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ヤフトピで「離島引越し8億円」と取り上げられて困惑した理由。私たちが売上数字以上に大切にしたい「水温と循環」

先日、ありがたいことに当社の取り組みがYahoo!ニュース(ヤフトピ)に取り上げられました。

記事の中で「離島引越し 8億円」という大きな数字とともに紹介していただき、社内外の多くの方から「見たよ!」「すごいね!」とお声がけをいただきました。光の当たりにくい「離島の物流」という領域に注目していただけたことは、日夜現場で汗を流すスタッフにとっても大きな励みになりました。

お客様からいただいた2026年7月22日のヤフトピのスクリーンショット

一方で。
率直な気持ちを明かすと、代表の私としては、こうしたタイトルで取り上げられてしまったことに、参ってしまった感覚がありました。

引用元の、「西日本新聞様」の取材では、社会的意味合いの大きさとして取り上げていただいていただけに、こうした指名手配のような取り上げられ方をされて困惑でした。

西日本新聞:https://islandex.co.jp/news-and-pr/nishinihon-shinbun/

離島引越し 希望運ぶ
今回の記事では、離島専門の引越し会社として年間約800件の離島引越しをサポートしていることや、船舶輸送ならではの課題に向き合いながら、離島への移住と、そこに暮らし続けることを支える取り組みについて取材いただきました。

実は、私たちはこれまで「年商〇億円を目指そう」といった目標を掲げたことがありません。広告費もほとんどかけることなく、「離島でお困りのお客様のお役に立ちたい」「この仕事に楽しく誇りを持って取り組もう」ということだけをただひたすらに積み重ねてきたからです。

今回取り上げていただいた「8億円」という数字も、狙って作った実績ではありません。毎年徐々に取引量が増えて、1年間でお客様からお預かりした責任の規模がこのサイズになり、たまたまその結果としてこの金額になっただけに過ぎないのです。

(余談ですが、こうした規模拡大へのモチベーションの薄さは、もともと私自身が東北大震災きっかけで起業したことや、農学・応用生命科学の研究職を目指してきたキャリアも関係していると思います)

元々研究職を目指していたことと、震災影響で起業したこともあり、モチベーションの源泉がすこし異なるのかもしれない。

通り抜ける「水量」よりも、どんな「温度」の水になれたのか。そして、どんな「循環」の一部になれたのか。

お金を「水」に例えるなら、今回の数字はたまたま私たちのもとを通り抜けていった「水量」に過ぎません。私たちが事業を通して真に大切にしたいのは、水量の多さ(事業規模)ではなく、それが「どんな温度の水になったのか」「どれほど清らかな水になれたのか」ということです。

「荷物は無事に届くだろうか」 「知らない土地で、どんな人が来てくれるのだろう」

住み慣れた土地を離れ、海を渡る離島引越しには、誰もが強い不安や心細さを抱えています。そんな冷たく引き締まった想いに寄り添い、温かい声をかけ、汗を流しながら、笑顔で次の暮らしへと送り出す。

不安で冷たかった水が、現場での温かい関わりを通して、清らかで前向きな水へと変わっていくこと。それこそが私たちの使命であり、誇りです。そしてその心地よい温度の水が、また次の「温かい循環」へと巡っていく。そんな豊かな生態系の一部として、私たちは現場に立ち続けたいと思っています。

450件の口コミ分析で見えた、私たちが目指す「本当のインパクト」

「通り抜けた結果、どんな水になったのか」を確かめるべく、先日、当社に寄せていただいたGoogle口コミ450件(本文のあるアンケート225件)を全件抽出し、独自に分類・分析を行ってみました。

本来、引越し業界はトラブルや不満からマイナス評価がつきやすい世界ですが、ありがたいことに当社の口コミは平均★4.5(★4以上が91.8%)という高評価をいただいていました。

平均★4.5(★4以上が91.8%)という高評価

そして、そのアンケート本文を詳しく読み解く中で、とても象徴的な事実が見えてきたのです。

お客様が口コミで最も多く語っていたのは、プロとしての「作業の早さや技術(34件)」ではなく、その3倍近くにのぼる「親切・丁寧な対応(87件)」でした。

さらに驚いたことに、本来ストレスや疲労の大きいはずの引越し作業において、225件中13件のお客様から「引越しがエンターテイメントのように楽しかった」「スタッフの笑顔に元気をもらえた」という感想が寄せられていたのです。

売上という規模ではなく、現場を通り抜けた結果として「笑顔が増えた」「楽しかった」という声が残ること。これこそが、アイランデクスという会社が追求したい「本当の社会へのインパクト」なのだと、データを通して改めて確信しました。

「笑顔・楽しい」が顧客体験(CX)として評価

「きつい・きたない・危険(3K)」と言われがちな現場仕事において、お客様から「楽しかった」と感謝され、心を通わせる瞬間が生まれている。

私たちが積み重ねてきたものは、単なる「作業」ではなく、「人と人とが温かくつながり合う体験」まさに、コミュニティに属する体験(Community Experience=CX(アイランデクスの造語))だったのだと、データを通して改めて教えられました。

分析の詳しいデータや図表は、こちらのプレスリリースにまとめています (※ぜひ併せてお読みいただけると嬉しいです) [プレスリリース:『「楽しい引越しだった」と言われる理由とは? 離島引越し屋が届ける、人口減少社会でも人と人とが温かくつながり合える希望』](https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000053945.html

規模の大きさよりも、人と人との「温かさ」が評価される社会へ

効率化やデジタル化が進み、人と人との関係性が少しずつ薄くなっていく現代社会。 さらに過疎化や人口減少が進む離島地域において、人と人が直接顔を合わせ、手を取り合う「現場仕事」の存在感は、これからますます大きくなっていくと感じています。

バケツリレーのように、荷物を思いを持って届ける。

「どれだけ稼いだか」「どれだけ大きくなったか」という規模の評価軸だけでなく、「どれだけ現場で笑顔を生み出せたか」「どれだけ人と人とが温かくつながり合えたか」という『つながりの評価軸』を大切にしたい。

ヤフトピで「8億円」と取り上げていただいた熱気が残る今だからこそ、私たちはこれからも事業の規模を誇るのではなく、お客様や地域へ届ける「温かさ」や「清らかさ」にこだわり続けていきたいと思います。

これからも、離島の現場から社会を少しずつ元気にしていきます。 変わらぬ応援を、どうぞよろしくお願いいたします。

アイランデクス株式会社
代表取締役 池田和法

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