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ServiceNow認定資格 CIS-SAM 合格対策 模擬問題集100問|図解・全問解説付き

こんにちは。
本記事は、ServiceNow認定資格 CIS-SAM(Certified Implementation Specialist – Software Asset Management)の合格を目指す方向けに、学習内容を整理して作成した学習教材です。

CIS-SAMは、ソフトウェアライセンスのコンプライアンス管理をServiceNow上で実装できることを証明する認定資格です。

ハードウェア資産管理(CIS-HAM)が「モノがどこにあるか」を扱うのに対し、SAMが扱うのは**「権利」**です。何本のライセンスを買い、何台にインストールされ、契約上それは許されているのか ー 目に見えない権利と実態の差分を突き合わせる領域です。

そして、この差分を放置すると何が起きるか。ベンダー監査で数千万円から数億円の追加請求が来ます。これがSAMという領域に予算がつく理由であり、この資格の価値の源泉です。


この試験の性格 ー 配点が語ること

CIS-SAMの配点は、非常に分かりやすい構造をしています。

データ整合性28% + ソフトウェアコンプライアンス30% = 58%。

試験の約6割が、**「正しいインストール実態を掴み、それを権利と突き合わせる」**という一本の線に集中しています。

そしてこの線の中心にあるのが**リコンサイル(Software Reconciliation)**です。

  • 発見されたインストール(Discovery / SCCM等)

  • 正規化されたソフトウェアモデル(Normalization)

  • 購入した権利(Entitlements)

  • 割り当て(Allocations)

この4つが揃って初めて、リコンサイルが「コンプライアンス状態」を算出できます。どれか1つでも欠けたり汚れていたりすると、出てくる数字は無意味になります。

CIS-SAMが本当に問うているのは、この一連の流れを設計・運用できるかどうかです。


受験前に必ず確認してほしいこと

ServiceNowの認定試験には受験ルートの仕組みがあるため、先に書いておきます。

CIS-SAMの受験には、「Software Asset Management Professional Fundamentals」トレーニングの修了が必須要件として公式に定められています。

これはCIS-HAM以上に明確で、ServiceNowの公式試験仕様書に「ServiceNow requires the completion of the following prerequisite training course(s)(以下の前提トレーニングの修了を必須とする)」と明記されています。

  • コースは3日間の構成です

  • 修了すると、受験用の譲渡不可のバウチャーコードを取得または購入する資格が得られます

  • 講師付きコースの場合はバウチャー費用がコース料金に含まれます

  • オンデマンドコースの場合はバウチャーを別途購入する必要があります

つまり、トレーニングを受けずに受験することはできません。 所属企業がServiceNowのパートナーであれば社内で受講手配ができるはずですので、まずはそちらをご確認ください。

なお、公式が推奨する経験値も明示されています。

  • ServiceNow導入プロジェクトまたはインスタンス保守の実務経験6ヶ月以上

  • SAM Professionalの導入プロジェクトに2件以上参画していること

かなり実務寄りの想定です。CSA(Certified System Administrator)は必須要件ではありませんが、プラットフォームの基礎がない状態でこの試験に挑むのは現実的ではありません。


試験の基本情報

項目:内容
資格名:Certified Implementation Specialist – Software Asset Management(SAM Professional)
試験コード:CIS-SAM
主催:ServiceNow
問題数:60問
試験時間:90分
受験料:USD $450
合格判定:Pass / Fail(詳細スコアは開示されません。目安は70%前後とされています)
出題形式:Multiple Choice(単一選択)および Multiple Select(複数選択)
複数選択の採点:部分点なし(すべて正しく選べて初めて得点)
試験登録:Kryterion Webassessor(Now Learningアカウントと連携)
受験方法:テストセンター、またはオンライン監督試験
必須要件:Software Asset Management Professional Fundamentals(3日間)の修了
再受験:不合格時の再受験にバウチャーは不要(Webassessorで直接申し込み・支払い)
対応リリース:受験時点の最新リリースに準拠

