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トークde選書は“あなた”だけの魔法薬。【物語のエッセイ#08】

私はこんな人です:
舞台俳優からライター/コラムニストへ。
4歳の息子との日々に奮闘するワンオペママです。
幼い頃から“本と友達”だった経験を活かし、皆さんが気軽に読書を楽しめるように、「本を読まない読書会」や「トークde選書」などのサービスを提供しています。

糸崎と楽しくおしゃべりして、今のあなたにぴったりの本を選ぶ“トークde選書”。
先週1週間で4人の方とお話し、皆さんにぴったりだと思う本を選書させていただきました。

どの30分もとっても豊かな時間だった!!
当たり前かもしれないのですが、それぞれの人生にはひとつしかない物語があって。

お話している時間は笑いが起きたり、静かな時間だったりするのですが、そのすべてに耳を傾けることができるのは、とても貴重で幸せな経験だと実感しています。

今回も、トークde選書の振り返りをしていきます。



4人目は、木全彩花さん

私が「こんな人になりたいな」と憧れてやまない方。
水の中にすっくと立つ花のような人で、「この人の“強さ”は一体どこから来ているんだろう…?」と、その強さの秘密を知りたいなぁと思いました。

そこで色々とお話を聞かせていただき、選書したのはこちらの一冊。

ファン・ボルム『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』です。

本屋さんって、自宅でも職場でもない"第三の居場所"の顔を持っていると思うんです。

立ち寄る人たちが肩の荷を下ろす場所。
自分と向き合う場所、未来を探す場所。

本作に登場する書店の姿が、きまっさんの運営するメディア『たしかなこと|note』と重なりました。

一方で、きまっさんの輝きを支えているのは、”愛”なんだな、と気づくことができました。
きまっさんは安全基地を提供できる人、それはきまっさんだけの“安全基地”を持っているから。それが彼女にずっと感じていた“強さ”の正体だったのかな?って思ったんです。


5人目はそらさんです。


(シマエナガちゃん、かわいいですね!)

ほわわんとした可愛らしい声&お顔&雰囲気。
だけど心の中には一本の芯が通っている感じもして。
優しさの中に、凛とした美しさを持っている人でもあります。

そんなそらさんには、小川糸『ツバキ文具店』を選書させていただきました。

鎌倉で文具店を営む傍ら、“代筆屋”の仕事をしている主人公・鳩子の物語。

とても静謐な物語なのですが、そらさんの心の中の静かな部分に響いてくれるのでは。心の中に静寂を持っている人って、実はそんなに多くないですから。 それから自然の描写もとても豊かで、鋭い感性でキャッチしてもらえるのではないかと、考えました。

手紙を書くという行為、実はそらさんにとても合っているんじゃないかな?って勝手に思っています。

小川糸さんはおすすめ小説が多く、特に繊細な感性をお持ちの方に刺さるのではないかとも。


6人目は竹原ともさん

たけともさんとは、朝活note執筆会や複数のコミュニティでご一緒していますが、2人きりでじっくりお話したのは今回が初めてでした。

保育園の調理師さんとしてのお仕事、フードライターとしてのご活躍、そしして3人のお子さんのママ!
とてもお忙しいだろうな、すごいなぁと思っていました。

実際お話してみると、たけともさんの日々のなんと“豊か”なこと。
こんなお母さん、めちゃくちゃカッコイイです。

偶然にも、そらさんと同じく小川糸さんの作品を選びました。

『ライオンのおやつ』です。

若くして余命を告げられた主人公の雫は、瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決めます。
このホスピスでは、毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があるのです。

これからの未来を生きる子どもたちのために、毎日給食を作っているたけともさん。

食べることって、「生きることそのもの」という行為ですよね。
では、死という旅に向かう患者さんたちにとって、「食」はどんな存在になりえるのでしょう。

この物語は、たけともさんの“豊かさ”にさらなる魅力を添えてくれるのではないかと考えました。


そして、7人目はココさんです。


ひさびさにお話して、ご自分の感情や状態への解像度がとても高い方だなぁと思いました。

コツコツと書くことに向き合ってこられたからかな、すごいなぁ。
お話しているお姿の端々から、誠実さが伝わってくるので、思わず「長女ですか?」とお尋ねしてしまう場面も(笑)

その誠実さって、多分人生そのものに向けられている気がして。
原田ひ香『3千円の使いかた』を選書しました。

御厨(みくり)家の女性たちは人生の節目とピンチを乗り越えるため、お金をどう貯めて、どう使うのか?
知識が深まり、人生の乗り越え方について楽しく考えられる家族小説です。

 ココさんは書いて→実体化して→気持ちを整える方なのかな~と感じたので、この本がとても良い味方になってくれそうだと考えました。

お話していると、今のココさんは「ご自身の内側」にある豊かさを探っておられるのかなぁと思ったので。


✍✍✍


私は選書をさせていただく際、目の前の方の味方になってくれる「最高のお友達」を紹介することをモットーにしています。

その方が今何を感じているのか、どんな感情や経験がその人を支えているのか。
宝箱の中身を見せていただくような感覚で、そっと目と耳、そして心をかたむけています。

まるで、その方だけに効く魔法薬を調合しているみたい。
とても尊い、貴重な時間です。

どうかどうか、物語があなたの良き友になってくれますように。
お申込みいただいたみなさん、本当にありがとうございます!!!

トークde選書はまだまだ続きます。

たくさんの嬉しいご感想、本当に励みになりました。
ありがとうございます!



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先々週のトークde選書での気づきは、こちらの記事をお読みください。



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