伊豆旅行の宿選びで迷ったら|熱海・下田以外に見たい伊豆長岡・土肥・戸田・松崎
こんにちは。
伊豆さんぽ編集部です。
伊豆旅行の宿を探し始めると、最初に目に入りやすいのは、やっぱり熱海や下田だと思います。
熱海は行きやすくて、駅の近くでごはんも散策も組みやすい。
下田は海がきれいで、街歩きもできて、「伊豆まで来たな」と感じやすい場所です。
初めての伊豆旅行なら、この2つから考えるのは自然です。
ただ、週末や夏休み、連休が近づいてくると、少し困ることがあります。
泊まりたい宿が空いていない。
思っていたより宿泊料金が高い。
下田まで行きたいけれど、移動時間を考えると少し迷う。
でも、熱海でも下田でもない場所となると、急にどこを見ればいいのかわからないんですよね。
伊豆は、名前を知っている場所だけで探すと、選択肢が意外と狭くなります。
そんなときに候補に入れておきたいのが、伊豆長岡・土肥・戸田・松崎です。
この記事では、この4つのエリアを「穴場だから行きましょう」という紹介ではなく、どんな旅なら候補にしやすいか、宿選びや移動の目線で整理していきます。
熱海・下田以外を選ぶのは、妥協ではない
熱海や下田で宿が見つからないとき、ほかのエリアを見ると、少し妥協しているように感じるかもしれません。
でも、伊豆の場合は少し違います。
伊豆は思っているより広く、東伊豆・中伊豆・西伊豆で、旅の雰囲気がかなり変わります。
駅近で動きたいなら、熱海や伊東、下田はやっぱり組みやすいです。
一方で、温泉宿でゆっくりしたい、夕日を見たい、静かな海辺で過ごしたい、町の空気を味わいたいという旅なら、別のエリアのほうが合うこともあります。
つまり、熱海・下田以外を見ることは「外す」のではなく、旅の目的に合わせて候補を広げるということです。
ここを最初に決めておくと、宿探しが少し楽になります。

伊豆長岡|温泉宿と移動しやすさのバランスを取りたい人に
伊豆長岡は、温泉宿を中心に考えたい人に向いています。
下田ほど南まで行かなくても、温泉宿に泊まってゆっくりしたい。
熱海ほどにぎやかでなくてもいいけれど、移動はあまり大変にしたくない。
そんなときに候補にしやすいエリアです。
三島方面から入りやすく、伊豆の入口に近い感覚で使えるのも大きいところです。新幹線で三島まで来て、そこから伊豆箱根鉄道で伊豆長岡方面へ向かう流れは、初めてでも比較的イメージしやすいと思います。
ただし、伊豆長岡は「駅を降りたら、すぐ観光スポットがぎゅっと集まっている」という場所ではありません。
駅から宿までは、徒歩だけで考えないほうがいい場合もあります。宿の送迎、バス、タクシーを含めて見ておくと安心です。
観光を詰め込むというより、宿で過ごす時間をちゃんと取る。
そのほうが、伊豆長岡らしい旅になりやすいです。
【伊豆さんぽメモ①】伊豆長岡は“泊まって整える”感覚で見る
伊豆長岡を選ぶなら、チェックイン後の時間をゆっくり残しておくと過ごしやすいです。
温泉に入って、夕食を食べて、翌朝は少し遅めに動き出す。
翌日に修善寺や三島方面へ回すこともできるので、1泊2日の中でも無理なく組みやすいエリアです。
土肥|夕日と海沿いの宿でゆっくりしたい人に
土肥は、西伊豆側の温泉地です。
熱海や下田のように、電車を降りてすぐ街歩き、というタイプの場所ではありません。車なしの場合は、修善寺方面からバスで向かう流れを考えることになります。
そのぶん、土肥は「宿で過ごす旅」に向いています。
海沿いの宿。
夕方の海。
温泉に入って、あまり動きすぎずに過ごす時間。
こういう旅をしたい人には、土肥は相性がいいです。
逆に、1泊2日で観光地を何か所も回りたい人や、夜に外でいろいろ食べ歩きたい人は、少し物足りなく感じるかもしれません。
