登録販売者試験【ゆる漢方・過去問解説】令和7年度 関西広域連合ブロック|ロジックで解く徹底解説
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こんにちは、元ニート薬剤師のitaruです。
ゆる漢方の基礎編とキーワード編で、武器は手に入りましたか? ここからは、いよいよ「実戦」です。
令和7年度・関西広域連合ブロックで出題された「漢方関連の問題」をすべて抜き出し、「ゆる漢方」のメソッドを使って解説しました。
市販の過去問集の解説は、あくまで「正解はア」といった事実の確認になりがちです。 しかし、この記事の解説は違います。
「この選択肢は体力の名前の法則で切れる」
「構成生薬のルールから甘草が入っているとわかる」
「この処方は『一発キーワード』の〇〇があるから即決」
というふうに、「どういう思考回路で解くか(プロセス)」を言語化しています。
これを読むと、「あ、本当にロジック通りに解けるんだ!」という快感と共に、知識が実力へと変わっていくはずです。
※ゆる漢方の知識を前提に解説を進めていることはご承知おきください。
まずは試しに数問、ゆる漢方式解法の「解き心地」を試してみてください。
問22

ステップ①体力
問題文に体力が示されているので、まずは体力からチェックします。
漢方の名前から体力がわかるものは、b.柴胡桂枝湯です。
b.柴胡桂枝湯は、名前に「桂枝」が入っているので「体力下の人」に使います。問題文には「体力中等度又はやや虚弱」とあるので体力下の人に使うのは合っているのでb.は保留にしておきましょう。
※名前に「柴胡」も入っているためややこしいですが、名前に「桂枝」が入っているものの例外は桂枝茯苓丸だけなので、柴胡桂枝湯は「体力下の人」に使います。
ステップ②キーワード
問題文中で目につくキーワードを探します(キーワードを探す作業は知識と慣れが必要です)。
d.に記載のある「舌に白苔」というキーワードに目を付けたいところです。
では「舌に白苔」で思い出される漢方を確認してみましょう。
以下、ゆる漢方からの抜粋です。
小柴胡湯
【適する人】
<体力>中上の人
<症状>舌に白苔(はくたい)
【不向きな人】ー
【重篤な副作用】間質性肺炎、インターフェロン製剤とは併用禁忌
【構成生薬】甘草のみ(暗記不要)
<補足>
体力は、名前に「柴胡」が入っているから「体力中上の人」に使う(実際は「体力中等度の人」)。
本来、「柴胡」は体力上向きの処方なのですが、「小」柴胡湯なので、体力は上より小さくなり、「中」というイメージを持っておくと良い。
「舌に白苔」というキーワードは小柴胡湯にしか出てこない。
小柴胡湯独自のキーワードではないが、使用するタイミングはかぜの後期である。
このタイミングの覚え方は、「柴胡」→「さいこ」→「さいご」、といった連想ゲームのように考えて、「かぜの最後」あたりと押さえておくと良い。
名前に「柴胡」を含む漢方は「かぜの最後」あたりに使うという考え方は、他の漢方でも使うことができる。
小柴胡湯とインターフェロン製剤は併用禁忌というのは覚えておく必要がある。
そもそも、インターフェロンとは、ウイルスなどに感染したときに体内で作られる成分で、ウイルスが原因の肝炎を治す作用ある。
このインターフェロンを人工的に精製したのがインターフェロン製剤である。
肝炎治療のためにインターフェロン製剤を使用している人に、小柴胡湯を使用すると、間質性肺炎の副作用が起こる可能性が高まると言われているため、インターフェロン製剤と小柴胡湯の併用は禁忌とされている。
「舌に白苔」は小柴胡湯のキーワードでしたね。
つまり、d.は半夏厚朴湯ではなく、小柴胡湯の説明です。
これでd.は誤りと判断できました。
さらに、小柴胡湯の説明には「名前に「柴胡」を含む漢方は「かぜの最後」あたりに使うという考え方は、他の漢方でも使うことができる。」とありますね。
b.の問題文に「かぜの中期から後期」とあるので、柴胡桂枝湯の説明で合っていそうです。
柴胡桂枝湯に関しては体力も合っていたので、a.とc.が明らかに正しい文章出ない限りはb.が柴胡桂枝湯の説明で正しいと判断します。
では、a.の葛根湯とc.の小青竜湯のキーワードを確認していきましょう。
葛根湯のキーワードは「感冒の初期(汗をかいていないもの)」でした。
なぜ「汗をかいていないもの」なのでしょうか?
葛根湯は構成生薬に麻黄を含んでいます。
麻黄には発汗作用があるため、「汗をかいていないもの」に対して葛根湯を使い、汗と一緒に熱を出させるからでした。
a.の問題文には「感冒の初期(汗をかいていないもの)」はないので誤りの文と判断します。
ちなみに、a.は香蘇散の説明文です。
小青竜湯のキーワードは「うすい水様の痰」です。
小青竜湯の「青」とキーワードの「水」を近いイメージとして覚えていると楽に判断できます。
c.には「うすい水様の痰」のキーワードが含まれているので正しいですね。
まとめると、a.とd.が明らかに誤りの選択肢なので正解は3(b、c)です。
体力の名前の法則で誤りは見つけられなかったものの、b.の柴胡桂枝湯をある程度自信を持って正しい文と判断できた根拠の一つは体力のおかげです。
問25

これは構成生薬を思い出せば即答できる問題です。
①甘草+麻黄グループの漢方を思い出しましょう。

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