ムンクの叫びは叫んでいなかった?『おとなのための知的雑学』で発見した面白ネタ7つ
以前、ジャンルごとに一冊ずつ本を読んでいた時期がありました。そのときに読んだ一冊が『おとなのための知的雑学』です。(何のジャンルだったかは忘れてしまいました💦)
冒頭に触れられていますが、出来事の背景を知っておくと、情報を得たときに、より深く理解できるようになるのです。
背景を知らないと、情報を表面的にしか受け取れません。その意味で、情報を得るときは、なるべく多くの予備知識があった方が良いのです。
一方で、予備知識があると弊害があることもあります。そんなときは、運悪くマイナスの方向に行くこともありますが、多くの場合は知識があることで、問題を解決できる可能性は高まるので、やはり知識はあった方がよいでしょう。
もちろんケースバイケースではありますが、人は情報を得ながら成長していくものです。
本書は、出来事一つひとつが2分ほどで読める内容にまとめられているので、読みやすいです。「なるほど」と思える内容ばかりでした。
一方、2分程度で読める、500~600文字ほどの情報量ですので、少し物足りなさもあります。
ぼくも気になることが多く、自分でもいろいろ調べてしまいました。
本書の紹介の中で7つ、「ほう、そうなんだ!」と思えることを私自身で調べた内容も交えながら、ご紹介していきます。
ネタバレがありますので、ご了承ください。
作品のリンク
Audible版【耳から聞きたい方】(オーディブル会員なら0円)
書籍版【じっくり読みたい方】
私自身、AudibleとKindleの両方を使っているので、この記事の後半で、実際に使ってみた感想をもとに、AudibleとKindleの違いをまとめてみました。
ムンクの『叫び』の人は叫んでいない

てっきり私は、「叫んでいる人」の作品だと思っていました。実際は、「自然を貫く果てしない叫び」に怖れおののいて耳をふさいでいる姿なのです。
そういわれると、たしかに耳をふさいで恐怖におののいているともとれます。
タイトルだけを見ると勘違いしてしまいますね。
きっと叫んでいると思う人は多いと思います!
私は作品を見る目が少し変わりました。背景を知るだけで、一枚の絵から受ける印象はここまで変わるものなのですね。
七月/八月は皇帝にささげた月
1月~12月で1年です。日本でも海外でもその月ごとに呼び名があるのはご存じのことでしょう。この呼び名を調べるととても興味深いです。
現代の暦は古代ローマに端を発します。1年のはじまりが現代の3月をスタートし、12月で終わります。
当時の1年は10か月で約300日ということになります。
お気づきの通り、300日では実際の1年より短いため、季節とずれてしまうことから、後に1月、2月が加えられて1年は12か月となります。
さて、古代ローマでは、最初の3月~6月までは神の名前が付けられていました。March, April, May, Juneはすべて神様由来です。それから先は、5番目の月、6番目の月と順番につけられていきました。
7番目(セプテンバー)、8番目(オクトーバー)、9番目(ノベンバー)、10番目(ディッセンバー)と言われる通り、今でも1年が10か月だったころの名残りが名称に反映されています。
1月、2月が増えたときは神の名が与えられました。
残りの7月、8月は当時暦に関して功績のあった皇帝の名がつけられたのです。7月(ジュライ)は、ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)が、8月(オーガスト)は、アウグストゥス(Augustus)がそれぞれつけられたのでした。
今後、暦が大きく変わることがあれば、新しい月の名前が生まれる日も来るのかもしれませんね!
毎日何気なく使っている月の名前にも、2000年以上前の歴史が残っていると思うと面白いですね。
「二枚目」の語源は歌舞伎から
歌舞伎役者は、以下のように並んでいるようです。
1枚目:主役(一座の顔)
2枚目:イケメン役(2枚目俳優)
3枚目:道化役(笑いをとる役)
1枚目が主役というのは意外でした!
さらに言うと、8枚目まであるようです。8枚看板って聞いたことないですか?
