【葬送のフリーレン】言葉・場面のリフレイン:生臭坊主
漫画「葬送のフリーレン」には、様々なリフレイン(繰り返し)が組み込まれています。それらを意識しながら読み進めるのも、この漫画の一つの楽しみだと考えています。リフレインの種類についての概要はリンクを参照して頂き、以下では具体例について紹介します。
対象は単行本全10巻97話までですので、ネタバレを避けたい方は読むのを止めて下さい。
本記事で紹介するのは、言葉・場面のリフレインの「生臭坊主」です。
「生臭坊主」について
漫画「葬送のフリーレン」では、繰り返し登場する言葉がいくつかあります。
その中でも「生臭坊主」は主にハイターの定番のあだ名になっています。
ちなみに生臭坊主とは以下の意味で、僧侶という職業らしくない行動に対して、そのあだ名で呼ばれています。
戒律を守らない品行の悪い僧。また、俗気の多い僧。
それらは繰り返し登場することで、登場人物の個性が確立され愛着が湧いてくるのではないかと考えています。
本記事ではそのあだ名が登場する具体例・派生例と登場回数などを整理して紹介したいと思います。
「生臭坊主」の具体例・派生例
以下では、「生臭坊主」と呼ばれる理由の種類別に分けて、具体例を紹介します。
酒が好き
まず、呼ばれる理由として最も多いのは、酒が好きという理由です。
以下の場面は典型的で、お酒に喜ぶハイターの発言を聞いて、フリーレンが「生臭坊主」と言ってチクリと批判しています。

ほとんどはフリーレンがハイターのことを「生臭坊主」と呼びますが、ヒンメルが呼ぶ場合もあります。

都合のいい死後の世界の解釈
また、僧侶であるハイターが、都合よく死後の世界を解釈することに対し、「生臭坊主」と呼ぶ場合もあります。
以下の引用では、天国では贅沢三昧できると、自分に都合よく解釈しており、その俗っぽさにフリーレンは「生臭坊主」と呼んでいます。
・・・ハイターは死ぬのが怖くないの?
私達は世界を救った勇者パーティーですよ。死後は天国で贅沢三昧に決まっています。そのために私は、あなた方と共に戦ったのです。
・・・生臭坊主。
はっはっは。
また、以下の場面では、天国が実在するかどうかすらも、どっちでもいいと発言しており、それに対してヒンメルが「生臭坊主」と呼んでいます。

嘘をつく
さらに、僧侶なのに嘘をつくことに対して、ハイターのことを「生臭坊主」と呼ぶ場合もあります。
以下の場面では、フリーレンとハイターは20年振りに再会しています。
最後に会った時には、これで最後になります、とフリーレンに伝えていたにも関わらず、まだハイターが生きていたことに対して、フリーレンは「生臭坊主」と呼んでいます。

また、以下の場面では、お酒は飲んでいないという嘘をついたことに対して、フリーレンはハイターのことを「生臭坊主」と呼んでいます。
それ以外の理由(酒が好き、好き嫌いが多い)も言及していますが。

その他
他の理由としては、ハイターが言葉巧みにフリーレンを騙したことが挙げられます。
詳細は省略しますが、以下の場面では、上手いことフリーレンを誘導して、フェルンを弟子にとるように仕向けたことに対して、フリーレンは「生臭坊主」と呼んでいます。

最後の例は少し特殊で、普段は不真面目なハイターが、フランメの記録を真面目に調べて、本物の手記の場所を特定したことに対して、フリーレンが「生臭坊主」と呼んでいます。
普段とは逆の意味で、皮肉として使用しています。

派生例
フリーレン一行の仲間である僧侶のザインも、「生臭坊主」に近い僧侶ですが、ザインの場合は「破戒僧」と呼ばれています。
以下の場面では、フリーレン達がザインの兄に、ザインの好物を聞いています。
その好物が余りにも僧侶っぽくないので、シュタルクは「破戒僧」と呼んでいます。

「生臭坊主」の登場回数
以下の表に、「生臭坊主」及び「破戒僧」という言葉自体の登場回数と、理由別の登場回数をまとめました。
合計の数が一致しないのは、複数の理由でそれらのあだ名が呼ばれているケースを考慮しているからです。

まとめ
本記事では葬送のフリーレンに繰り返し登場する「生臭坊主」について紹介しました。それらは登場人物の個性を表現したものとして、この漫画の魅力を支えている部分だと考えています。他にも繰り返し登場する言葉・場面があると思いますので、今後まとめていきたいと思います。
長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
