【開発日誌 #05】学籍番号ログインとの格闘
学籍番号ログインとの格闘
前回の記事では、予約データを保存するためにLocalStorageを採用した話を書きました。
予約情報を保存できるようになったことで、ようやく「予約システムらしい形」になってきました。
しかし、そこで新たな疑問が生まれます。
「誰でも予約できてしまって大丈夫なのだろうか?」
予約だけでは運用できない
最初のシステムは、名前を入力すれば誰でも予約できるような仕組みでした。
試作品としては十分だったのですが、実際に運用することを考えると不安が残ります。
例えば、
本当にその学生が予約したのか分からない
同じ人が違う名前で予約できてしまう
誰が利用しているのか管理しづらい
予約システムとして考えると、利用者を識別する仕組みが必要だと感じました。
学籍番号で管理してみよう
そこで思いついたのが、学籍番号を使ったログインです。
大学では学生一人ひとりに学籍番号が割り振られています。
この番号を利用すれば、
「誰が予約したのか」
を管理しやすくなると考えました。
当時は、
「学籍番号を入力してもらうだけなら簡単だろう。」
そんなふうに思っていました。
……甘かったです(笑)。
思わぬ落とし穴
実装を進めていくと、小さな問題が次々と見つかりました。
例えば、
大文字と小文字が混ざる
全角で入力される
半角スペースが入る
入力ミスが発生する
システムから見れば別の文字列でも、人から見れば「同じ学籍番号」です。
利用者に毎回
「半角・大文字で入力してください」
とお願いするのも現実的ではありません。
そこで、
入力された文字を自動で整える仕組みを少しずつ追加していきました。
「使いやすさ」は見えない機能
ログイン画面は、一見するととてもシンプルです。
でも、その裏では
「できるだけ利用者が迷わないように」
という工夫がたくさん詰まっています。
画面にはほとんど変化がなくても、
使いやすさを支える機能を考える時間の方が長かったように思います。
システム開発は、新しい機能を追加するだけではなく、
「どうすれば自然に使ってもらえるか」
を考えることも大切なのだと実感しました。
少しずつ本格的なシステムへ
学籍番号ログインを導入したことで、
予約システムは「動くもの」から「運用できるもの」へ一歩近づきました。
もちろん、この後も管理者機能やデータ管理など、新しい課題が次々に出てきます。
でも、この頃から
「実際に使う人のことを考えて作る」
という視点が、少しずつ身についてきたような気がします。
次回予告
次回は、
【開発日誌 #06 】管理者機能を作ることになった理由
について書いてみようと思います。
「利用者が使いやすいシステム」を目指すだけでは足りず、「管理する側の使いやすさ」も考えるようになった経緯を振り返ります。
(続く)
