「続・続・最後から二番目の恋」が気になる
ドラマに限らず、いわゆる続編は「2匹目のドジョウ」感があからさまで、あまり好きではない。だけど、2012年に放映された「最後から二番目の恋」の2年後、「続・最後から二番目の恋」が始まったときは膝を打った。
一緒に年齢を重ねてきた?!
吉野千明を演じるキョンキョンこと小泉今日子さんと長倉和平役の中井貴一さんの掛け合いがたまらなく面白かったから。これ、アドリブだよな~と、大笑いしながら毎回見てた。
かと思いきや、不意にキョンキョンの言葉が刺さったり、心の声が胸に染みたりもして。
加えて、私は、和平の妹・長倉万理子役の内田有紀さんのキャラクターが好き過ぎて目が離せなかった。長年、家から出ることなく独自の世界で生きてきた万理子が、千明と絡むことで社会と交わっていく様子がなんともよくて。脚本家に成長していくけど、それでも、根は何も変わらない万理子が大好きだった。
今年、「最後から二番目の恋」の「続・続」編が始まると知って、「それ、やりますか⁈」と、正直、驚いた。そして、嬉しかった。
ここまで来ると、千明、いや、キョンキョンと一緒に歳を重ねてきた感覚だ。続編で千明が48歳だったとき、私は44歳だった。
続編から10年、千明も万理子も、そして私も、10歳、歳をとった。今、長倉家がどうなっているのか、千明と和平の掛け合いも、万理子のその後も、楽しみでならない。
アラカンのキョンキョンに、やっぱり釘付け
今週、第1回が放映された。
続編でアラフィフだったキョンキョンは、今回、アラカンになっていた。あたりまえだけど、それだけでちょっとジンとしてしまう。
幾つになっても、キョンキョンはなぜこんなに可愛くて、カッコいいんだろう。2012年も2014年も素敵だったけど、2025年もやっぱりカッコいい。白髪を生かしたまとめ髪も、ちょっとゴツ目の眼鏡も。
定年を1年後に控えた研修を受けてヘコんだり、段差も何もないところで突然転んだり。そんな毎日の中で、千明は「寂しくない大人なんていない」と言う。
そうだよなぁ・・・と強く共感する。
ちょっとしんみりしたところで場面が切り替わり、恒例の長倉家の朝食風景。千明と和平の掛け合いが始まる。
千明「美容院で、白髪を生かしてカッコいい髪形にしてくださいって言ったんですけど~」
和平「それ、わざとだったんですか?塗り忘れちゃったんじゃないかと思ってました」
そこから始まって、和平のもう一人の妹・典子(飯島直子)や万理子も絡んで、掛け合い(言い合い⁈)はどんどんヒートアップしていく。どこまでがセリフで、どこからがアドリブなのか。きっと台本には、途中から「流れで」とか書いてあるんじゃないかと想像したりする。
50代の大人たちが大声で笑い合う長倉家の食卓が無性に好きだ。キョンキョンの笑い声は、どうしてこんなに清々しいのだろう。
そしてやっぱり、ズシリと響くのだ。ナレーションのように語りかけてくるキョンキョンの心の声が。
「年をとればとるほど、こんなに頑張って生きてきたのにどうしてこんなに社会に大切にされないんだろうって思うのだ。生まれてきて、やがて老いていくのは、なんて切ないことだろう」
そして、こう続く。
「でも、こうも思うのだ。老後なのか、セカンドライフなのかわからないけど、それを一緒に笑って、ネタにして、共に生きる人がいれば、何とか乗り切れるんじゃないか、と。家族でも夫婦でも友人でも隣人でもいい」
何年ぶりだろう、「月9」にハマるのは。
明日は第2回。どんな掛け合いが繰り広げられるのか楽しみだ。
