読書メモ:『新版「願いごと手帖」のつくり方』ももせいづみ
2021年から毎年「今年の目標100」を立てて6割くらい達成していたのですが、2025年は立てるのをやめました。
理由は2024年、突如新しいジャンルにハマって、予定外の二次創作小説を20万字くらい書くことになり、年始に思い描いていた「今年の目標100(やりたいこと)」がほとんど覆ってしまったからです。
2025年も、年始にやりたいことを並べたところで、きっと夏頃には状況が変わっているだろう。
そう思って今年は最低限の目標だけ立てて過ごしていたところ、kindleでこんな本が目に留まりました。
そういえば今、結果的に「願いごとを書き出す」ことをしていないな……と思い至って、読んでみました。
内容は「手帖を一冊買って、コツにしたがって願いごとを書き出していけば、いつの間にか叶う」という趣旨のものなのですが、このコツが面白かったです。
6つあるコツのうち、2つを紹介します。
1つめのコツは、「To Doリストにせず、気づいたらかなったという棚ぼた式で書く」ということ。
具体的には、こんな感じ。
NG例:机周りの整理整頓をする
OK例:使い勝手のいい収納家具が手に入って、机周りがすっきり片づく
わたしがずっとやってきた「今年の目標100」では絶対にしてこなかった書き方です。
ToDo式ではなくこの「棚ぼた式」で書くと、かなった時にうれしい=幸福度が増す、ということだそうです。
確かに、ToDo式(目標)だと、その項目は「やるもの」なので、達成感は味わえても「やったー! 幸せ!」とまでは思い至りにくいです。
自分にとって、達成することが当たり前になっているから。
この本を読了した後、実際に願いごとを書き出してみたのですが、ToDo式よりも「棚ぼた式」のほうが、わくわく感も強いです。
本書は「棚ぼた式」について「こちらのほうがずっと幸福感の貯金ができる」と表現しています。
幸福感を貯金できている状態であれば、次に願いごとを書き出す時もポジティブな気持ちでいられて、好循環を起こせそうです。
2つめのコツは、「努力を必要とする願いは、楽しいこととセットで書く」ということ。
本書を読みながら「そうは言っても手を動かさなければ到達できない願いごとはどうするの?」と思っていたのですが、こちらが答えの一つでした。
具体的には、こんな感じ。
NG例:来年絶対に試験に合格する
OK例:試験に受かって、家族とブランド牛を食べにいく
合格だけを最終目標にするのではなく、合格した後の幸せな自分を想像して書いてみると、より頑張れるので叶いやすい。
こんな例もありました。
NG例:会社で昇進する
OK例:昇進で年収が20%上がり、両親を温泉旅行に招待!
「昇進」だけだと具体的なイメージがしにくいので、願いが叶った自分を想像しやすいものと結びつけて形にしてみる。
幸せな自分を想像できる人のほうが、土壇場に強いということでした。
また、こんなふうに「ごほうびとセット」で書くと、ダメージの受け方が違うという点でもおすすめだそう。
なぜなら、願いごとを「ごほうびとセット」にしておけば、叶わなかった時に残るのは「ネガティブな結果」ではなく、「楽しみの延期」という前向きなビジョンになるから。
人生に挫折や失敗はつきものだから、そのたびにいちいちへこんでいられない。自分を責めないためのコツでもあるそうです。
実際のところ、試験合格や昇進のためには、計画や段取りを立てて緻密に行動を起こしていくことが必要になるとは思います。
note連続投稿○日とか、いつまでに○万字の原稿を書き上げるとかいった目標もそうですね。
でも、わたしは今まで、それらを単なる「目標」「計画」としてカレンダーに落とし込んで黙々とそれらをこなすだけで、「願いごと」としては扱ってきませんでした。
「かなえた自分を想像してわくわくする」「かなえて幸せな気持ちを味わう」チャンスを逃していたのかもしれないです。
この手帖の「願いごと」にはもう一つ特徴があります。
それは「かなえる期限を設けない」ということです。
わたしが今まで書いていた「今年の目標100」には、「年始から年末まで」という期限があります。
期限を迎えてしまったら、残っている目標は「達成できなかった目標」となってしまいます。
ですが、本書のコツにしたがって書き出した「願いごと」には期限がありません。ですから、それが自分の望みでさえあれば「叶わなかった」ということは起こり得ないのです。
……と本書に書いてあるわけではなく、これはわたしの個人的な解釈なのですが、自分の「願いごと」にネガティブなイメージを持ちにくい仕組みの一つになっていると思います。
先述した通り、本書を読み終えた後、コツにしたがって実際に「願いごと」を書き出してみました。
実際には、「願いごと手帖」専用のノートを用意して、最低でも年1回メンテナンスするといった書き出し方が理想だそうなので、可愛い表紙のロルバーンノートも注文しました。

実際、「棚ぼた式」で書き出すのって難しいです。
ただ目標を「~する」ではなく「~なる」と書き換えているだけなのでは? という気もしましたが、30個くらい書き出したところで、だんだん心が軽くなっていく心地がしました。
たぶん、ずっと心に引っかかっていた「やりたいこと」を書き出して、安心したんだと思います。
この手帖の趣旨は「書き出せばいつの間にか叶う」ということなので、とりあえず書いたら忘れてもいいわけです。
やらなきゃなー、行かなきゃなー、計画立てなきゃなー、と心の片隅で思っていたいろんなことをノートに書き出して、かなってもいないのにすっきりしました。
このノートはわくわくする・かなったら幸せを感じるために書き出しているので、わくわくしたい・幸せを感じたい時に開けばOKです。
なんて気楽なノートなんでしょうか……。
こんなふうにnoteを書きたいだとか、秋以降の同人誌の内容をどうこうしたいだとか、今の自分には努力が必要そうな願いごとも、ノートに書いたら心の中でふんわりと丸みを帯びたような気がしました。
そういうわけで、今年は「今年の目標100」の代わりに「願いごと手帖」に伴走してもらおうと思います。
本書はkindle Unlimitedなら無料で読めます。
気になる方はぜひ読んでみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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