「平凡ないゆの特別な毎日」プロローグ【創作大賞2025応募作品】
はじめまして。I.Y.U.(いゆ)といいます。
この物語は、ある一人の「ふつうのおかあさん」の
恋と、葛藤と、祈りの記録です。
母として、妻として、一人の人間として。
揺れながらも、まっすぐに生きる“いゆ”の特別な毎日。
誰にも言えなかった気持ち、
伝えられなかった「好き」、
ちゃんと大切にできなかった「愛」。
それでも、今なら——
誰かをちゃんと愛せる私になれたって、そう思えるから。
ここから始まるのは、
“変わった私”と、“変わらせてくれた人”の物語。
note創作大賞2025、応募中📚
I.Y.U名義で綴るフィクション連載『平凡ないゆの特別な毎日』更新中✍️
→ #創作大賞2025 タグからまとめて読めます🕊️
✴︎
【このお話のあらすじ】
「お母さん」でいる私と
「ひとりの女」である私。
その狭間で揺れる心を、
20年分の交換日記と未読のLINEがそっと照らす──。
3人の子どもを育てる主婦・いゆ。
ある日、20年ぶりに再会した初恋の人・壮ちゃんと再び心を通わせ始める。家庭と恋、現実と夢、過去と今。
「全部自分だった」と気づいてしまったとき、いゆが選んだのは…。
これは、愛して、揺れて、赦して、生きる、すべての“あなた”に贈る再生の物語。
✴︎
プロローグ~壮ちゃんへ~
あのね〝壮ちゃん”
私、変わったよ
大人になったから
もっと上手にあなたを愛せるって
壮ちゃんに証明したかったんだ
あの頃の自分に足りなかったものを
”今の私”なら、ちゃんと渡してあげられる。
あなたの大好きなところも、許せなかったところも、
全部まるごと受け入れられる。
もう二度と手放さない――
そう思うことで
私は〝昔の自分自身”を肯定したかったんだろうね
でもね、気づいたの。
私が変わったのは
大人になったからじゃなかったんだ
私が変われたのは
”ひーくん”と一緒にいたから。
丸ごと愛せる自分でいられるようになったのは
“ちゃんと愛されてきた”からだった。
”愛する力”って
結局は「どう愛されたか」によってしか
育まれていかないものだったって
壮ちゃんへの想いを通して
今更ながら気づいたんだ
私が変わったのは、
時が経ったからじゃなくて
ひーくんに
“ちゃんと愛されてきた”から。
“ちゃんと受け入れてもらえた”から
ひーくんのそばにいて
そのままで「大丈夫だよ」って言ってくれる毎日の中にいる時間を
積み重ねていくことで
私は“心の底から愛せる人”になった
だから私は
「変わった私」で壮ちゃんへ会いに行くんじゃなくて
「変わらせてもらえた私」で
ひーくんと一緒にいることを決めたよ
かけがえのない毎日を丁寧に抱きしめて、
静かに祈ってる。
ひーくんが私にしてくれているみたいに、
”昔の私”も、壮ちゃんを愛し抜きたかった。
”今の私”ならきっとそれができる
だけど”今の私”には
その時間は、もうないんだ
だから私は、ひーくんと一緒にいる
あのね壮ちゃん
たくさん振り回してごめんね
本当に大好きだよ
今だって震えるほど恋しいよ
壮ちゃんが
壮ちゃんの本当に大切な人に囲まれて
壮ちゃん自身を愛しむことができる毎日でありますように
ただそれだけを
今もずっと、祈ってる
✴︎
これは
不器用でワガママで
感情に振り回されっぱなしの私
I.Y.U.(アイ・アンド・ユー)──
私と、あなた。
愛と選択の物語。
── Written by I.Y.U.
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