簿記の勉強【専門学校の講師目線】
経理系専門学校の実務家講師しています。新入生が入り、早1か月。皆さん、税理士や会計事務所、金融機関への就職を目指して、まずは簿記ボキぼき・・・。と、簿記検定への受験勉強に励んでいます。
私は税理士であり、昔は税理士試験の財務諸表論講師(会計科目)をしていました。生徒からは「簿記が好き」、「簿記が得意」と思われがちですが、実は簿記自体はそんなに好きではありません。商業高校出身の子と電卓を叩くスピードで勝負したら、まあ完敗です。
簿記の勉強で挫けそうな子に言います。
「簿記は楽しくなくても、その先にある税理士業務、経営コンサルティングは面白いかもよ。」
簿記はそもそも帳簿作成の学習ですから、実務に就いていない学生には面白い要素が少ないと思います。まあ、パズルのように数字があって面白い!とか、計算自体が好きとかはあると思いますが、本質的な面白さとは違います。
今、簿記学習をやっていて挫けそうな人はこのように考えてください。
簿記はあくまで、税務や会計、経営を知るための「言語」です。
会話をするためには、ひらがなや漢字、その漢字の意味等を勉強する必要があります。言葉を巧みに利用して会話できるようになれば楽しいですが、ただひらがな、漢字の勉強をしている段階は、結構大変です。それこそ、覚えた漢字がいつ、どのように生かされるのか、イメージが湧かないとやる気もでないですよね。簿記学習もその段階です。
これから税理士試験や、日商検定などありますが、「簿記がつまらない、苦手=会計業界に向いていない」というのは大きな間違い。
とりあえず頑張って簿記を習得してください!
勝負はその先の「言語(簿記)」を用いて、巧に「会話(コンサルティング)」できるかどうか。
会計業界の仕事に向いているかいないかは、簿記学習の先にある学習で分かる、という考えで、挫けそうなときはモチベーションを上げてくださいね。
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