闇 394(やり場のない八つ当たり編)
闇 394(やり場のない八つ当たり編)

2025/11/17 mon
前回の章
二千十七年二月十二日、日曜日仏滅。
十日に給料をもらった俺は、岡部さんへ連絡をして仕事帰り川越駅方面へ向かう。
今度でもまとめてでもいいと言ってくれた岡部さんを何とか説得。
少しでもあの二俣川から再起できた金を返したいのだ。
増川君代から何故かあれからまったくメッセージが届かなくなった。
まあ仕事が忙しいのかなぐらいに捉えていたが、最後に受信したのが九日。
今日で三日目だぞ?
当初はヤキモキしながらも年上の余裕でと構える選択をした俺。
しかし一日二日と時間が経つ内に、苛立ちが増してくる。
そんな変なメッセージしていないよな?
女々しく何度もメッセンジャーのやり取りを見直す。
一つだけ引っ掛かっていた事があったのを思い出した。
増川君代も、小川絵美同様、有馬梨奈の横須賀時代の同級生なのだ。
金に余裕があった時のデートから翌日一度メールが届いてから、未だ連絡一つ無い状態の小川絵美。
俺のプレゼントした花束の画像が添付されており、カサブランカも薔薇も完全に開花して奇麗だという内容のメール。

これで君が喜ぶなら、俺は何度だって花束を会う度贈るとシンプルに返事をする。
この子が傍にいてくれれば、俺はもう他の女などいらない。
こんな事を思いながら過ごした俺に対し、絵美は未だに連絡一つなくなった。
何故そんな風になったのか?
今になってもまるで分からない。
同じフレンチワイズへ連れて行った。
小川絵美はデート翌日にメールあってから音信不通。
増川君代はデートから二月九日まではお互いのやり取りはあったのだ。
食事のあとも何度やり取りを交わし合い、親密度を深めた事だろうか。
では何故、彼女からの連絡が途絶えたのだ?
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