なぜ彼は逃げるの?回避型愛着スタイルの心理と、自分を守るための境界線
記事:中村 藍
#メンタルヘルス
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LINEを送っても3日間既読すらつかない。会っているときは楽しいのに、次の日から連絡が取れにくくなってしまう。
「また追いすぎたかな」「重い女と思われているのかも」ーー気づけばいつも自分を責めている。好きでいることが、こんなに消耗することだとは思わなかった……。そんなお悩みをもっていませんか。
まず、結論からお伝えします。
彼が逃げ腰になる原因は、あなただけとは限りません。
回避型愛着スタイルとは?
精神科医ジョン・ボウルビィの「愛着理論」によれば、人は幼い頃の親との関わりを通じて「他者とどう関わるか」の基本パターンを身につけます。そのパターンは、大人になってからの恋愛にも深く影響し続けます愛着スタイルは大きく4つに分かれます。

回避型の人は「誰かに深く頼ること=自分を失うこと」と心のどこかで感じています。だから関係が深まるほど、無意識に距離を取ろうとするのです。
なお、Hazan & Shaver(1987)らの研究によれば、成人の約20〜25%が回避型愛着スタイルを持つとされています。決して珍しいタイプではないのです。
【チェックリスト】あなたのパートナーは回避型?
回避型愛着スタイルの特徴は、多くの実証研究によって体系的に記述されています。以下の行動パターンは、その代表的な特徴として繰り返し報告されているものです。パートナーの行動と照らし合わせてみてください。
☑ 関係が深まると急に冷める、または連絡が減る
☑ 感情的な話し合いを避ける、または黙り込む
☑ 突然、音信不通やフェードアウトをする
☑ 問題が起きると話し合いより沈黙・撤退で対処する
☑ 将来の話になると急によそよそしくなる
☑ 会っているときは優しいのに、別れた後は連絡が激減する
これらは「親密さへの恐怖」を回避するための行動パターン。つまり、意図的に距離を置いているのではなく、無意識のうちに自動作動する防衛反応なのです。
複数当てはまる場合、彼の愛着タイプが「回避型」の可能性があります。
パートナーが音信不通になる本当の理由
回避型の根っこには、幼い頃に「感情を出しても、親にちゃんと受け取ってもらえなかった」体験があることが多いとされています。そうした経験が積み重なると、脳は「深くつながると傷つく」と学習してしまうのです。
したがって回避型の人は、関係が深まって「相手が自分に期待している」と感じた瞬間、脳が警戒アラームを鳴らします。音信不通もフェードアウトも、すべて「自分を守れ」という信号が作動した結果です。
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