土肥を選ぶなら、宿の夕食付きプランにするか、周辺で食事できる場所を先に見ておくと安心です。
「宿に泊まることそのものを楽しむ旅」として考えると、土肥は選びやすくなります。
戸田|静かな海と港町の空気を楽しみたい人に
戸田は、にぎやかな観光地というより、静かな港町の雰囲気を楽しむ場所です。
海と山が近く、駿河湾側の景色が広がるエリアで、伊豆の中でも少し落ち着いた旅になります。
ここは、初めての伊豆旅行で「観光スポットをたくさん回りたい」という人より、静かな場所で過ごしたい人向きです。
戸田に泊まるなら、あちこち移動するより、その場所にいる時間を長めに取ったほうが満足しやすいです。
朝の港を少し歩く。
海の近くでぼんやりする。
宿で夕食を食べて、早めに休む。
そういう旅が合う人には、いい候補になります。
ただし、車なしで行く場合は、バスの時間をかなり意識したほうがいいです。特に帰りの便を見ずに予定を組むと、思ったより動きにくく感じることがあります。
戸田は「便利さ」より「静けさ」を選ぶ場所。
そこをわかったうえで選ぶと、失敗しにくいです。
松崎|西伊豆らしい町歩きと海を楽しみたい人に
松崎は、西伊豆の中でも町歩きの楽しさがあるエリアです。
なまこ壁の建物が残る町並みや、海の近さがあり、下田とはまた違う伊豆らしさがあります。
下田は開放感のある海と、観光地らしいわかりやすさがあります。
松崎はもう少し静かで、町の時間がゆっくり流れている感じです。
伊豆急下田駅からバスで入るルートもあるので、南伊豆旅行の延長として考えることもできます。
ただし、松崎も「思いつきで何か所も回る」より、行きたい場所を絞ったほうがいいです。
町歩き。
海。
宿。
余裕があれば周辺の景色。
このくらいにしておくと、移動に追われずに過ごせます。
西伊豆らしさを少し味わいたいけれど、ただ静かなだけではなく、町歩きもしたい。
そんな人には松崎が候補になります。

車なしで行くなら、行きより帰りを先に見る
伊豆長岡・土肥・戸田・松崎を候補に入れるとき、車なし旅で一番大事なのは「帰りの時間」です。
行きは多少時間がかかっても、気持ちに余裕があります。
でも帰りは、新幹線や特急、夕方以降の予定に影響しやすいです。
特に土肥・戸田・松崎方面は、電車だけで完結する旅ではなく、バス移動が入ります。
宿を予約する前に、次のことは見ておくと安心です。
・最寄りのバス停はどこか
・宿まで徒歩で行ける距離か
・送迎があるか
・夕食付きの宿か
・翌朝、駅方面へ戻るバスが使いやすいか
・帰りに乗る新幹線や特急に間に合うか
これを先に見ておくだけで、旅の不安はかなり減ります。
伊豆は、行ける場所は多いのですが、全部を同じ感覚で回れるわけではありません。
駅近で動きたい旅と、バスで奥へ入る旅は、組み立て方を少し変えたほうがうまくいきます。
バスの時刻や運行状況は季節や曜日で変わることがあるので、宿を決める前に公式情報を確認しておくと安心です。

熱海・下田が向いている人もいる
ここまで伊豆長岡・土肥・戸田・松崎の話をしてきましたが、もちろん熱海や下田が向いている人もいます。
初めての伊豆旅行で、移動の不安を少なくしたいなら熱海は強いです。
駅から街へ出やすく、食事やカフェ、海辺の散歩も組みやすいです。
海も街歩きも楽しみたいなら、下田はやはり魅力があります。
少し遠くまで来た感じがあり、白浜やペリーロードなど、旅の目的を作りやすいエリアです。
なので、「熱海・下田以外が正解」という話ではありません。
便利さを取りたいなら、熱海や下田。
宿でゆっくりしたいなら、伊豆長岡や土肥。
静かな海辺や港町の空気を味わいたいなら、戸田。
西伊豆らしい町歩きも入れたいなら、松崎。
