スナックA病棟
とあるところに、じいさんがいたってな。そのじいさん、最初はA病棟にいたんだってよ。そのうちB病棟に移って、しばらく暮らしてた。けど、そのうち感染症になって、しばらくグッタリしてた。食事もノドを通らなくなっちまった。家族が、出来る事はやってくれって言うもんだから、胃瘻を作る事になったらしい。胃瘻を作るために、またA病棟に戻って胃瘻を作ったんだ。無事に胃瘻を作ったんだが、結局その胃瘻を使う事はなかった。そもそも、A病棟に移っただけで食欲が戻ってきたんだ。なんでって、A病棟にじいさんのコレ(右手でも左手でも好きな方の小指を立ててくれ)がいたからよ…
そんなワケはない。なんだそれは、である。しかし、病棟を移るだけで、急に元気になって、ご飯をモリモリ食べるようになるじいさんやばあさんがいるのは事実である。何が原因なのか、いつもよくわからない。そんな時、まーやはいつもそこを、こう呼んでいる。スナックA病棟。売り上げは上々…ってワケでもない。ウチの病院は、いつもカツカツだ。
