【詩】優しい珈琲|||#風まかせ文芸部「珈琲」
今朝は珈琲を豆から挽いた
いつものお店のいつもの豆
ゴリゴリした手応えは幸福のメロディ
小粒が砕けて日曜日の香り
虹彩のあぶくが大きく膨らみ
黒滴が白いマグにゆっくり落ちる
懐かしの曲を口ずさんでいたら
静かな雨のリズムにちょっとつられて
聞いたことない旋律に苦笑する
右手には買うのに三十分悩んだマグを
左手には癖の付いてしまった文庫本を
確かめる私
確かな私
長い長い夜に痺れた体を
温めてくれるのは優しい珈琲
ほっと息をついた
※読んでくださり、ありがとうございます!
こちらの企画に参加させていただいています!
