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【東京都庭園美術館】特別展「Back to Modern 戦後西ドイツのグラフィックデザインモダニズム再発見」

【東京都庭園美術館】三つの構成要素(重要文化財の建物、特別展「Back to Modern 戦後西ドイツのグラフィックデザインモダニズム再発見」、お庭(安田侃作品有り))全て良かったです。この美術館の本館は1933年朝香宮家自邸として竣工。基本設計・内装は宮内省内匠建築家・権藤要吉。玄関・大客室・書斎等は仏人装飾美術家アンリ・ラパン。アールデコ様式。2015年国の重要文化財。建物は鉄筋コンクリート(当時としては新)にガラスを使用。無駄を排除した機能美のみのモダニズムより、人間的とっかかりがある感じ。各部屋を通して統一美があるんだけど、やわらかい空間でした。天井はかまぼこ型だったり、ドームにしていたり。階段は大理石だったり、木だったり。ルネ・ラリック作品有りますよ。私が気にいったのは正方形の部屋なのにドーム型天井を持つ不思議空間の書斎と、アンリ・ラパンが描いた暖炉の上の古代ローマ庭園風壁画(油彩)。赤いパーゴラ、泉、果物、花、白鳥が描かれていて、全て豊穣のサインに見えました。
 特別展は、イェンス・ミュラー氏のコレクションで戦後から1990年までに作られたポスターや冊子。戦後のドイツは戦中のプロパガンダ芸術のイメージを払拭し、デザインで復興しようとしていた。モダニズムデザインに関しては戦前からあったのでそこから更に発展していった。展示は幾何学的抽象、イラストレーション、写真、タイポグラフィーからの構成。今見ても非常に上品モダンで好き。ドイツの方は構築的に考え表現する基礎的な力を持っているのかしら、どんな絵を描いてもグダグダになってないようでした。タイポグラフィーでは、ハンスヒルマンの映画「会議は踊る」のポスターが、イラストレーションでは、ミヒャエルエンゲルマン「T2」(写真の帽子男性)が良かった。他の作品も日常性のあるデザインでした。ドイツデザインといえば、バウハウスの歴史を授業でちょっと習ったくらいでしたが、今回の特別展でバウハウス以外のデザインも知ることができました。
 お庭は西洋庭園、日本庭園、芝庭、茶室まであり、ピクニックみたいにお昼をとっている方々もいました。
ー「歴史的建造物+美術展+素晴らしい庭」これが良いなと思う。ローマの美術館は枢機卿の邸宅だったところもあり、ホワイトキューブではない。文化財にモダン美術と自然美は合うと思った。

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