注意すべきは「複数選択に部分点がない」ことです。 「4つ選べ」という問題で3つ正解・1つ誤りでも0点になります。本教材でも複数選択で問われやすい論点は、単一選択の形で確実に潰せるよう設計しています。


出題ドメインと本教材100問の配分

CIS-SAMは5つのラーニングドメインで構成されます。本教材は、ServiceNow公式の試験仕様書に記載された配点に1問単位で準拠して100問を配分しました。

ドメイン:配点:本教材の問題数(問番号)
① Software Asset Core Overview & Fundamentals(SAMの概要と基礎):14%:14問(問1〜14)
② Data Integrity – Attributes and Sources for the Data(データ整合性:属性とデータソース):28%:28問(問15〜42)
③ Practical Management of Software Compliance(ソフトウェアコンプライアンスの実践的管理)★最大:30%:30問(問43〜72)
④ Operational Integration of Software Processes(ソフトウェアプロセスの運用統合):13%:13問(問73〜85)
⑤ Extending SAM(SAMの拡張):15%:15問(問86〜100)

各ドメインのサブトピック(公式仕様書より)

① 基礎:SAMの基本概念/プロセスアーキテクチャ/アプリケーション概要と推奨プラクティス
② データ整合性:データのインポート/ソフトウェアDiscoveryと正規化/コンテンツサービス
③ コンプライアンス:製品とモデル/ライセンスメトリック・エンタイトルメント・アロケーション/ソフトウェアリコンサイル
④ 運用統合:契約と変更管理/サービスカタログと調達/ソフトウェア是正(Remediation)
⑤ 拡張:ソフトウェアモデルのライフサイクルと廃止/インストール最適化/レポート・実装・保守


SAMの全体像 ー この1本の線を理解すれば合格が見える

CIS-SAMの学習は、次の流れを頭に入れることから始まります。

① 実態を集める(Discovery / SCCM / インベントリツール)
ネットワーク上の端末に何がインストールされているかを収集します。この生データは表記が揺れており、そのままでは使えません。

② 正規化する(Normalization)
「Microsoft Office Professional Plus 2019」「MS Office Pro Plus 2019」といった表記ゆれを、統一されたソフトウェアモデルに対応付けます。ここでコンテンツサービスが照合先の基準データを提供します。

③ 権利を登録する(Entitlements)
何を何本購入したかを、ライセンスメトリック(デバイス単位/ユーザ単位/コア単位など)とともに登録します。

④ 割り当てる(Allocations)
購入した権利を、特定のユーザやデバイスに割り当てます。

⑤ 突き合わせる(Reconciliation)
①②で得た実態と、③④の権利を突き合わせ、コンプライアンス状態(適合/不足/過剰)を算出します。

⑥ 是正する(Remediation)
不足していれば権利を購入するか、不要なインストールを削除する。過剰なら次回更新で減らす。

この6段階が、そのまま試験のドメイン構成に対応しています。 ①②がドメイン②(28%)、③④⑤がドメイン③(30%)、⑥がドメイン④、そして最適化と拡張がドメイン⑤です。


学習の進め方(4ステップ)

ステップ1:リコンサイルを中心に全体像を描く

上記の6段階を、自分の手で図に描いてください。「リコンサイルには何が必要か」を逆算できるようになると、細かい設定の意味が繋がって見えてきます。

ステップ2:ライセンスメトリックの種類を押さえる

デバイス単位、ユーザ単位、コア単位、プロセッサ単位、同時使用数 ー メトリックが違えば、同じインストール数でも必要な権利数がまったく変わります。ここは配点30%のドメインの中核です。

ステップ3:本教材の100問を解く

1周目は間違えて構いません。間違えた問題の解説だけを2周目に読む進め方が最も効率的です。全問に誤答の理由まで書いてあります。

ステップ4:巻末の一覧表と直前チェックリストで穴を確認

正規化ステータス、エンタイトルメント取込エラー、リコンサイル後の是正オプション、ライセンスワークベンチの算出項目 ー **選択肢として問われやすい「一覧もの」**を巻末にまとめています。