せっかくですので8枚目までご紹介です。
4枚目:中軸(中堅役者で物語の安定感)
5枚目:敵役(主役に立ちはだかる敵)
6枚目:実敵(敵役ながら憎めないキャラ)
7枚目:実悪(物語の真の黒幕)
8枚目:座長(一座の責任者)
歌舞伎など、いろいろな役があるのですね。
あなたは、どこの役どころになりたいですか?ぼくは、6枚目の敵役ながら憎めないキャラがいいかなと。
理由はあまり人から憎まれたくないので。
でも敵役だから、最後は負けてしまう運命なのかな(笑)。
そう思うと、3枚目が良いのかもしれません。
「関東地方」と「首都圏」の違い
どちらも東京を中心とした言い回しです。どちらが大きいと思いますか?名前だけを見ると、関東地方の方が広いと思ってましたが、実は首都圏の方が広いです。
関東地方:1都6県(東京、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川)
首都圏 :関東地方に山梨県を加えたもの
関東地方は、法律上の定義はなく、自然地理的、行政的区分で1都6県となっています。関東地方ではない山梨県は中部地方(甲信越)に入ります。
一方、首都圏整備法では、東京都を中心とする周辺地域が首都圏として定められており、その対象には山梨県も含まれています。
天気予報や災害情報では、関東地方が良く使われ、交通情報や経済圏などは、首都圏が使われるようです。
これは私も初めて知りました。山梨県民の中には、「関東地方」と「首都圏」の違いを意識する人も多いようです。関東地方と言われると、「いや、山梨は中部地方です!」と訂正が入るようです。
米兵のチョコレートは日本が負担していた
「Give me chocolate」は、戦後の日本において、日本の子供たちが米兵にチョコをねだる場面がよく見られる光景となりました。
実際、駐留していた米兵たちが、子供たちに手持ちのチョコを配っていたのですね。
ずっと、米兵のポケットマネーから出されていたものと思ってましたが、どうやら日本政府がその予算を負担していたようです。
ポケットマネーではなく、日本側が予算を負担していたのでした。私はてっきり米兵の善意だけだと思っていたので、少し意外でした。
当時の出来事も、背景を知ると印象が変わるものなのですね。
おかゆと雑炊のちがい
どちらも同じと思っていたら、違っていました。
おかゆは生のコメをやわらかく炊き上げます。
一方、雑炊は一度炊いた米を再び煮込みます。
これだけだと、結果は同じになりそうですが、実は違います。
おかゆは、柔らかく炊き上がり胃に優しいイメージです。
一方、雑炊は、お米の「つぶ感」が残ります。
お茶を頻繁に飲むと風邪予防になる
お茶の成分に風邪予防効果があるようですが、その成分は胃に入ると胃酸で無効化されるので直接的には意味はないようです。
本書によれば、風邪ウィルスを撃退するのは、お茶の成分ではなく胃酸のおかげです。
しかし、よくよく調べるとお茶も効果があるようです。
つまり、お茶に含まれるカテキンには抗ウィルス効果があります。のどについたウイルスをカテキンがブロックし、その後、飲み込まれて胃へ流れ、胃酸によって不活化されます。
粘膜の防御機能を保つ効果を持つため、結果、お茶を飲む習慣がウィルス抑制となり、風邪予防となるのでした。
風邪予防のメカニズムも面白いですね。
ここまでが本編となります。
今回ご紹介した7つ以外にも、「へぇ、そうなんだ!」と思える話がたくさん載っていました。短時間で気軽に読める一冊なので、雑学が好きな方にはおすすめです。
実際に使ってみたAudibleとKindleの違い
Audibleで聴くか、Kindleで読むか迷うこともあると思います。
それぞれの良い点、悪い点を実際に使った感想をもとに比較してみました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
今日の小さな気づきが、どこかで誰かの役に立てば嬉しいです。もし「こういう経験がある!」という方や、疑問・感想などがありましたら、ぜひお気軽にコメントしてください。お待ちしています。
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