映画と小説が友達だった。
今は1人が大好きな私だけど、若い頃は1人なことが寂しかった。
今も時々、寂しさを感じる時はある。
でも、そんな時は素直に友達に「喋りたい、話そうー!」って電話をしている。
それも1ヶ月に1回あるかないかくらい。
普段はLINEもほとんどしない。
で、私の若い頃に話を戻すと…
今みたいにSNSが発達してなかったし、当時流行ってたmixiとかも私は抵抗があってやってなかった。
友達はみんな彼氏持ちか、仕事の休みの予定がなかなか合わない。
偏屈なので、友達も少ない。
どうしたって1人で過ごすしかない時間が多かった、多すぎた。
でも、幸か不幸か、私は1人出かけることに抵抗がなかったし、母の実家があった東京には行き慣れていたので、1人で東京にブラブラ買い物に出かけたりした。
でも常時出かけてるわけにもいかない。
そんな私の友達は映画と小説だった。
映画は俳優さんから入ることが多かった。
ありきたりだけど、ジョニー•デップやナタリー•ポートマンが好きで、彼らの出演作品をひとつひとつ見て行った。
ジョニーは、パイレーツ•オブ•カリビアンからイメージがガラッと変わった気がするけど、それまではけっこうダークなものが多かったと思う。
ジョニーはティム•バートン監督作品によく出演してたな。
あのダークファンタジーな感じとジョニーのビジュアルと演技がすごくよくマッチしてたと思う。
決してハッピーではないけど、ギルバート•グレイプも良かった。
ナタリー•ポートマンはもう「レオン」から好きで、子どもなのに、あんなに魅力的な女の子はナタリーのほかにいないんじゃないかって思う。
そして、知的で美しく成長したナタリー、今でも大好きな女優さん。
「あなたのために」は、ナタリーには珍しい作品と思ったけど、軽そうでいて、でもちゃんと心に響くものがある名作だと思う。
邦画より洋画が好きで、10代の頃はJUNONで盛り上がる女子たちを横目に、SCREENやムービースターを読んでいたっけ。
人と同じのが嫌だったしね。
偏屈なのは昔からね。
小説はよしもとばなな、池上永一、原田マハが大好きだった。
原田マハの小説は今でもたまに手に取る。
彼女の文章はずるい。
泣く準備がないのに、不意打ちで涙腺を刺激してくるんだ。
よしもとばななも、池上永一も、著者のカラーが色濃く出てると思う。
ばななさんの透明感のある、捻くれてない、純粋な、まっすぐな文章が好きだ。
池上永一のまるで漫画を読んでるかのようなアクティブで、ジェットコースターみたいな展開が好きだ、そして沖縄の話はみんな、行ったことがなくても、そのまま、沖縄の風と匂いがするような、そんな気持ちにさせてくれる。
今は娯楽はたくさんあって、孤独を埋めてくれるものがたくさんあるけど、私はあの時、自分の孤独の横にいてくれた映画と小説に感謝してる。