サンプル問題(4問・無料)

本編の雰囲気を掴んでいただくため、4問を無料公開します。どの選択肢も実際に検討されうるもので構成しているので、消去法で解けるか試してみてください。

サンプル問題1
ソフトウェアリコンサイル(Software Reconciliation)が算出するものとして、最も適切なものはどれか。

A. パブリッシャー別の支出総額と、次年度に必要となる予算の見込み
B. 発見されたインストールと保有する権利を突き合わせたコンプライアンス状態
C. 未正規化のものも含めた、ソフトウェア製品ごとの導入台数の一覧
D. 契約更新の期限が近い製品と、その更新に要する予定金額

▶ 正解:B
解説:リコンサイルは、正規化されたインストール実態と、エンタイトルメント(購入した権利)およびアロケーション(割当)を突き合わせ、製品ごとに適合/不足/過剰を算出します。これがSAMの中核機能です。(A)ライセンスワークベンチが金額として集計する領域で、リコンサイルの結果を受けて算出されます。処理の順序が1つ後ろである点が見抜きどころで、最も紛らわしい選択肢です。(C)台数の集計はできますが、未正規化のインストールはモデルに紐づかないため計算に乗りません。(D)契約管理の領域です。

サンプル問題2
ソフトウェア正規化のステータスとして、存在しないものはどれか。

A. Fully normalized
B. Manually normalized
C. Publisher normalized
D. Match not found

▶ 正解:A
解説:有効なステータスは New/Manually normalized/Publisher normalized/Match not found です。Fully normalized は存在しません。 ServiceNow公式の試験仕様書に掲載されているサンプル問題でも、まさにこれが正解になっています。(B)手動で正規化した状態、(C)パブリッシャー情報のみが正規化された状態、(D)照合先に一致する製品が見つからなかった状態で、いずれも実在します。「いかにもありそうな名前」を1つだけ混ぜる形式が本試験の定番です。

サンプル問題3
リコンサイルの実行後に選択できる是正(Remediation)オプションとして、含まれないものはどれか。

A. Create Allocations(アロケーションの作成)
B. Remove Allocations(アロケーションの削除)
C. Create New Model(新規モデルの作成)
D. Purchase Rights(権利の購入)

▶ 正解:C
解説:是正オプションは、アロケーションの作成・削除、権利の購入、未ライセンスインストールの削除です。新規モデルの作成は正規化やモデル管理の作業であり、リコンサイル結果に対する是正ではありません。公式のサンプル問題でも、これが誤答として提示されています。(A)(B)(D)はいずれも有効な是正オプションです。この一覧は巻末にまとめています。

サンプル問題4
ライセンスメトリックが「Per Core(コア単位)」の製品について、コンプライアンス判定で必要となる情報はどれか。

A. そのソフトウェアがインストールされている端末の台数
B. そのソフトウェアを使用するユーザーのアカウント数
C. 同時に使用されているセッションの最大数
D. インストール先サーバーの物理コア数と、その仮想化構成

▶ 正解:D
解説:コア単位では、台数でも人数でもなくCPUのコア数が必要権利数を決めます。仮想環境では、割り当てられた仮想コア数で数えるのか、ホストの物理コア数で数えるのかによって必要数が大きく変わるため、CIの構成情報が正確であることが前提になります。(A)Per Device、(B)Per User、(C)Concurrent の考え方です。いずれも実在するメトリックであり、「どの数え方か」を取り違えると必要権利数がまったく変わります。 ここが配点30%のドメインの中核です。

有料部分の内容(全100問)

以下、本編です。

  • 第1章 SAMの概要と基礎(14問)

  • 第2章 データ整合性:属性とデータソース(28問)

  • 第3章 ソフトウェアコンプライアンスの実践的管理(30問)★最大配点

  • 第4章 ソフトウェアプロセスの運用統合(13問)

  • 第5章 SAMの拡張(15問)

  • 巻末 頻出の一覧表+紛らわしい論点の対比+直前チェックリスト

それでは本編へどうぞ。


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