み、正しく判断する力を養う。さらに、ボランティアや地域の健康イベントに参加し、多くの人と接して話す練習をする。こうした準備を重ねることで、将来は歯科医師として社会の信頼に応える必要があると考える。
