『生殖記』は性を真剣に描く深い物語|エロ本だと思ったら違いました💦🙇
おはようございます。『生殖記』という本を読みました。
タイトル的にエロそうなので興味本位で選んでみました(笑)
結果、そこまでエロくなく、真剣な性のお話でした。
読んだ感想をネタバレ込みで。どうかご了承を!
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比較:オーディブルとキンドルの違いを実際に使ってみた感想
音声で聴く読書と、紙や電子書籍の読む読書の良い点、悪い点を実際に使った感想をもとに比較してみました。
主人公は誰?
主人公は自分のことを『小生』と古風に表します。しかし、どことなく、客観視している感じがします。果たして誰が『小生』と言っているのか?これが最初の謎です。
話し手は、本書の最後まで明言されません。しかし、独特の表現でわかってきます。ヒントはタイトル『生殖記』です。寝ている間に膨張する表現で、「あ、そういうことなのね!」とひらめきました。
ところどころ正体を匂わせるのがおもしろいです。
20分で正体がわかり、一気に最初から読み直しました。話しているのがまさかの『生殖記』なら、その視点が最高です。
以前読んだ『正欲』に近いものを感じました。
あ、ここでAudibleで本来『尚生』という名前を『小生』と聞き間違えていたことが発覚しました。活字で確認は大切ですね💦🙇
性的に少数派の主人公が抱える事情に同情
主人公『尚生』は、家電メーカーに勤めるサラリーマンで同性愛者です。最近は、性的少数派のカミングアウトも多くなりましたが、実際は隠す人が多いのが現状です。
打ち明ければ楽ですが、どうしても隠してしまうのですよね。
だからこそ、『生殖記』の出番が少なく悩んでいる設定が切ないです。使われないままは辛い…は同情してしまいます。
同僚『イツキ』とLGBTQIA+
『尚生』の『生殖記』目線で少数派を描くのが独自です。
同僚女性『イツキ』は、性自認、性的指向(どの性に興味をもつか)は女性なので多数派です。しかし、性行為中は、自分は挿入側に周りたいと思うことに悩むのが興味深いです。
これも少数派?となりえるのが驚きました。
自分でも調べてみたら、この性的少数派の表現は、LGBTQIA+にまでになっています。ここで再びまとめた結果は以下の通りです。
L (Lesbian レズビアン): 女性同性愛者
G (Gay ゲイ): 男性同性愛者(尚生はこれ)
B (Bisexual バイセクシュアル): 両性愛者
T (Transgender トランスジェンダー): 心と体の性不一致
Q (Queer/Questioning クィア/クエスチョニング): 規範外、性自認を探る人
I (Intersex インターセックス): 両性を持つ人
A (Asexual アセクシュアル): 性欲、恋愛感情がない人
+: 上記以外のなどその他多様
『イツキ』は+(その他多様な性)ということになるのです。現代の性事情は複雑ですね。
少し理屈っぽい深堀り
本書は、2025年本屋大賞ノミネートされただけあり人気です。
ただ、『尚生』について哲学的に解説するから構文は若干複雑になっています。でも、生殖本能目線で同性愛の意味を問うのが新鮮だと思います。
生殖は本来、子孫繁栄のための行為です。そのため通常は男女で行われるのですが、同性愛者の生殖行為も、子孫繁栄に寄与している分析に納得しました。
総じて、おもしろく、同時に学びも多く読ませていただきました!
ここからはいつもの余談です
1年前の記事:noteを2年継続したようです
1年前はnoteの2年達成記念だったようですね。とすると、今は3年達成した時期でしょうか。
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