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GPT-3の新しい言語モデルで読書感想文や実験レポートを作成してみた

 2022年11月29日にOpenAIから発表されたGPT-3の新しいモデル「text-davinci-003」で、読書感想文や実験レポートなど様々な文書を作成してみましたので、結果を紹介します。
 なお、実際にはGPT-3に英語で指示を出して、英語で結果が出力されていますが、冗長になるため、日本語訳だけを掲載します。


1.読書感想文

(1) 「老人と海」の読書感想文

指示:自分の体験を踏まえて、「老人と海」の読書感想文を作成してくください。
出力結果:

 「老人と海」は、キューバの老漁師サンチャゴと巨大カジキとの壮絶な戦いを描いたアーネスト・ヘミングウェイの名作である。この小説は、サンチャゴが、最近続いている不運を挽回するために、何日も海に出て魚を釣ろうとする旅を描いている。
 物語はサンチャゴの視点から語られ、人生や自然に対する彼の哲学的な考察に満ちている。小説の中で、サンチャゴは旅に伴う肉体的、精神的負担と闘う。年齢とそれに伴う身体的な限界にもかかわらず、サンチャゴはあきらめず、揺るぎない執念でカジキと戦い続けるのである。
 「老人と海」は、回復力と勇気を与えてくれる物語であると感じた。一見、乗り越えられないと思われる困難に直面しても、忍耐と決意の大切さを思い知らされた。サンティアゴの旅は、人間の精神の力と、何があっても進み続けようとする意志の証である。また、この小説にはキューバの風景や美しい自然の描写が鮮やかに描かれており、読む者を魅了する。
 「老人と海」は、勇気と決意の物語として、読者を魅了する不朽の名作である。どんなに困難な状況に陥っても、私たちは自分の中に強さを見出し、決してあきらめずに進み続けることができるということを思い出させてくれる作品だ。

コメント:後半2つのパラグラフは内容が重複しているので、整理した方がよいと思いますが、小中学生なら十分、宿題として提出できるレベルだと思います。

(2) 「星の王子さま」の読書感想文

指示:「星の王子さま」についての読書感想文を書いてください。
出力結果:

 「星の王子さま」は、フランスの作家アントワーヌ・ド・サンテグジュペリが書いた名作小説である。サハラ砂漠に墜落した無名のパイロットが、遠い星から来た幼い王子に出会うというストーリーで、他の星への旅、不思議なキツネとの友情、そして人生の意味を探し求める物語である。
 この「星の王子さま」は、老若男女を問わず心に響く永遠の物語だ。そのシンプルで深遠な文章は、物事の表面的な部分だけでなく、真の意味や幸福を見出すことの大切さを伝えている。物語の根底には、子供の目を通して世界を見ることで、人は人生の意味を見出すことができるというシンプルな真実がある。
 「星の王子さま」は、想像力をかきたてられ、読者にインスピレーションを与えてくれる楽しい作品である。挿絵も美しく、物語の持つ不思議な要素を見事に捉えている。また、友情、愛、喪失感など、人生の重要な教訓に満ちている。
 全体として、「星の王子さま」は、すべての年齢の読者にお勧めできる、楽しくて感動的な物語だと思う。時代を超えたストーリーと希望のメッセージは、読み終わった後も読者の心にずっと残るだろう。

コメント:本の紹介文のようで、あまり読書感想文ぽくはないですね。

(3) 夏目漱石の「こころ」の読書感想文

指示:夏目漱石の「こころ」の読書感想文を作成してくください。
出力結果:

 夏目漱石の「こころ」は、情感豊かな語り口と、人間の感情や心理の探求により、広く称賛されている日本の古典小説である。この小説は、名もなき語り手と、先生と名乗る年配の男性との友情を描いている。二人の友情を通して、語り手は先生の人生と、彼が過去に直面した苦悩を知ることになる。
 語り手と先生の関係は、生徒と教師の関係から始まる。先生はミステリアスで飄々としているが、やがて語り手に心を開き、語り手は先生についてもっと知りたいと思うようになる。先生は、自分自身の孤独と鬱の苦しみ、そして人生とは結局無意味であるという信念を明らかにする。小説が進むにつれ、二人の会話はますます親密になり、語り手は先生を父親のように思うようになる。
 「こころ」は、深い情感と心理的な探求に満ちた小説である。過去が持つ重圧とそれが現在の生活に与える影響、そして自分自身の内なる悪魔を克服することの難しさを考察している。先生自身の自己発見の旅は、自分のアイデンティティや世界における自分の居場所について悩む語り手自身の箔付けの役割を果たす。
 最終的に、「こころ」は人間の状態を力強く、感動的に描写している。孤独、後悔、無意味さといったテーマは、小説が最初に出版されたときと同じように、今日にも当てはまる。夏目氏の文章は思慮深く刺激的であり、登場人物は完全かつ多面的に表現されている。この作品は、時代を超えて読み継がれる名作である。

