空の黄昏
いきなり、うまくいくことなんてない。
どれだけ頭に知識を詰め込んでも、実際に動いてみなければ分からないことばかり。
準備をすることは悪いことではありません。
けれど、知識ばかりを溜め込み続けると、人は動けなくなってしまう。
動く時は、動く。
そこに、過剰な恐れはいりません。
「本当に大丈夫だろうか」
「間違っていたらどうしよう」
そんな不安は、どうか少し手放してください。
あなたが覚悟を決めて踏み出した心の奥にある見えない一歩は、必ず未来へ繋がっています。
一度決めたことを、いつまでも悩み続けなくていい。
歩き始めてしまえば、景色は変わっていくものです。
今の日本社会も、どこか同じではないでしょうか。
汗水垂らして積み上げた努力。
繊細な技術。
相手を思いやる気持ち。
本来、そうした「目には見えにくい本質」こそが、人の心を豊かにしていたはずです。
けれど今は、SNS映えする派手な結果や、分かりやすい刺激ばかりが求められている。
私たちは、いつからこんなにも「心の余裕」を失ってしまったのでしょう。
華やかなものは増えたのに、どこか満たされない。
まるで、見た目だけ綺麗に飾られた、味のしないスポンジケーキのようです。
AIとの共存が当たり前になっていく時代だからこそ、私たちは何を大切にして生きていくのか。
人の心を豊かにする土台とは、一体何なのでしょう?
私にとっては、あの時にがむしゃらに流した汗や、時間をかけて練り上げた開業準備の記憶、
そして、思うようにいかない不器用な自分を少しずつ許していった、あの愛おしい時間のような気がします。
そこには、心を育てるための余白がありました。
効率やスピードばかりが求められる今の時代だからこそ、この「目に見えない本質」を、心の中にそっと、大切に残しておきたいものです。
そんなことを考えながら見上げた黄昏は、どこか寂しく、それでいて優しく感じました。

いいなと思ったら応援しよう!
サポートしていただき本当に嬉しいです✨
サポートいただいたお金は、未来の畑の種代として大切に使わせていただきます。
そして、育てた美味しい野菜を皆様にお届けし、感謝の気持ちを形にして還元いたします。どうぞよろしくお願いいたします🙏