過去問解答例:松本歯科大学(2007年度 一般前期)
注意点
※あくまで解答例のみを掲載しており、著作権その他の事情により、問題そのものに関しては掲載しておりません。
①課題文や設問の解説、答案作成プロセスに関する解説、自身で作成した答案の添削などは、コタニをなんとか探し出して(笑)直接授業を受けてください。
②この答案をそのまま予備校などで提出しても、さらに添削される可能性があります。添削者の方針というのはさまざまに存在します。ここで掲載しているのは、僕自身が普段の講義やこの講座で解説している方針をもとに作成・監修している答案です。したがって無料で提供されている解答例の類よりも信頼性の高い答案だと考えています。しかし、だからといってこの答案例を絶対的な唯一の正解だと思わないようにしてくださいね。
③「この大学の解答例がほしい」というご希望に添えるかは難しいところです。僕自身の手元に過去問が存在すれば理論上可能です。しかし、僕自身の仕事のスケジュールに左右されるでしょう。また、過去問が公表されていない大学の場合、コタニが入手できない限りはかなり難しいと思ってください。
分析
600字で答案を作成するには、相当に具体性を持たせた内容にする必要がある。大雑把なメモでは、制限字数に程遠いものになる可能性がある。設問の「具体的に」は、この点を考慮した表現であろう。
メモを作成する段階で、具体性を意識しておく必要がある。また、かなり丁寧な文章表現を意識しておく必要もあるだろう。
解答例
まず、いじめている子、いじめられている子双方に共通して、命の尊さは万人に等しく認められるべきものである点を強調する。いじめは、相手の尊厳を傷つけ、心身に深刻な影響を及ぼす行為である。
そのうえで、いじめられている子には、まずはその場の状況から離れることが不可欠であろう。一人で抱え込まず、信頼できる大人に助けを求めることが重要だと伝える。苦しい状況から逃れる方法が必ずあることを伝え、そのためにいったん現在の環境から離れ、気持ちを落ち着けるようにアドバイスする。そして、命の尊さについて、自らの命はかけがえのないものである点を説明し、その子が自殺などの行動に出ないよう説得する。
一方、いじめている子に対しては、相手の気持ちを思いやる心を育むことが不可欠であろう。人との絆を大切にし、思いやりの心を持つことが、いじめをなくす第一歩となると考える。加えて、いじめが重大な人権侵害や犯罪につながる可能性があることを自覚させて、行為の重大さについて認識させることが肝心であろう。具体的には、例えばいじめていた相手に重大な精神的、肉体的ダメージを負わせることの犯罪性について説明し、これ以上いじめを行わないように説得する。
このように、いじめやこれに伴う自殺などの悲劇が起こらないように、私たちも説得などさまざまな方法で子どもたちに関わっていくことが重要であると私は考える。
