高校生でもわかる西洋哲学。彼を愛しているのか、それとも条件を愛しているのか。
哲学ゼミ36回 No.20-6
②アブソリュート(Absolute)
③ ライプニッツのモナド(Monad)

② アブソリュート(Absolute)
一切の相対性を超え、
無条件に成立するもの。
神や絶対精神など、
形而上学における究極原理を指す。
形而上学(Metaphysics)とは
物理的世界を超えた存在や本質を扱う学問領域。
「存在とは何か」
「実在とは何か」
世界の背後にある根本原理を問い続ける哲学分野。

西洋哲学まとめ①
絶対はあるのか?
私たちの世界は相対でできている。
美しい/醜い
勝ち/負け
成功/失敗
すべては比較で成り立つ。
しかし形而上学は問う。
「比較を超えたものはあるのか?」
それがアブソリュートという問い。
たとえば、バールーフ・スピノザは
神=自然という唯一の実体を想定した。
ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルは
歴史そのものが自己展開する「絶対精神」を語った。
西洋哲学は、
世界の背後に
無条件で成立する原理があるのではないか
と考え続けてきた。
⸻
しかし、ここで次の問いが生まれる。
もし絶対があるなら、
世界は何でできているのか?
西洋哲学まとめ②
世界は何でできている?
ここで登場するのが
ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツの
③ ライプニッツのモナド(Monad)
モナドとは、
・分割できない
・物理的ではない
・それぞれが世界全体を映している
最小単位の存在。
世界は物質でできているのではなく、
精神的な単位の集合だと考えた。
重要なのは、
モナド同士は直接影響しない。
それでも世界は調和している。
なぜか?
神が最初から
最善の世界として設計したから。
これを「予定調和」という。
⸻
ここで西洋の流れは完成する。
1. 世界の背後に絶対はあるのか?(アブソリュート)
2. 世界は何でできているのか?(モナド)
3. それは神によって統合されている
西洋は最後まで、
「絶対」を前提に世界を理解しようとした。
⸻
そして、東洋は逆方向へ進む。
絶対はない。
固定した実体もない。
縁起・空・無我へ。
超越を立てる思想と、
超越を空にする思想。
ここで対比が完成する。
次回は東洋思想へ
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