コメント:日本の作品であるにもかかわらず、かなり高度で知的な内容の読書感想文です。高校生でも十分、宿題として提出できるレベルだと思います。


2.実験レポート

(1) 中和滴定の実験レポート

指示:中和滴定の実験レポートを作成してください。
出力結果:
中和滴定の実験レポート
はじめに
 中和滴定は容量分析の一種で、酸と塩基の反応に依存して反応物の一方の濃度を決定するものである。分析対象物(濃度未知溶液)と定量的に反応させるために必要な滴定液(濃度既知溶液)の体積を求めることで、未知物質の濃度を決定することができる。この実験では、塩酸(HCl)を水酸化ナトリウム(NaOH)で滴定し、酸の濃度を決定した。

材料と方法
 この実験では、以下の材料を使用した。
- 25mL ビュレット
- 25mL ピペット
- 250mL 三角フラスコ
- 0.1 M NaOH標準溶液
- 0.1 M HCl
- フェノールフタレイン指示薬
- 蒸留水
- 撹拌棒
- メスシリンダー

 実験は以下のように行った。
1. 250mL三角フラスコに0.1M塩酸溶液を調製し、フェノールフタレイン指示薬を5滴滴下した。
2. ビュレットに0.1M NaOH標準溶液を満たした。
3. ビュレットを垂直に固定し、NaOH溶液の初期体積を記録した。
4. 4. 塩酸の入ったフラスコをビュレットの下に置き,滴定を開始した。
5. 5. NaOH溶液は、最初の微かなピンク色が現れるまで、攪拌しながら滴下した。
6. 6. NaOH溶液の体積を記録した。
7. この手順をさらに2回繰り返し、NaOH溶液の平均体積を算出した。

結果
 実験結果を表1にまとめた。
表1. 中和滴定の結果
試行 NaOHの体積(mL)
1 25.4
2 25.7
3 25.6
平均 25.57

考察
 実験の結果、塩酸の濃度は0.1Mであり、予想値と一致した。このことは、実験が成功し、使用した方法が信頼性が高く正確であることを示唆している。

結論
 水酸化ナトリウムを滴定液として中和滴定を行い、塩酸の濃度を0.1Mと決定した。実験結果は期待値と一致し、使用した方法は信頼性が高く、正確であることが示された。

コメント:一見、正しそうに見えますが、最初に用意した塩酸溶液の体積が書かれていない、塩酸の濃度の計算方法が書かれていないなど、色々と問題がありそうです。

中和滴定に使用する実験器具

(2) 電磁誘導の実験レポート

指示:電磁誘導の実験レポートを作成してください。
出力結果:

電磁誘導の実験レポート
I. はじめに
 電磁誘導は、変化する磁場が導体に電流を発生させる過程である。電気と磁気の最も重要な概念の一つであり、現代の電気工学で広く利用されている。この実験では、電磁石と電線コイルとの関係から、電磁誘導の原理を調べる。

II. 実験方法
 実験は、電磁石、電線コイル、および電源を使って行われた。電磁石に電源を接続し、電磁石の周囲にコイル状のワイヤーを配置した。そして、電源を使って磁界の強さを変化させる。
 実験は3段階に分けて行った。各段階で磁界の強さを変化させ、コイルに流れる電流の変化を観察した。コイルから読み取った値は、表に記録した。

III. 実験結果
 実験の結果は以下の表の通りである。
表1: 実験結果
| 磁界の強さ(mT)| 電流の大きさ(A)
| :-----------------: | :-----------------: |
|    0.5    |    0.2    |
|    1.0    |    0.5    |
|    1.5    |    0.7    |
|    2.0    |    1.0    |

