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謎ときをつくりました|勘違いでも妄想でもいいじゃない

謎ときをつくりました。
ちがう世界とこの世界がつながるお話です。

ちがう世界はひつじの国。

ひつじくんは、ともだちをたくさん連れてきます。

でも、思ったよりたくさんきてしまった。みんなこちらの世界についたら、一目散に好きな場所にいっちゃった。大丈夫って言って連れてきちゃったけど、本当は大丈夫じゃなかった。どうしよう、誰にも言えない。

帰るためのエネルギーが足りないことをひとりでなんとかしようとしていたひつじくん。みんなが楽しんでいるうちに、何事もなかったように帰れるようにしておこうと思っていたところでプレイヤーと出会うという話です。

友達を見つけたら名前を確認してねって、ひつじくんよくわかってる。
他者って名前を呼ぶことで関係しちゃうから。
その名前を読んでしまったら、もうあなたとその子は知り合いね。

表面上はそんな話には見えないようにしたけれど
そんなお話を今年は描きました。

お祭りで子どもから大人まで楽しめる謎ときにするには、あんまりごちゃごちゃさせちゃダメだし、野外だしちょっとした楽しみとしての謎解き。

だけど、今回のストーリーは実はこっそり人生の話を込めました。
人って、何かしなきゃ!(今回のひつじくん場合は、どうしよう帰れない。しかもみんなは楽しそうにしている。その気持ちを壊しちゃいけない、だから誰にも知られずにみんながお祭りを楽しんでいる間に、自分でなんとかしなきゃ)と思っている時って、そのことばかり考えてしまう。何をすべきか。何を達成しないといけないのか。何を終わらせないといけないのか。

けれど、空に帰る(死の世界に旅立つ)には、この世界の奇跡を1つ持ち帰らないといけない。それは色々な場所に一緒に行って、そこで何を感じたかはさておき時間を共にすること。たいしたことは起きないかもだし、期待はずれかもしれないし、期待を上回るかもしれないけれど、その時間を旅すること。見つからなかったり迷ったり疲れたりもするけれど。

そしたら「またね」って言ってもらえるかもしれない。

「お疲れさまでした」ではなくて、「さよなら」ではなくて「またね」って言ってもらえることは奇跡。
これだけたくさん人がいるのにも関わらず、また会ってもいいの?それを人から言ってもらえるの?そんなことが起きたらいいよね、って思ってつくりました。

それに加えて、
誰にも知られずに一人でなんとかしないとと思っている時に、一緒に冒険してくれる人が現れることってきっと稀有なこと。

ひつじくんは必死だったから気づいていないかもしれないけれど、きっとものすごく助かっていたと思う。あなたが一緒に歩いてくれたから。

関係ないはずなのにさ。断らずに率先して次に向かってくれた。苦しいことが思い出に変わった。

それが当たり前のことのように、何気ないふつうのこととして行われていたこと。それもまた奇跡と呼べるよね。

ゲームなんだけれど、作者はそういう目線で見てたからプレイヤーが「できたー」って帰ってくるたびに癒されたよ。不安な時にだれかが気を向けてくれることってありがたいことだから。

ひつじくんは愛嬌あるキャラのようだけれど、本当は全然そんなことないわけなので、もしかしたら全部ひつじくんの妄想かもしれない。
現実ではそんなこと起きてなくて、そうあったらよかったなあ、って思っているだけかもしれない。

だけれど、勘違いでも妄想でもいいじゃない。

それがひつじくんの見た今日なら。


つくっている間、ずっとlulu.を聞いていました。

ひつじくんまたね。
また会えたらいいな。


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サカキミヤコ 広大な仮想空間の中でこんにちは。サポートもらった分また実験して新しい景色を作ります。