過去問解答例:松本歯科大学(2008年度 編入学1期)
注意点
※あくまで解答例のみを掲載しており、著作権その他の事情により、問題そのものに関しては掲載しておりません。
①課題文や設問の解説、答案作成プロセスに関する解説、自身で作成した答案の添削などは、コタニをなんとか探し出して(笑)直接授業を受けてください。
②この答案をそのまま予備校などで提出しても、さらに添削される可能性があります。添削者の方針というのはさまざまに存在します。ここで掲載しているのは、僕自身が普段の講義やこの講座で解説している方針をもとに作成・監修している答案です。したがって無料で提供されている解答例の類よりも信頼性の高い答案だと考えています。しかし、だからといってこの答案例を絶対的な唯一の正解だと思わないようにしてくださいね。
③「この大学の解答例がほしい」というご希望に添えるかは難しいところです。僕自身の手元に過去問が存在すれば理論上可能です。しかし、僕自身の仕事のスケジュールに左右されるでしょう。また、過去問が公表されていない大学の場合、コタニが入手できない限りはかなり難しいと思ってください。
分析
「食」の安全性をテーマにした問題。ニュースや新聞を通して、ある程度の知識があれば問題ないが、そうでなければ字数を満たすのは難しい。
構成としてはオーソドックスな列挙型で問題ない。知識の有無に左右されてしまうので、書きにくいと感じる受験生もいるだろう。
解答例
現代社会において、「食」の安全性は重要な課題である。日々の生活に欠かせない食事が、健康を脅かす要因となる可能性があるからである。食の安全性を考えるうえで、主に三つの観点から問題を捉える必要がある。
第一に、食品添加物である。加工食品の普及に伴い、保存料や着色料などの添加物の使用が増加している。これらは食品の品質保持や外観の向上に寄与する一方で、過剰摂取による健康被害のリスクも指摘されている。
第二に、農薬や抗生物質の使用である。これらは農作物の収穫量を増やし、家畜の病気を予防する効果がある反面、残留農薬や薬剤耐性菌の発生といった新たな問題を引き起こしている。
第三に、食品の製造・流通過程における衛生管理である。食中毒や異物混入などの事故は、消費者の健康を脅かす。衛生管理システムの導入やトレーサビリティの確立により、安全性の向上と迅速な対応が求められる。
これらの問題に対処するためには、生産者や流通業者、消費者、行政が一体となって取り組む必要がある。生産者は安全な食品の提供に努め、流通業者は適切な管理を行い、消費者は食の安全に関する知識を深める。そして行政は、科学的な根拠に基づいた規制と監視を行うとともに、消費者教育を推進する役割を担うことが望ましい。このように、各セクターが適切に役割を担うことが、「食」の安全性につながると私は考える。
