どんなときも【起筆】をいちばん大切にしていこう。全体の仕上がりよりも、まずは【起筆】だけクリアしてみる。

ビフォー➡︎アフター
あっという間の7月でした。
書道スタジオMiTOでは、連日、「JA共済書道コンクール」の課題に取り組んでいます。
生徒さんの中で最年少、小学2年生のありさちゃん。
教室に入ったのも1番最近(今春)で、
まだまだ大筆のお稽古は日が浅いのですが…
たった3回のレッスンを経た「めばえ」。
こんなにしっかりとした線が書けるようになりました!
ひらがな一文字を書くだけでも大変なのに、コンクールの課題は3文字‼︎
とてもとても難しいチャレンジです。
私は、生徒さんたちに対して「上手な作品を作ろう。」と気負うことがほとんどありません。
「上手な作品」は「ただの結果」でしかなく、
お稽古するときに大事にしたいのは
「一点一画がきちんと書けているか」のみ
だからです。
今のありさちゃんにとって
一本の線がしっかりと書けるかどうか
そこだけに絞ってアドバイスをします。
もちろん、均整のとれた形にするには
どこに注意するとよいか、の助言はしますが
優先順位ははっきりしています。

「め」は大きく回す曲線と、最後の払いが特徴的な字です。
だけど、だからこそ、起筆でしっかりと着地して穂先に力を溜め、バネが跳ね返ってくる力を使って払いまで持っていきたいのです。
ありさちゃんに、
【穂先が跳ね返してくる力】を
身体で感じ取ってもらいたい✨
そう意図して指導をすすめています。
書道のスタート地点は、いつだって【起筆】にある
黄蝶先生、何回きひつきひつ言うの⁈
と子どもたちに呆れられるんじゃないかってくらい
一年中「起筆、しっかり✨」を口にしています(笑)

今日のありさちゃん。
何枚も何枚も練習をして、最後に「え」の起筆がこのレベルまで上達しました!
素晴らしい。最高です。

「は」の2画目(横線)は
一画目の「ハネ」からつながっているので
他の起筆とは反対に、スッとなめらかに入ります。
ここも相当難しいのですが
7月のお稽古でここまで書けるようになりました。
全体を眺めると、まだまだ「こうしたい」部分はあります。
だけど全然焦る必要はなくて、
こんなふうに一歩一歩進んでいけたら素晴らしいのではないかな、と考えています。
ありさちゃんと同じミラクルが、
どの生徒さんにも現れていて
1回のレッスンごとに、感動に打ちのめされるような体験をさせてもらってます。
みんな凄いよ。
本当によくがんばってくれてます。
JAコンクール課題の清書ができるまであと少し。
小さな「できた!」を積み重ねながら
お稽古していこうね。