IV. 考察
 実験の結果、磁界の強さが増加すると、線材のコイルに流れる電流も増加することがわかった。これは、磁場が変化すると導体に電流が発生するという電磁誘導の原理によるものである。
 また、磁界の強さとコイルに流れる電流の間には線形的な関係があることがわかる。これは、磁場を線形的に変化させると線形的な関係が期待できるため、電磁誘導の原理をさらに裏付けるものである。

V. 結論
 この実験は、電磁誘導の原理を実証するものである。磁場を変化させると導体に電流が発生すること、電流の大きさは磁場の強さに比例することが示された。

コメント:電流計を用意して電流の大きさを計測すること、コイルの中で磁石を動かす必要があること、磁石を動かす速度によっても電流の大きさが変わることなどの記述が足りないように見えます。

電磁誘導

3.歴史のレポート

(1) 産業革命についてのレポート

指示:産業革命が社会に与えた影響についてレポートを作成してください。
出力結果:

 18世紀から19世紀にかけて起こった産業革命は、特に社会のあり方や人々の暮らしに大きな影響を与えた。この生産と技術の転換は、商品の生産と流通のあり方を根本的に変え、当時の社会・経済の力学に大きな影響を与えた。
 産業革命の第一の効果は、農業を中心とした社会から工業社会への移行であった。このため、多くの人々が農村から都市へと移り住み、工場で働かなければならなくなった。これにより、都市には多くの人々が流入し、急速かつしばしば無秩序な成長を遂げた。この人口爆発は、過密状態、貧困、児童労働、劣悪な衛生環境といった問題を引き起こした。
 産業革命はまた、地主貴族から新しい実業家や資本家への経済力の移行を引き起こした。その結果、経済的にも政治的にも大きな力を持つ富裕層の工場主が生まれた。一方、人口の多くは貧困にあえいでいた。
 また、産業革命は、労働者階級の新しい生活様式をもたらした。人々は危険で不健康な環境で長時間働かなければならず、労働者の雇用保障や保護はほとんどなかった。このため、労働組合が結成され、賃金や労働条件の改善を求めて争うようになった。
 産業革命の進展は、さまざまな社会的変化をもたらした。人々はもはや土地に縛られることなく、仕事のあるところならどこへでも自由に移動することができるようになった。このことは、個人主義や自己決定の意識を高め、近代民主主義の発展の大きな要因となった。
 全体として、産業革命は社会に大きな影響を与えた。それは、人々の働き方、住む場所、そして生き方を変えた。それは新しい経済的、政治的権力、労働者階級の新しい生活様式、そして近代民主主義の発展につながったのである。

コメント:少し冗長で重複する部分があるが、主要な論点は網羅された合格点のレポートだと思います。

イギリスの紡績工場

(2) 鎌倉幕府の成立過程についてのレポート

指示:鎌倉幕府の成立過程についてレポートを作成してください。
出力結果:

 鎌倉幕府は、1192年に成立し、1333年まで続いた日本の封建的軍事政権である。日本で最初に成立した幕府であり、源氏が主導した。鎌倉幕府は日本の歴史の中で、強い中央政府と天皇の力の弱体化を特徴とする時代であった。
 鎌倉幕府の成立は、源氏と平氏との内戦である源平合戦に始まる。頼朝を中心とする源氏が勝利し、日本の軍事的支配力を確立した。頼朝は、天皇から征夷大将軍に任命された。
 源氏は権力を強化するために、軍事力を基盤とした政治体制を構築した。その一つが、幕府(軍事政権)の設立である。幕府は将軍が率い、法と秩序を維持する責任を負っていた。
 将軍はまた、「鎌倉法度」と呼ばれる一連の法律や規則を作った。これらの法律は、将軍の権威を確保し、武士階級の利益を保護するために作られた。鎌倉の法律は、警察、裁判官、行政官として活躍した武士によって施行された。
 鎌倉幕府はまた、政府と軍隊の資金を調達するために、税制を整備した。これには、農民への課税と通貨制度の導入が含まれる。鎌倉幕府はまた、全国に軍事的な地方組織を作り、その支配力を強化しようとした。
 鎌倉幕府は、外交政策にも力を入れた。中国との国交樹立、外国への使節派遣、外国からの侵略から国を守るための城郭網の整備などである。
 鎌倉幕府の成立は、日本の安定と繁栄の始まりであった。また、日本独自の美意識が確立されるなど、文化的・芸術的に大きな成果を上げた時代でもあった。また、鎌倉幕府は仏教を導入し、日本文化に大きな影響を与えた。
 鎌倉幕府は1333年、足利氏の幕府によって滅ぼされた。しかし、鎌倉幕府の遺産は、幕府が作り上げた日本の封建制度という形で、19世紀の終わりまで存続した。

