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グラミー賞やBRIT Awardsと比べたMusic Awards Japanの問題点

毎年、グラミー賞、BRIT Awards、American Music Awards、Billboard Music Awards、Mercury Prize、iHeartRadio Music Awardsなどを見るのが趣味なのですが、もちろんアジア版グラミー賞を目指しているMusic Awards Japanを見逃すわけにはいきません。

Music Awards Japanは今年で2回目になりますが、今年は去年に比べてあらゆる面で大幅によくなっていて、アジア最大のアワードを目指せる土台は整ってきていると感じました。

一方で、改善すべき問題点もあります。


向上した点

まずは、PA・中継の音質がすごくよくなっています。

ボーカルに寄りすぎず、低音域やグルーブ感を大切にした音のバランスで、日本のすべてのテレビ番組より好みです。

J-POPがかなり違った魅力をもって聞こえてきたことに感動しました。

Sam Smithの曲を聴くと、グラミー賞やBRIT Awardsの中継より音質がいいと感じるほど。

去年のMusic Awards Japanでは、アーティストごとに音質に大きな差がありましたが、それに比べると大きな進歩だと思います。

会場も去年に比べて圧倒的に広く、まるでグラミー賞のような配置。

去年は日本人の反応の薄さも相まって、会場がシーンとしているのが気になっていましたが、今年は、会場の広さ、構成、BGMなどのおかげで向上していました。

アーティストのパフォーマンスも去年に比べてレベルが上がっていたかと思います。

特に米津玄師のIRIS OUTのパフォーマンスはよかった。


グラミー賞の変革

一方で、改善すべき問題点もあります。

米津玄師のIRIS OUTが、海外でも日本でも圧倒的な実績を残しているにも関わらず、主要6部門で受賞をしなかったことが批判を浴びています。

これは、逆に言うと音楽業界関係者による公平な投票によって決まっていることの証なのですが、だからこそ批判を浴びやすく、長い時間をかけても改善をすべきポイントです。

この音楽関係者による公平な投票というのが原因で、グラミー賞は長年、黒人アーティストが受賞しにくいなどの問題点をかかえていました。

2021年、The Weekndがその年の売り上げや人気などで圧倒的な1位だったにもかかわらず、グラミー賞のどの部門にもノミネートされなかったことにキレて、グラミー賞をボイコットしてしまいました。

しかし、その後グラミー賞は変革を行い、グラミー賞の投票権を有する有権者で、有色人種、女性、若年層の割合を大幅に増やしました。

そのおかげで、2025年にはThe Weekndがグラミー賞のステージでパフォーマンスを行い、今まで人気のわりに受賞しにくかったBeyoncéや、Kendrick Lamarなどの黒人アーティストが主要部門の多くを受賞しました。

Music Awards Japanでも女性や、若年層の有権者を増やした方がいいと思われます。


海外アワード流の司会

菅田将暉さんの司会も気になりました。

海外のアワードでは、テレビ番組の司会者や芸人などが司会をすることが多く、圧倒的なトーク力があるからこそ、一人ですべてをこなすスタイルが成立するのだと思います。

例えばここ数年グラミー賞の司会をしているTrevor Noahは、有名なトーク番組の司会者を長年務めたコメディアンで、会場のアーティストを軽快にいじるトークもグラミー賞の魅力の一つとなっています。(ちなみにTrevor Noahは、南アフリカ出身でイーロン・マスクに次ぐ有名人かと思います。)

菅田将暉さんが人気なのはわかるのですが、一人で全てをこなす海外アワード流のスタイルでは役不足。

個人的には大泉洋さんあたりが適任なのではないかと思います。


アワードの知名度と格

また、KPOP Demon HuntersのHuntrix、XG、山下達郎など会場に来ていない受賞アーティストが多いのも気になりました。

Sam Smithを呼んだのはすごいですが、おそらくかなり多額の出演料を払ったからこそ。

アジア版グラミー賞を名乗るための第一歩は、ノミネートされた海外アーティストに多額の出演料を払わずとも会場に来てもらえるぐらいまで、Music Awards Japanの知名度や格を上げることかと思います。


来年も楽しみにしています!


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