新年度、開発室は何をたくらんでいるのか "息を吐くようにAIを使う"
春ですね〜。
イクシアス株式会社 開発室の下田です🌸
色々と新しいことが始まる季節ですが、イクシアスでも毎年4月と10月に全社キックオフを開催しています。今回はその中で開発室が発表した内容、つまりリアルな開発室の野望を、開発室メンバー目線でお届けします。
会自体のレポートは弊社のnoteで詳しく紹介されているのでぜひご覧ください!
"息を吐くようにAIを使う"がキーワード
我らの室長、藤原さんの発表は、とてもノリが良いです。
つかみの小噺から発表が始まったり、発表というよりはみなさんに話しかけるような話し方で、なんだか自分に問いかけられているような感覚になります。内容も面白みを含んでいるので、開発室の発表を楽しみにしている社員がいるくらいです。技術的な話が入ってくる分どうしても難しくなりがちなテーマを、「聞かせる発表」に仕上げてくるのが藤原さんのすごいところ。
そんなノリノリの発表の中、
今回の開発室の目標はズバリ
「AIを補助でなく前提として組み込んだ開発フロー構築」
です。
社内ではすでにAIが日常的に広範囲に使われており、開発室メンバーももちろんその波を大きく受けております。
ただ、組織的なアプローチが開始する前の初期はメンバーによってAIの使い方がかなりバラバラでした。
調査で活用しコードは自分で書く人、ガンガンとバイブコーディングをする人、自分で書いたコードのレビューをAIに頼む人、PRの作成までまるっとAIに任せる人……それぞれが自分のやり方の中にAIを自然と溶け込ませた結果、気づけば活用レベルにばらつきが出ていました。
そこで室長がまず動いたのが、開発室メンバー全員へのアンケートの実施です。現状のAI活用レベルを可視化して把握するところから始め、最近の開発トレンドや自分たちがもっと楽しく働ける環境づくりも視野に入れながら、初期のアクションプランが生まれました。大きく3つあります。
①Devinくんに、もっと活躍してもらう
今、社内ではAIのDevinのことを「Devinくん」と呼んでおり、一部の開発タスクを任せています。急にキャラクター紹介みたいになりましたが、本当にそういう存在感なんです。
私が入社した時にはすでにDevinが前社的に導入・活用されており、プロマネもデザイナーもCSも含めて活用が進んでいますが、私が入社した頃からみんなDevinくんと呼んでいて、結構真面目な議論をしている時も「Devinくんに聞いたらこう言ってました」と真顔で会話が飛び交っています。知らない人が聞いたら、あたかもそういう名前の社員がいるかのように溶け込んでいます。
そんな愛されキャラのDevinくんですが、このDevinくんにもっともっともっと働いてもらおうというのが直近の目標の1つ。そう言うとなんだか酷な言い方ですね。Devinくん、いつもありがとうね。大好きだよ。と、感謝を伝えつつ、今のDevinくんにもっといろんな情報を見せてあげれば、もっと活躍できるはず——ということで今期は、安全性をしっかり担保しながら、Devinくんが参照できる情報の範囲を広げ、より賢く動ける環境を整えています。
モノレポ化はすでに済んでいるので、ソースコードはもちろん、人間が見られる領域にできるだけ近い形で、多くの情報をDevinくんと共有できる環境づくりを進めています。
具体的には、これまで主にソースコード中心だった参照範囲を、データベースの情報やその他の業務データにも広げていっております。
「コードはわかるけど実データが見えない」という状態から一歩進んで、より実態に即した調査や回答が深く適切にできるように進めております。
これが完全なものになると、CSさんやプロマネさんが「ちょっとこれ調べておいて」「このバグ、原因わかる?」といった問いかけに、Devinくんが今よりもさらに的確に答えてくれるようになります。
これまでエンジニアが対応していた調査・解析をDevinくんが担えるようになることで、エンジニアはより付加価値の高い開発に集中できるようになります。
かわいいアシスタントから、頼れる同僚へ。
そんなステップアップが進んでいます。
さらに、仕様駆動開発への取り組みもどんどん進めています。Specファイルと呼ばれる仕様書をあらかじめ丁寧に作り込んでおき、それをもとにAIが実装を進めるというやり方です。これが軌道に乗ると「人によってやり方がバラバラ」という状態が無くなる。属人化せず、チームとして同じ品質で開発を進められる世界になります。
現在は、そのSpecファイル自体をAIでどこまで精度高く生成できるかに挑戦しています。どのようなプロンプトやフローを使えばより高度実用的な仕様が作れるのかを試しながら、「仕様作成〜実装」までを一気通貫でAIに任せられる形を進化させていっております。
②AI開発レベルの底上げ大作戦
もうひとつのアクションは、「AI開発のレベル上げ」です。
先ほど言及したアンケートで現状が見えてきたのですが、メンバーのAI活用レベルはまだ人によって差があります。まずは3ヶ月で全員のレベルを4に揃えるべく動いております。
レベル4というのはざっくり言うと、「AIに丸投げして、結果をレビューできる状態」です。自分でゼロから書くのではなく、AIをうまく使いながら開発を進められる——そのくらいのイメージです。
チームで使い方を揃えながら、全員まとめて底上げしていく。それが今回のアクションプランです。
そしてその次の3ヶ月で目指すのが——チームとしてさらに上のレベルへ。個人がそれぞれ「AIを使うかどうかを考える状態」は完全に無くし、無意識に気付けばAIをゴリゴリ使っている状態。個人ごとの工夫に依存するのではなく、開発の流れの中に自然とAIが組み込まれているような状態を目指しています。室長の言葉を借りると「息を吐くようにAIを使うレベル」。なかなかパンチのある表現ですが、目指す姿としてはめちゃくちゃわかりやすいですね。
③AIと仲良くなりながら、セキュリティもちゃんと整える
AIをガンガン活用していくとなると、セキュリティの話は切り離せません。開発室では、情報セキュリティマネジメントの仕組みをしっかり整えながら開発を進めることも直近の大事なテーマのひとつ。AIと仲良くなりつつ、ルールもちゃんと整える。地味にも見えますが、とても大事なことです。
開発室は、いつでも前のめり
3つのアクションを軸にしながらも、プロダクトのため・お客様のために良いと思ったことはどんどん活用していこうというのが開発室のスタンスです。室長は今日も業務効率化のために新しいツールを試しているし、開発室はちょっとした体制変更もあって、それぞれが新しい領域で動き始めています。
新しい目標と環境の中で、さらに存在感を増すべく前進中。
この4月はまさにスタートの4月🌸といった雰囲気の開発室でした。
そんなイクシアス株式会社 開発室では、一緒に働いてくれるメンバーを絶賛募集中です!特に、AIを活用した開発に興味がある方や、開発フロー自体をアップデートしていきたい方は、ぜひ一度お話しできたら嬉しいです。応募はもちろん、まずは話を聞いてみたいという方も、お気軽にお問い合わせフォームからご連絡ください。
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