『王家の紋章』の作者がサイン会したんだって。
〇月〇日
「『王家の紋章』の作者がサイン会したんだって。ネットに出ていた」と妻くんが言った。
細川智栄子さんの少女漫画だ。「月刊プリンセス」に1976年から連載している。
「作者、相当なお年だよね? 何歳?」
私は尋ねた。
「ちょっと待って」
妻くんはスマホで調べる。
「90歳」
「90歳? 『王家の紋章』、まだ続いているの?」
「続いている」
私も図書館で借りて、60巻くらいまで読んだ。
「すごいね。で?」
「終わり」
「オチは?」
「ない」
いつもこんな会話だ。そういうものだ。人生になかなか面白いオチはないのだ。
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