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過去問解答例:久留米大学(2010年度 一般)

注意点

※あくまで解答例のみを掲載しており、著作権その他の事情により、問題そのものに関しては掲載しておりません。

①課題文や設問の解説、答案作成プロセスに関する解説、自身で作成した答案の添削などは、コタニをなんとか探し出して(笑)直接授業を受けてください。

②この答案をそのまま予備校などで提出しても、さらに添削される可能性があります。添削者の方針というのはさまざまに存在します。ここで掲載しているのは、僕自身が普段の講義やこの講座で解説している方針をもとに作成・監修している答案です。したがって無料で提供されている解答例の類よりも信頼性の高い答案だと考えています。しかし、だからといってこの答案例を絶対的な唯一の正解だと思わないようにしてくださいね。

「この大学の解答例がほしい」というご希望に添えるかは難しいところです。僕自身の手元に過去問が存在すれば理論上可能です。しかし、僕自身の仕事のスケジュールに左右されるでしょう。また、過去問が公表されていない大学の場合、コタニが入手できない限りはかなり難しいと思ってください。

分析

  • 医療と密接に関わる福祉分野として、介護に関しては医学部で出題されるケースが見られる。超高齢社会である点を踏まえると、2024年現在でも押さえておいたほうが良いテーマである。

  • 例年通り、構成さえしっかりしていれば、さほど苦労する問題ではない。時間内で答案を書き切るトレーニングを重ねておきたい。

解答例

 近年、わが国の社会が超高齢社会と位置付けられ、高齢者の増加が進む中で、家庭における高齢者介護の重要性が従来以上に高まっている。高齢者が住み慣れた環境で自立した生活を送れるよう、家族による適切な介護が欠かせない。
 まず、家庭における介護では、高齢者の身体的・精神的状況を十分に把握する必要がある。認知症の有無や日常生活動作能力の程度など、一人ひとりの状態に応じた対応が求められる。介護者は医師やケアマネージャーといった医療・介護の専門家と連携し、適切なケアプランを立てることが重要である。
 加えて、介護者自身の心身の健康管理にも留意する必要がある。過剰な負担は身体的・精神的な疲労を招き、良質な介護を阻害する要因となる。家族の役割分担や、介護保険制度によるデイケアなど外部サービスの活用を積極的に検討するといった、介護者の負担軽減に向けた取り組みが欠かせない。
 また、家庭における介護を考えるうえで、経済的な課題も重視されるだろう。介護に伴う出費の増加は、世帯の生活に影響を及ぼす場合も多い。介護保険制度による各種サービス活用はもちろん、介護休業などの制度面での支援を最大限に利用することが介護者に求められる。この課題を解消するために、企業による制度面での整備だけでなく、介護者である従業員に対する制度利用への理解は今後ますます重要になるだろう。これらの取り組みは、介護者が社会から孤立してしまう事態を避ける意味でも重要であろう。
 このように、高齢者の尊厳ある生活を守るためには、高齢者一人ひとりに合わせた適切な介護と同時に、介護者に対しても負担軽減、経済的支援の確保など、様々な配慮が必要となる。家族での介護が社会から孤立することを避け、社会全体で家庭内における高齢者介護を支える体制づくりが求められていると私は考える。

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