闇 423(TOGO風ネオ岩上ルール編)
闇 423(TOGO風ネオ岩上ルール編)

2025/12/16 tue
前回の章
二千十七年七月三十日、日曜日先勝。
肉肉魚と来て完全無欠な状態になった俺は、心地良い睡眠を経て、より強靭な精神と肉体を持つ事に成功した。
しかし今日はGⅢの重賞が二つに平のオープンが一つ。
つまり七千円を賭ける事が許される。
各メインの出馬表を眺めていると、一つの事実に気付く。
これ、重賞レースよりも、小倉メイン佐世保ステークスのほうが面白いのではないか?
何故か分からないが、9番ニシノラッシュが妙に気になるのである。
こういうのは本能的に思うまま行くべきでは?
しかもこの馬は十一番の不人気馬。
仮にこれが来るなら、紐は一番人気の11番オーヴィレールか、二番人気の13番ダイアナヘイローのどちらかな感じがした。
このレースで使える金は千円だけだが、ネオ岩上ルールに新たな項目を作成する事にする。
札幌と新潟の重賞に回す六千円をやらない代わりに、小倉へ回す新ルール。
別段これはズルでも何でもなく、会計簿を何とかやりくりする主婦の編み出した知恵のようなもの。
つまり七千円を小倉にすべて費やす。
9番を軸にするとしたら、相手をどっちにするか?
11番か13番……。
俺はフォトショップを使い、馬連、三連複、三連単のオッズを抜き出し作成してみる。

赤枠で囲み、9番からの二点を見ると11番は約八十倍。
13番だと約百七十倍。
どうする?
二千円ずついっちゃうか?
「うーん……」
将棋でいうところの長考状態。
二千円ずつ賭ければ、どちらが来ても十万越えだし、13番が来たら三十万以上になってしまう。
9-13だと美味しいが俺の誕生日馬券でもある。
どうする?
七千全部いっちゃう?
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