このくらいの感覚で見ると、選びやすくなります。
【伊豆さんぽメモ②】“穴場”という言葉だけで選ばない
熱海や下田以外のエリアを探していると、「穴場」という言葉に惹かれることがあります。
でも、穴場だから必ず楽、というわけではありません。
静かな場所は、そのぶん飲食店や交通手段の選択肢が少ないこともあります。
夜にふらっと外へ出て食事を選びたい人には、少し不便に感じるかもしれません。
一方で、宿でゆっくり夕食を食べたい人、海を眺めながら静かに過ごしたい人には、その不便さがちょうどよく感じることもあります。
大事なのは、「有名かどうか」より「自分の旅に合っているか」です。
迷ったら、こんなふうに選ぶ
伊豆長岡は、温泉宿に泊まりたいけれど、南伊豆まで行くのは少し遠いと感じる人に向いています。
土肥は、夕日や海沿いの宿で、あまり動きすぎずに過ごしたい人に合います。
戸田は、にぎやかな観光地より、静かな港町や海の景色を楽しみたい人向きです。
松崎は、西伊豆らしい町並みや海を、少し歩きながら楽しみたい人に向いています。
どこが一番いいかではなく、今回の旅で何を大事にしたいか。
そこから選ぶと、伊豆旅行はかなり組み立てやすくなります。
宿泊エリアを決める前に、1泊2日の動き方も見る
宿泊エリアは、宿の雰囲気だけで決めるより、駅からの移動、夕食、帰り方まで合わせて考えると失敗しにくくなります。
夏の伊豆を車なしで1泊2日旅する場合の宿選びとモデルコースは、こちらに詳しくまとめています。
8月の混雑も考えるなら、エリアごとの動きやすさも見ておきたい
伊豆の宿選びは、宿そのものだけでなく、旅の時期によっても選び方が変わります。
特に8月は、海や花火、夏休みの移動が重なりやすい時期。
熱海・伊東・下田・中伊豆・西伊豆では、向いている過ごし方や注意したいポイントが少しずつ違います。
8月の混雑を考えた宿泊エリア選びはこちらで整理しています。
「どの宿がいいか」の前に、「どのエリアに泊まると動きやすいか」を見ておくと、旅の計画が立てやすくなります。
あわせて読んでおきたい伊豆旅ガイド
伊豆の宿泊エリアは、地図で見るよりも実際の移動時間に差が出ます。
宿を決める前に、こちらの記事もあわせて読んでおくと、旅の全体像がつかみやすくなります。
有名な場所から選ぶのもいいですが、泊まる場所を少し広げるだけで、伊豆旅行はぐっと考えやすくなります。
最後に|伊豆旅行は、候補を少し広げるだけで楽になる
伊豆旅行は、熱海か下田だけで考えなくても大丈夫です。
もちろん、初めてなら熱海や下田は選びやすいです。
でも、宿が取れないとき、少し静かに過ごしたいとき、温泉宿を中心に考えたいときは、伊豆長岡・土肥・戸田・松崎も候補になります。
ただし、どのエリアにも向き不向きがあります。
車なしなら、バスの時間と宿の場所を先に見る。
夜の食事を外で選びたいなら、周辺のお店を確認しておく。
宿で過ごす旅なら、あえて観光を詰め込みすぎない。
そのくらいの準備で、伊豆旅はずいぶん安心になります。
熱海や下田だけを見ていたときよりも、少しだけ地図を広げてみる。
その先に、自分の旅にちょうどいい伊豆が見つかることがあります。
次回予告
次回は、「夏休みの伊豆旅行は1泊2日で足りる?」 というテーマで、旅の泊数について整理します。
伊豆は、熱海のように1泊2日でも動きやすいエリアもあれば、下田や西伊豆のように、移動時間まで含めて考えたいエリアもあります。
家族旅行、カップル旅行、ひとり旅でも、無理のない泊数は少し変わります。
次回は、夏休みの伊豆旅行を考えている人に向けて、1泊2日で足りる旅・2泊あると楽になる旅を、エリアと目的別にやさしく整理していきます。
