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今年もお世話になりました。よいお年を。

〇月〇日

 妻くんが梅干しの種を吐き出すようなひどい咳をしている。熱は39.2度。薬を飲んで一日中、寝ている。
 大丈夫かな。心配だ。
 翌朝、目が覚めた妻くんに聞いた。
「具合はどう?」
「いいみたい」
「体温は」
 妻くんは体温計を使って調べた。
「35.5度。下がりすぎだな」
 下がりすぎって。

 まあ元気になったようで、よかった。

12月31日

 数日前、配信でスティーブン・チョボスキー監督「フラワーウォール」(2013)を観た。
 原作が「ライ麦畑でつかまえて」の再来と言われた、と書かれていて、いまさらながら興味を持ったのだ。内気で、クラスカースト最下層の主人公が、自由奔放な女の子やその義兄と知り合い、辛い過去を乗り越えて、最後には未来への全能感を抱く。そんな青春映画だ。主人公が精神病院に入っているなどサリンジャーの小説に似ていると言えば言える。
 主人公が好きになる女の子(「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソン)は、無限の可能性に満ちた未来に向かって、車を飛ばす。映画の最後で、過去を克服した主人公も車を飛ばす。
 エマ・ワトソンが美しい。

 今年も今日で、最後。来年に続く。よいお年を。


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