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【葬送のフリーレン】言葉・場面のリフレイン:花畑を出す魔法

漫画「葬送のフリーレン」には、様々なリフレイン(繰り返し)が組み込まれています。それらを意識しながら読み進めるのも、この漫画の一つの楽しみだと考えています。リフレインの種類についての概要はリンクを参照して頂き、以下では具体例について紹介します。

対象は単行本全10巻97話までですので、ネタバレを避けたい方は読むのを止めて下さい。


本記事で紹介するのは、言葉・場面のリフレインの「花畑を出す魔法」です。

「花畑を出す魔法」について

漫画「葬送のフリーレン」では、様々な魔法が登場します。その中でも「花畑を出す魔法」は繰り返し登場する魔法の一つで、ストーリーの中の重要な役割を担っています。
本記事ではその魔法が登場する具体例を整理して紹介したいと思います。

「花畑を出す魔法」の具体例

「花畑を出す魔法」を使った登場人物

フランメの両親

フリーレン、私の一番好きな魔法は、綺麗な花畑を出す魔法だ。小さい頃両親が教えてくれてな。魔法が好きになったきっかけだ。
ふーん。その魔法教えてよ。

フランメ・フリーレン、第3巻85ページ

フランメの魔法の原体験でもある「花畑を出す魔法」は、フランメの両親から教わりました。人間の文化圏で魔法が禁忌だった時代に、非戦闘魔法ではありますが、この魔法を使えた両親は、実はけっこう地位の高い魔法使いだったのかもしれません。

フランメ

誰もが魔法を使える時代は、フランメの夢だった。あの子もきっと初めは人類のためとか魔王軍に抗う力とか、そんなものはどうでも良かったんだ。あの子のお気に入りの魔法を知っているか?花畑を出す魔法。何の役にも立たないくだらない魔法だ。あの子は本当に魔法が好きだったんだ。世界中の人がそんな魔法を使えるようになって欲しいと本気で願っていた。

ゼーリエ、第6巻107~108ページ

「花畑を出す魔法」は、フランメが人類の魔法の開祖を目指すきっかけとなった魔法でした。本来フランメは、戦争のために魔法の研究を解放したのではなく、平和のために行ったのでしょう。
フランメがなぜフリーレンにこの魔法を教えたか、については以下記事にて考察していますので、時間があれば御一読ください。

フリーレン

子供の頃、森に薬草を取りに入ったとき道に迷った。…そのとき一人のエルフが人里の方向を教えてくれた。…僕のそんな不安を感じ取ったのか、それともただの気まぐれだったのか、君は僕に花畑を出す魔法を見せてくれた。

ヒンメル、第6巻185~186ページ

フランメから「花畑を出す魔法」を教わったフリーレンは、彼女のお墓の周りに花畑を添えた後は、しばらくその魔法を使いませんでした。しかし、フリーレンが子供の頃のヒンメルと出会った際に、その魔法を披露しました。その出来事がきっかけで、ヒンメルはフリーレンを魔法使いとしてパーティに誘うことになりました。

ゼーリエ

最後に一ついい?この花畑、魔法で作られたものだ。
それがどうした。
師匠が好きだった魔法だ。くだらない魔法だって言っていなかったっけ?

フリーレン・ゼーリエ、第7巻50ページ

ゼーリエも、くだらない魔法だと言いつつも、「花畑を出す魔法」を使っていました。ゼーリエは分かりにくい性格なので説明は難しいですが、戦いしか知らないゼーリエにとって、弟子を取る目的は、自身に匹敵するほどの強さに育てることで、その目的からすると「花畑を出す魔法」はくだらない、という意味なのでしょう。ただその目的のみで弟子を見ているわけではなく、一人一人の性格も好きな魔法も鮮明に覚えているので、例えるなら仕事とプライベートは分けて考える優しい上司、みたいな感じでしょうか。

ゼーリエの弟子への想い 第7巻51ページ

勇者一行と「花畑を出す魔法」

この魔法はね。ずっと昔に死んでしまった私の師匠が好きだった魔法なんだ。だから出来るだけ使わないようにしていた。師匠を思い出すから。けれども不思議だね。今はとても穏やかな気持なんだ。
…君はきっと師匠と過ごした時間が幸せだったんだよ。ただ幸せだっただけなんだ。だから思い出していいんだよ。思い出していいんだ。フリーレン。

フリーレン・ヒンメル、第9巻74~76ページ

「花畑を出す魔法」は昔に亡くなった師匠を思い出すからと、フリーレンはずっと使わないでいました。ヒンメルにそのことを話すと、思い出さないという選択に導いた彼女の辛い過去を察し、その上でその思い出はきっと幸せだったから、思い出していいんだよと、彼女の背中を押しました。ヒンメルはイケメンですね。

フリーレン一行と「花畑を出す魔法」

蒼月草?
僕の故郷の花でね。とても美しいんだ。まあ僕ほどではないんだけどね。
そろそろ行こうか。
フリーレン。いつか君に見せてあげたい。
そう。機会があればね。

フリーレン・ヒンメル、第1巻105ページ

ある村のヒンメル像の周りに、「花畑を出す魔法」を使って彩りを添えようとしますが、フリーレンは蒼月草の花を添えようと提案します。それはヒンメルの故郷の花で、以前に勇者一行の旅の中で「花畑を出す魔法」を使った際に、ヒンメルがフリーレンに見せると約束した花でした。実際ヒンメルが見せることは叶わなかったですが、ヒンメル像をきっかけにフリーレンがそれを見つけることができたので、間接的に約束を果たすことができました。

フリーレンが蒼月草を見つけた場面 第1巻106ページ

その他

初登場回
「花畑を出す魔法」の初登場は第1話で、魔王討伐後から勇者一行再会までの旅の途中です。

「花畑を出す魔法」の初登場 第1巻17ページ

シャルフ
一級魔法使い選抜試験にて、「花弁を鋼鉄に変える魔法」を使用していたシャルフも、「花畑を出す魔法」と同等の魔法を使える可能性があります。実物の花弁じゃないと駄目なのかもしれませんが。

花に関する魔法を使うシャルフ 第5巻58ページ

まとめ

本記事では葬送のフリーレンに繰り返し登場する「花畑を出す魔法」について紹介しました。その魔法はストーリーの重要な場面で登場し、この漫画の魅力を支えている大切な要素だと考えています。


長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。

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