コメント:概ね正しい内容だと思いますが、「御恩と奉公」、北条氏の執権独占による支配などについても記述すべきでしょう。

鎌倉の鶴岡八幡宮

4.修学旅行の作文

指示:京都への修学旅行についての作文を書いてください。
出力結果:
 学生時代の最も楽しい思い出の一つは、クラスメートと行った京都への旅行である。日本で最も美しい都市の一つである京都への2日間の小旅行だった。
 金閣寺、銀閣寺、京都御所など、市内の有名な場所をすべて訪れた。また、街を散策し、素晴らしい建築物や文化に触れる機会もあった。鴨川で川舟に乗ることもでき、忘れられない体験になった。
 特に、滞在中に行われた日本の伝統的なお祭りを楽しむことができた。餅つきや太鼓の演奏を見たり、日本の伝統工芸を体験したりすることができた。友人と楽しい時間を過ごしながら、街の文化や歴史について学ぶことができたのは、素晴らしい経験だった。
 この旅のハイライトは、伏見稲荷大社への参拝だった。私にとってとてもスピリチュアルな体験で、旅を締めくくるのにふさわしいものだった。京都では素晴らしい思い出を作ることができ、一生忘れることはないだろう。
 全体として、京都への修学旅行は素晴らしい経験だった。美しい街を散策し、その文化や歴史について学ぶ機会を得た。クラスメートと素晴らしい思い出を作ることができ、この経験はこの先何年も大切にしたいと思う。

コメント:特に問題はありませんが、修学旅行というより、外国人の日本旅行記のようですね。

伏見稲荷大社

5.夏休みの日記

指示:学生の夏休みの一日を日記に書いてください。
出力結果:

2020年7月7日
 今日は最高の一日だった。早起きして、近所を朝ジョギングした。太陽の暖かさを肌に感じ、涼しい風を感じながら走った。とても平和で爽快な気分だった。
 ジョギングの後、家族と一緒に朝食をとり、地元のビーチで泳いだ。太陽の光と波を浴びながら、海に入るのはとても気持ちのいいものだ。2時間ほど海に入って、のんびりと波と戯れた。
 海から上がると、ビーチを散歩して景色を眺めることにした。夏休みを楽しんでいる様々な人たちを見ることができたのは、とても印象的だった。地元の人たちとおしゃべりして、新しい友達もできた。
 帰宅後、シャワーを浴びてから、家族と一緒においしいランチを食べた。昼食後は、弟と一緒にビデオゲームをして過ごした。とても楽しくて、午後を過ごすのに最適な方法だった。
 一日の終わりには、外に出て夕焼けを見た。それは本当に美しく、私の顔に笑顔を与えてくれた。残りの夏休みも、こんな日が続くと思うとわくわくする。

コメント:あまり学生っぽくない、壮年の男性が書いたような日記ですね。


6.まとめ

 指示する文章を1行書いただけで、まとまった長さのそれなりのレベルの文章が一瞬で出力されるのは驚きです。少し修正しただけで、実際に使用することもできそうです。
 今後さらに改善していけば、学生のレポートなどは、ほとんどこれで作成できるようになってしまいます。コピペではないので、AIが作成したものか、本人が作成したものか判別するのも難しいでしょう。

 現在、画像生成AIによって仕事を奪われるのではないかと、一部の絵師やイラストレーターの方々が心配していますが、今後は、ライターの方々も、文章生成AIに仕事を奪われるのではないかと心配しなければならなくなるかもしれません

 また、今後は、ライターも、プログラミング支援AIのGitHub Copilotのように、文章作成支援AIの助けを借りて、AIが提案した文章を選択したり、修正したりしながら、文章を作成するのが一般的になっていくかもしれません。
 AIの進歩は驚くほど速く、あっという間に社会の常識を変えていきます。


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