「君のひとみは10000ボルト」には、根拠があったのか?
「これでいいのだゼミナール」 第22回
「根拠の無い自信」
君のひとみは10000ボルト
1978年にリリースされた堀内孝雄さんの名曲ですね。
谷村新司さんが作詞を手掛け、
資生堂のCMソングとしても大ヒットしました。
皆様は覚えておりますか?
この時代は CMが企業戦国時代であり、
歌謡曲が黄金時代でした。
ここに「根拠のない自信」はあったのでしょうか?
いいえ。
全てはリサーチと戦略です。
しかし、直接携わった社員の中には
「根拠のない自信」でプレゼンを通した人も
きっといたはずです。
これが、私の「根拠のない自信」です。
---

いつものように寄り道カフェが終わり、
休日前には必ず居残り組が現れる。
ゼミ生が「今朝YouTubeを観ていた」と言い、
その動画を私と共有してくれた。
理系脳 vs SNS脳
以前に「雪が溶けたら何になる?」で
理系脳 vs 文系脳の記事を書きました。
今回は 理系脳 vs SNS脳です。
現代の思考は AC(交流)型でなければ生き残れない
SNS脳は AC 的であり、理系脳は DC 的である。
これが、私の「根拠のない自信」である。
◆ AC/DC の比喩を“論理化”する
① 交流(AC)とは「入れ替わり」を前提とした電流である
交流はプラスとマイナスが常に反転する。
1秒間に50回、60回、絶えず入れ替わる。
この「入れ替わり」という性質が
alternative(交互の・代替の)につながる。
つまり AC は “変化を前提とした構造”である。
---
② 直流(DC)は「一方向」を前提とした電流である
乾電池のように、プラスからマイナスへただ一方向に流れる。
これは “固定された前提”の世界観。
- 一度決めたら変えない
- 正解は一つ
- 方向は一本
昭和の価値観、理系的な思考、
そして「努力は積み上げるもの」という世界観は
すべて DC 的である。
---
③ SNS脳は AC(交流)で世界を見る
SNS脳は常に“反転”しながら世界を読む。
SNS脳の私は何を観るのか?
ステップ①:キャッチコピー
ここで年齢層と見込み客がわかる。
今回のタイトルは「君のひとみは10000ボルト」。
発信者、または見込み客はバブル世代。
又はABテストも考えられる。
ステップ②:内容を流して観る
年齢層を絞る必要はないと判断。
つまり発信者自身がバブル世代。
ステップ③:再生回数と登録者数
登録者14.3万人。
再生回数はそれを上回る。
50万超えも珍しくない。
これは 需要と供給のバランスが取れた理想の構造。
既に成功しているので、ここでABテストではない事がわかった。
つまり発信者がバブル世代と確定した。
ステップ④:チャンネル開設日
2019年8月。
コロナ前。
つまり「本業の危機回避」ではない。
純粋に発信したい人のチャンネル。
広告が付いているのでおそらく100万円以上/月
ビジネスとして成り立っている。
ショート動画が少ないので
ここで内容が濃いことも再確認出来た。
ステップ④からの感想
- 顔を出さない
- トークは棒読み
- 感情なし
-画像クオリティ わかりやすい初心者では無い AIを使用していない。
なのにタイトルは「君のひとみは10000ボルト」。
つかみは完璧。
---
これらを プラス/マイナスを入れ替えるように視点を反転させながら観察する。
つまり SNS脳は 交流(AC)型の思考。
---
結論(この章の)
プラットフォームはYouTube。
舞台もYouTube。
私は過去にYouTubeで発信していたが、
こんな数字は出せなかった。
だから同じ舞台には立てない。
よって、褒め言葉しか出ない。
---
④ 現代社会は AC(交流)型の思考を要求している
今の社会に溢れる「リ〇〇」はすべて AC 的。
- リスキリング
- リブランディング
- リデザイン
- リエンジニアリング
全部「リ」。
全部「入れ替え」「反転」「更新」。
つまり現代は、
“直流(DC)的な一方向の努力” の時代ではない。
むしろ、
入れ替わり続ける前提で動ける人=AC型の人間が強い。
---
◆ 最終結論(締め)
SNS脳は AC(交流)であり、
理系脳は DC(直流)である。
そして現代社会は AC 的思考を求めている。
だから私は、
タイトルから年齢層を読み、
再生回数から市場構造を読み、
開始時期から発信者の意図を読む。
一見すると「根拠がある分析」。
しかし実は——
これこそが、私の“根拠のない自信”の正体である。
次回
**「わからないとは?」**
