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デジタル化は本当にエコなのか? 便利さの裏で増えている「見えないムダ」を考えてみた

おはようございます。先日、ねんきん定期便から、郵送を廃止してデータ化する旨のお知らせを受け取りました。

そこにひっかかる一文がありました。それは、
環境に優しいペーパレス化にぜひご協力ください」という文言です。

果たして、ペーパレス化はエコなのか?という思いがでてきたのです。

最近、学校でも職場でも「紙をなくしてデジタルに」という動きがどんどん広がっています。たしかに、紙を使わなければ木を切らなくていいし、印刷もしないからインクや輸送のCO2も減ります。
「それってエコじゃん!」と、思いますよね?

でも、本当にそうでしょうか?


デジタル化にも「環境コスト」がある

紙の代わりにデータになると、その情報はクラウドやサーバーに保存されます。
そしてサーバーは、24時間365日動き続けていて、情報を見る・見ないに関わらず電力を使います。
その電気を作るために、まだ多くの場合 石油や石炭などの資源を燃やしています。

つまり、「紙が減ってエコ」かと思いきや、裏側では別のCO2が出ているのです。

とくに、

  • よく使うデータの場合: アクセスが増えてサーバーの稼働量もアップ

  • あまり使わないデータ場合: 保存し続けるだけで電気を使い続ける

利用頻度の大小にかかわらず、デジタル化するとずっと電気を使い続ける(=CO2を排出し続ける)という現象が起きています。

本当にエコなのは「まず減らす」こと

そもそも、一番エコなのは「紙」か「デジタル」かの議論の前に、
「この業務や書類って本当に必要?」と立ち止まって考えることだと考えます。

例えば…

  • 誰も見ていない報告書

  • 同じ内容を何度も違う形式で作っている資料

  • 印刷したけどすぐ捨てる配布物

こういうものをゼロにすれば、紙もデータも不要。エネルギーは一切かかりません。

次に、不必要なものを削ったあとで、残った必要な情報を統合・整理する。
それからデジタル化に進めば、ムダな容量や電力も最小限で済みます。

デジタルデータは「目に見えない」から危険

紙の資料なら机の上に山積みになって「ヤバい」とわかりますが、
データはパソコンやクラウドの中でどんどん溜まっても、見た目は変わりません。

その結果…

  • 無駄なデータが溜まり続けてサーバーがパンパン

  • 非効率なロジックによるプログラムで機械のパワーを食い続ける

  • 従来技術で済むのに、AIなど高性能システムが無駄に動いて電力を過剰消費

こういった「見えないムダ」が静かに増えていきます。
しかも、それを見極めるのは専門知識がないと難しいのです。

例えば、サーバーの中のデータは、倉庫に詰め込んだ荷物のようなものです。外からは見えませんが、保管するために倉庫(=サーバー)の空調をずっと回して電気を使っているような状態です。

外から見えない倉庫なので、専門家が立ち入って調べるしかなくなるのです。

これから私たちができること5ステップ

とはいえ、「時代の流れに乗り遅れないようにデジタル化しつつ、エコも進める」ことは大切です。どうしたらいいでしょうか?

5つのステップを考えてみました。
あなたなら、どこから減らせそうですか?

  1. まず紙でもデジタルでも、不要な業務・書類をなくす

  2. 必要な情報は重複やバラバラを統一して整理する

  3. デジタル化するときはアクセス頻度や保存期間ごとに管理方法を変える
    (使わないデータは低電力のストレージへ)

  4. 定期的にデータの棚卸しをして、溜め込みすぎを防ぐ

  5. 新しいシステムやAIは「必要か、本当に効率的か」を見極める

といったことが必要なのだと考えます。

いや、ちょっと面倒、まずはやってみようという気持ちもわかりますし、そうしないと進むものも進まない。それもわかります。

今は、誰でもプログラムが組めます。AIに頼めば代わりに作ってくれます。だけど、「動けば良い」「効率化できれば後のことは知ったことではない」というメッセージがぼくの耳には聞こえてくるのです。(そら耳でないことを祈ります)

おわりに

今、あなたが毎日見ている資料ややり取りしている業務、本当に全部必要ですか?紙が鬱陶しいから、「とりあえずデジタル化」していませんか?

便利さだけで突き進むと、見えないところで環境負荷やムダが積み重なります。でも、不要なものを減らしてから進めれば、デジタル化は効率的でエコにもなります。

こんな話題、人に話したら「何言ってんの?」と一笑に付されるかもしれませんが、一度、あなたの職場や学校でも一度話題にしてみませんか?

もしかしたら、明日から本当に減らせるムダを見つけて、一歩進められるはずです!

編集後記

ここからは話題がかわります。

1年前の記事の紹介:東京駅の発展を考えてみた

日経トレンディの記事を読んでいたら、東京駅の成り立ちが解説されていました。田舎民のぼくからしたら相当、難解な東京駅ですが、成り立ちから考えると案外とシンプルなんだと思いました。

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