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『ボタン恐怖症』って知ってます? | その①

世の中、色々と生きにくい。
表からは見えにくい荒波の中を
我が娘が生きていっていると知らされた時の話。


娘①が「私は洋服の“ボタン”が苦手(嫌い)だ」と教えてくれたのは小学校5年生になるかならないかくらいかな。
はじめは何のことだか理解できなくて。
はじめ、ただの好き嫌いの話かと思いました。
よく聞いたら、幼稚園の頃から何か変だなと、思っていたんだそうですよ。
そのダメな感覚も説明してくれました。
口の中に入っているような、ウェー!となるような、気持ち悪いような感じ?で、言葉にするのも難しいような感覚でして、母(私)をはじめ家族には、なかなか理解できぬ世界でした。
すごくわかってあげたいけど、なかなかわかってあげられないという悔しい気分。

ダメな“ヤツ”の種類も決まっていて、表面に穴が空いている“ヤツ”。まぁほんとに日常着等によく使われる
一般的にふつうの“ヤツ”です。
それ以外の表面に穴が空いていなければ、平気だそうです。

“ヤツ”を見るのも触るのもできれば避けたい。

まずは現状の我がコの周囲の確認を。
本人の服は、なんとなく“ヤツ”なしが多めでした。
家族の服を聞くと、見たくないけどそれは我慢できるから大丈夫とのこと。

服屋さんも“ヤツ”がどこから目に入ってくるか
わからないからできれば行きたくない。

学校の先生の服装はどうなのか聞くと、あのコの頭の中では首から下にモザイク的な加工がされて“ヤツ”が見えなくなっていたらしい。
なんか高度な技を身に着けてました。スゴイ!!

給食当番の白衣も“ヤツ”が付いているものがあるけど、それも我慢できると。

5年生になると、裁縫セットを購入し家庭科の授業が始まります。そこで母は気付いちゃった。
“ヤツ”を付ける授業もあるはずだ!…と。

まずは担任の先生に電話してみました。
ツラツラ…と事情をお話すると、思っていたよりもすんなり理解してくれまして、「それならば大丈夫な形の“ヤツ”を持たせてください」との回答。持たせた“ヤツ”でその授業は行ってくれる、と嬉しいお言葉。


そして、なんだかんだで卒業式。
卒業式のセレモニー用の服も探すのに大変苦労しました。やっぱり“ヤツ”は必要不可欠なようで、どこにでも付けられていて(笑)まぁその服たちも可愛いんですよね。
探し回って見つけたのが、クラシカルな感じのスカート部分がプリーツのワンピースにボレロが付いたセットアップ。
清楚な感じで、なかなか似合っておりましたですよ。

小学校は、私服なので自由度がまぁまぁ高く、大変だった事としてはこんな感じですが、中学校に上がるとまたこれがねぇ、『制服』という強敵がいるわけですよ。

それはまたお話しさせてください。


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