和菓子屋の娘が10の質問に答えてみた
「和菓子屋さんの家の子って、毎日お菓子食べ放題なの?」
子供の頃から、100回は聞かれてきた質問です。笑
こんにちは。「和菓子屋の娘」です。
現在、日本中の「お取り寄せ上生菓子」を食べ尽くし、理想のブランドを創るための観察記録をつけています。
今回は、私のバックグラウンドや考えていることを知っていただくために、10の質問に答えてみました。
ちょっとマニアックな視点もありますが、お付き合いいただければ嬉しいです!
Q1. 実家はどんな和菓子屋?
朝4時から餡(あん)を炊く匂いが漂い、湯気の向こうで職人が黙々と手を動かす、そんな昔ながらの店です。私はその横で、丸め損ねたお餅をもらって育ちました。
Q2. 和菓子屋育ちで、一番の贅沢だったことは?
「出来立て3分後」の上生菓子を食べられたこと。
上生菓子は、実は鮮度が命。あのしっとりとした質感、口の中でスッと消えるような口溶けは、時間が経つほど失われてしまう。その「最高の瞬間」を知っていることは、私の原体験になっています。
Q3. 逆に、苦労したことは?
季節行事(お正月、お彼岸、十五夜…)に、家族団らんの記憶が一切ないこと(笑)。
和菓子屋にとって、世の中のイベントは戦場。でも、誰かの大切な日を彩るために汗を流す父の背中は、私の誇りでした。
Q4. なぜ「和菓子」の中でも「上生菓子」にこだわるの?
上生菓子は、食べる短歌だと思うからです。
季節の移ろいや情景を、手のひらサイズの形に凝縮する。その抽象的な美しさと、繊細な技術に惹かれています。
Q5. なぜ、お店ではなく「オンライン販売」を目指すの?
「良いものを作っても、知られなければ存在しないのと同じ」という現実を見てきたからです。地方の名店の味を、忙しい現代人が自宅で、最高の状態で楽しめる。その「体験の橋渡し」をしたいと考えています。
Q6. 上生菓子を食べる時、最初にどこを見る?
まずは「肌の質感」です。
乾燥していないか、職人の指先の跡がどう残っているか。そして一口食べた後「甘さの余韻が何秒続くか」を体感で測ります。
Q7. 最近の「お取り寄せ」で感じている課題は?
「味」は美味しいのに、「体験」で損をしているお店が多いこと。
箱を開けた時の隙間、解凍した時の結露、同封されている説明書のフォント……。オンラインでは、届いた瞬間からが「味」に含まれるのだと痛感しています。
Q8. ぶっちゃけ、和菓子離れをどう思う?
「古臭い」と思われているなら、それは伸び代しかないと思っています。
日常に少しだけ、スマホを置いて上生菓子と向き合う「余白」を持つ。その豊かさに気づいてもらえる仕組みを、私が提案したいです。
Q9. どんなブランドを作りたい?
「届いた時、一番いい状態になるように計算された上生菓子」です。
冷凍配送であることを前提とした配合、解凍後の再現性。オンラインだからこそ可能な「新しい鮮度」を追求したブランドを目指しています。
Q10. 読者の皆さんに一言!
私は今、日本中の上生菓子を食べて「理想のかたち」を探しています。
「お取り寄せで失敗したくない」という方のガイド役になりつつ、皆さんと一緒に「一生に一度は食べてほしい和菓子」を形にしていきたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
「こんなことが知りたい」という質問があれば、ぜひコメントで教えてくださいね。
和菓子屋の娘
