『暁のヨナ』って、実は“いい上司・悪い上司”の例がいっぱいでてくる。と思った話__漫画から学べる_ヨナとスウォンと四龍たち。会社の中にもいる気がする。
『暁のヨナ』が、いよいよクライマックスを迎えようとしています。
長く続いてきた物語が終わると思うと、ちょっと寂しいけれど、
それ以上に「この作品に出会えてよかったな」と思う気持ちが強くなります。
というわけで、今あらためて最初から読み返しているところなのですが、
読めば読むほど、「やっぱりこの作品って、ただのファンタジーじゃないな」と感じています。
最初に読んだ時、
「あ、これって“いい上司と悪い上司”の例になるような人がいっぱいいでてくる…!」って、思ったんです。
王女ヨナが仲間と旅をして、少しずつリーダーとして成長していく姿。
それを支える四龍たちのチームワーク。
そして、理想を掲げながらも冷静に国を動かすスウォン。
まるで会社の中にいるような人たちが、物語の中にたくさん出てくる。
「こういう上司いるよね」とか、「この人がチームにいたら助かるな」とか、読みながら何度も頷いてしまいました。
漫画から学べることって、意外と深い。
今回はそんな視点から、、少女漫画『暁のヨナ』をちょっとだけ“組織の話”として読んでみたら、
すごく面白かったよ、という話を書いてみようと思います。
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ヨナは「共感型リーダー」
最初のヨナは、守られるだけの王女。
でも旅を通して、仲間の痛みや苦しみを知り、自分の足で立ち、戦うようになります。
彼女のすごいところは、「完璧なリーダー」じゃないところ。
むしろ、弱さも迷いもたくさんある。
でも、誰よりも人の気持ちに寄り添って、信頼を積み重ねていくんです。
会社でも、こういう「共感してくれる上司」って、すごく大事。
「この人のためなら頑張れる」って思わせてくれる存在って、実は最強のリーダーかもしれません。
スウォンは「戦略型リーダー」だけど、本当は悪じゃない
スウォンは、冷静で頭が切れるタイプ。
国の未来を考えて、時には冷酷な決断も下します。
一見すると「冷たい」「感情がない」と「悪役」のように思われがちだけど、
実際には、彼なりに国を守るために必要なことをしているだけなんですよね。
私は、スウォンのやり方は決して悪くないと思っています。
ただ、それが理解されにくいのも事実。
頭の切れる人たちばかりの組織なら、彼の意図も伝わるかもしれないけど、
感情で動く人や、情報が届かない立場の人たち――たとえば村人や兵士たち――からすると、
「なんでこんなことをするの?」って思われてしまう。
そういう意味では、スウォンのやり方は“正しいけど伝わりにくい”リーダーシップ。
でも、あの国の状況を考えると、彼のような存在がいなければ国が滅んでいたかもしれない。
だからこそ、必要なリーダーだったとも思うんです。
ハクは「ヨナの背中を守る人」
ヨナがリーダーとして成長できたのは、ハクの存在があったからこそ。
彼はただの護衛じゃなくて、ヨナの「心の支え」であり、「現実的な判断をしてくれる参謀」でもあります。
ヨナが感情で動きそうなとき、ハクは冷静に止めるし、
逆にヨナが迷っているときは、そっと背中を押してくれる。
こういう「二番手の存在」って、組織の中でもすごく大事。
トップがどんなに優秀でも、孤立していたらうまくいかない。
その人の考えを理解し、時には補い、時にはブレーキをかける存在がいてこそ、
リーダーは本来の力を発揮できるんですよね。
スウォンにも「参謀」がいたからこそ
スウォンのやり方が成立しているのも、実は彼の周りにいる“理解者”たちの存在が大きい。
特に「ケイシュク」のような人物がいることで、スウォンの冷静な戦略が現実に落とし込まれていく。
ケイシュクは、スウォンの意図を理解し、時に汚れ役も引き受ける。
スウォンが表に出せない部分を、代わりに動いてくれる存在です。
ただ、ここで難しいのが、スウォンのやり方は高度すぎて、一般の人には伝わりにくいということ。
だからこそ、スウォンのようなリーダーには、
「翻訳者」や「橋渡し役」になるような二番手・三番手が必要なんだと思います。
それがいないと、どんなに正しい判断でも、組織はついてこない。
四龍たちは「理想のチームメンバー」
四龍たちは、それぞれ個性も強いし、能力もバラバラ。
でも、ヨナを信じて支え続ける姿は、まさに「理想のチーム」。
誰かが落ち込んだら支えるし、必要なときには背中を押す。
こういうチームがあると、リーダーはすごく強くなれる。
しかも、四龍たちはただ従うだけじゃなくて、時には意見もするし、
ヨナの成長を見守りながらも、ちゃんと自分の意思を持っている。
そういう「自立した信頼関係」って、理想的なチームの形だなと思います。
「悪いリーダー」もちゃんと描かれてる
『暁のヨナ』には、部族長や敵国の王たちなど、
「自分の利益のために動く人」や「恐怖で支配する人」もたくさん出てきます。
そういう人たちの組織って、結局は崩れていく。
信頼じゃなくて、恐怖で動かす組織は、長くは続かないんですよね。
「自分のために人を使う」のか、「人のために自分が動く」のか。
その違いが、リーダーとしての本質を分けている気がします。
トップだけじゃなく、チーム全体で成り立つ組織
『暁のヨナ』を読んでいると、
「リーダーがすごいからうまくいく」んじゃなくて、
「リーダーを支える人たちがいるから、それぞれがあきらめないで信じて動くから、うまくいく」っていうことがよくわかります。
ヨナにはハクや四龍たちがいて、
スウォンには宰相や忠臣たちがいる。
トップの能力だけじゃなく、
その下にいる人たちがどれだけ信頼して動けるか。
それが、組織の強さを決めるんだなと感じます。
おわりに
『暁のヨナ』は、もちろんファンタジーとしても最高に面白い作品です。
でも、ちょっと視点を変えて読んでみると、
「組織ってこうだよね」とか「リーダーってこうありたいよね」っていう気づきがたくさん詰まってます。
漫画から学べることって、意外と深い。
私は、スウォンのやり方がけっこう好きです。
冷静で、感情に流されず、国の未来をちゃんと見ているところ。
ただ、それが伝わりにくいのもわかるし、誤解されやすいのも事実。
でも、そういう“わかりにくいけど必要なリーダー”って、現実にもいる気がします。
この物語の中には、いろんなタイプのリーダーが登場します。
共感で人を動かすヨナ、戦略で国を導くスウォン、変わっていくカン・テジュン、
そして、世代を超えて信頼をつなぐ風の部族のリーダーたち。
あなたは、どんなリーダーが好きですか?
『暁のヨナ』の中で、心に残っているリーダーがいたら、ぜひ教えてください。
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