SNSを頑張っているのに問い合わせが来ない理由
投稿を毎日続けているのに、
問い合わせフォームは静かなまま。
そんな日が続くと、
「もっと投稿しないといけないのかな」
って思ってしまいますよね。
フォロワー数も、いいねの数も、悪くない。
それなのに、問い合わせだけが来ない。
このとき、足りないのは投稿の量ではなく、
投稿の先にある道かもしれません。
今日は、投稿からプロフィール、
そして問い合わせまでの流れを、
一緒に見ていきますね。
数字の目安も出てきますが、
数字を追いかける話ではありません。
「どこで人の動きが止まっているのか」
を見つけるための数字です。
頑張っているのに、問い合わせが来ない
想像してみてください。
毎朝、写真を投稿する。
コメントにも返す。
新しい情報も入れる。
なのに、DMには何日も通知がない。
「投稿が下手なのかな」
「フォロワーが少ないからかな」
そう考えて、また投稿を増やす。
でも、ここで一度だけ、
投稿の数から目を離してみてください。
東京商工リサーチが2023年8月に行った調査では、
SNSを運用していない企業が54.8%ありました。
そして、運用している企業のうち、
約29.3%は「効果は得られなかった」と答えています。
この数字を見て、
「SNSは意味がない」と決める必要はありません。
正直、ここでそう言いたくなる気持ちも分かります(笑)
むしろ、
投稿しているだけでは、
人は次へ進まないことが見えてきます。
投稿は入口です。
入口の先に、行き先があるかどうか。
そこを見ないまま、
入口だけ増やしていたのかもしれません。
まず、3つの場所を順番に見る
投稿を見た人は、だいたいこの順番で動きます。
投稿を見て、少し気になる
プロフィールを開いて、何をしている人か確かめる
DMやフォームから、問い合わせる
この3つの間に、段差がないでしょうか。
投稿では新商品を紹介しているのに、
プロフィールは何年も前のまま。
プロフィールを開いても、
「結局、何を頼めるんだろう」と分からない。
問い合わせたいと思っても、
どこを押せばいいか見つからない。
これなら、投稿が悪いのではなく、
途中の道が見えにくいだけです。

この流れを、いったん自分のアカウントでたどってみます。
投稿を開く。
プロフィールを開く。
問い合わせ先を探す。
自分でやってみると、
「あ、ここで迷うな」が意外と見つかります。
数字は、責めるためではなく見る場所を決めるため
数字があると、
つい「もっと増やさなきゃ」と思います。
でも、数字は責めるためのものではありません。
止まっている場所を探すためのものです。
保存はあるのに、プロフィールへ来ない。
その場合は、投稿の中に次の一歩が見えていないのかもしれません。
プロフィールへ来ているのに、問い合わせがない。
その場合は、プロフィールの説明か、出口が分かりにくいのかもしれません。
問い合わせはあるのに、予約や登録まで進まない。
その場合は、次に何が起きるかが見えていない可能性があります。
ここまで見れば、
「投稿を増やす」以外の直し方が見えてきます。
「え、投稿を増やす話じゃないの?」
と思うかもしれません。
でも、そうなんですよね。
投稿は、きれいなだけでは決め手にならない
ネオマーケティングの2022年7月調査では、
Instagramで購入した人の約75.9%が、
購入予定のなかった商品を買っていました。
最初から買うつもりだったのではなく、
投稿を見て「ちょっと気になる」が生まれたわけです。
購入の決め手は、
商品の紹介動画が43.2%、口コミ投稿が27.7%でした。
数字だけ見ると、動画を作らなきゃ、
口コミを集めなきゃ、と焦るかもしれません。
私も数字を見ると、すぐに次の作業を増やしたくなります。
こういうところ、つい急いでしまうんです・・・。
でも大事なのは、
きれいに見せることだけではなく、
「自分が使ったらどうなるか」が見えることです。
ネイルサロンなら、完成写真だけでなく、
施術中の短い動画や、お客さんの感想を入れる。
パン屋さんなら、焼き上がった写真だけでなく、
どの時間に行けば買えるのか、予約できるのかを書く。
見る人が次の場面を想像できると、
投稿は「きれいな写真」から「自分ごと」に変わります。
返信の速さと、言葉の一貫性
最後に、DMやコメントの返し方です。
2024年10月のOnebox「yaritori」調査では、
会社員300名のうち、約4割の40.10%が、
3時間以内の返信を希望していました。
これはメールの調査です。
そのままSNSに当てはめる必要はありません。
ただ、問い合わせた側には、
「返事が来るかな」という時間があります。
待っている方からすると、
たった数時間でも長く感じることがありますよね。
週末はすぐ返ってくるのに、
平日は2〜3日返ってこない。
担当者によって、
丁寧さや案内の内容が違う。
これでは、問い合わせた人も少し不安になります。
そこで、よく聞かれる質問だけ、
返信の型を3つ用意しておきます。
空き状況を聞かれたとき
料金を聞かれたとき
初めての利用か聞かれたとき
毎回同じ文章を送る必要はありません。
型があれば、その人に合わせて直せます。
返信を早くするためというより、
忙しい日でも、安心して返すための型です。
今日、5分でできる導線チェック
自分のアカウントを開いて、
次の5つだけ確認してみてください。
プロフィールを3秒見て、何屋さんか分かるか
問い合わせ方法が、すぐ見つかるか
直近10投稿に、使う場面やお客さんの声があるか
DMやコメントに、決めた時間内で返せているか
誰が返しても、言葉の温度が大きく変わらないか
2つ以上で手が止まったなら、
そこが今の直しどころです。
投稿を増やす前に、
まず止まっている場所を1つ直す。
そのあとで、次の投稿を出す。
この順番なら、
頑張った分がどこに効いたのかも見やすくなります。
おわりに
SNSを頑張っているのに、
問い合わせが来ない。
そんなとき、
「もっと頑張らないと」と自分を追い込まなくて大丈夫です。
投稿が入口になっているなら、
次に見るのはプロフィール。
プロフィールまで来ているなら、
次に見るのは問い合わせの出口。
人が止まった場所を、
ひとつずつ明るくしていく。
それだけでも、導線は変わります。
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