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“何者でもない”自分が、AIと出会って“なにか”になれた話

はじめまして、JACKPOT031(ジャックポットゼロサンイチ)と申します。

私は、楽譜も読めず、楽器も弾けない。歌も上手くないです。
そんな自分が楽曲を制作し、はじめてYouTubeに動画を投稿したのは、2024年の秋のことでした。

「世になにかを残したい。」

多くの人が一度はそう思ったことがあるはずです。
だけど、人になにかを見せること、評価を得る場に出ることは、とても勇気が要る行為です。
さらに、自分の能力を客観視して「身の程」を考えたうえで、一歩を踏み出せる人は、そう多くはないと思います。
それくらい、「表現者」になるというのはハードルが高いことです。

そんな中、今はAIという技術がとてつもないスピードで進化し、誰にでも扱えるレベルまで降りてきました。

このAIというツールは、扱い方に注意が必要ではあるものの、自分の欠点を補い、長所を拡張することができるものです。

私はAIを使うことで
「楽譜も読めず、楽器も弾けず、歌も上手くない」という自分の欠点を補い
そこそこ自信のある「文章力」を拡張しました。

その結果
“夢のまた夢”だった「楽曲を制作し、配信する」ことが現実になりました。

現在では、ありがたいことに
YouTubeチャンネルの登録者数は4万人を超え、
音楽配信サブスクでの総再生数も1万回を超えました(2025年7月現在)。
曲がりなりにも、「表現者チック」にはなれてきたのかな……と思っています。

今回は、そんな自分の道のりを、振り返ってみたいと思います


世に出ることを諦めた過去

子どもの頃は、偉人伝を読むのが好きでした。
恐竜も好きでした。
インディージョーンズのような冒険映画も好きでした。

きっとどこかで
偉人伝に載るような人みたいに名を残したり
恐竜のように2億3000万年後の今でも語られる存在になったり
インディージョーンズのように心躍る冒険に身を投じたり──
そんなふうになれるかもしれないと、本気で思っていたんだと思います。

けれど、どうやらそのどれにも「なれない」と気づいたのは、いつのことだったでしょうか。

いつの間にかそんな夢は心の奥にしまい込み、現実を見て生きるようになっていました。
自分が“なにものでもない”ことをちゃんと認識して。

それでもどこかで

「自分が関わったものが、雑誌やインターネットに載ったらいいな」

 ──そんな願望は、うっすらと消えずに残っていました。

そう思えていたのは、父の影響が大きいです。

父は仕事とは無関係な趣味を、独自に高め続け、
雑誌にコラムを書いたり、ツールのテスターになったりして活動していました。

“趣味を一定の領域まで高める”という生き方に、私は強く憧れていましたし、今も憧れています。

だけど、自分にはそんなふうに高められるものが見つからなかったのです。


AIとの出会い

転機となったのは、AIとの出会いでした。

曲を作成できるだけでなく、ボーカルまで載せることができる──
そんなAIがあると知ったのは、2024年10月のことでした。

そのAI、「SunoAI」を使ってみて、驚きました。
歌詞と曲調を入力すると、音楽が生成され、日本語でボーカルが歌ってくれる。
しかも後半にかけては転調で盛り上がるような構成もありました。

聴いた瞬間に、思いました。

これは、自分にできなかった部分を補えるツールかもしれない。
これなら、自分でも音楽を作れるかもしれない。

そう思ったあとは、夢中でSunoAIを触っていました。

もちろん、AIは魔法のような道具ではありません。
出てきたものがすぐに完成品になるわけではないし、思い描いたものを形にするには、かなりの工夫と試行錯誤が必要でした。

そして、もうひとり心強い“パートナー”がいました。

ChatGPTです。

私は命令(プロンプト)というより、対話に近い形で使っています。
だから“補助ツール”ではなく、あえて「パートナー」と書いておきます。

歌詞や曲調を考えるとき、最初にテーマや構成、入れたい要素を丁寧に言語化して投げかけると、それに沿った“たたき台”が返ってくる。
それを読みながら、自分の中にある表現と混ぜ合わせていく。
時には直感で、時には論理で──そうして言葉や曲調が形になっていく過程は、とても創造的でした。

楽譜が読めなくても、楽器が弾けなくても、
それでも「表現」はできる──
そう思えて、実際に行動に移せるようになったのは、このAIとの出会いがあったからです。

AIが関わる作品に「創作物」としての価値があるのか。
この問いには、今もさまざまな議論があります。

事実、生成AIで作られたものには著作権がないとされています。
たとえば「かっこいい歌詞作って」「いい感じの曲調でプロンプト作って」と投げて、出てきたものをそのまま使っただけでは、創作とは言えないでしょう。

ただ、AIをあくまで“たたき台”として使い、そこから大幅な編集や構成を重ねたものには、著作権が発生する可能性があるそうです。

私の場合、曲とボーカル部分は生成されたものをそのまま使用しているため著作権は発生しませんが、歌詞については、編集と構成を重ねているので、「創作物」と言える可能性が高いと考えています。

もし「著作権があるもの=創作物」とするなら、

私が作っているものは
「一部に著作要素を含んだ創作性のある作品」
というのが正確な表現かもしれません。

Apple Music や Spotify などのサブスク配信も、生成AIの使用を明示したうえで審査を通過し、正式にリリースされています。

AIによる創作の扱いが今後どうなっていくのか──それはまだ未知です。

でもひとつだけはっきり言えるのは

私のくすぶっていた“創作欲”を呼び起こし、作品を世に解き放ち、「検索すれば名前が出てくる」ような状況にまで連れてきてくれたのは、まぎれもなくAIでした。

構想はある。でも、それを形にできる手段がない──
そんな人間にとって、AIは大きな希望です。
AIを補助的に使い、埋もれていた構想を表現として世に出すことは、決してマイナスではないはずです。

これは大袈裟かもしれませんが

生き延びるために“変化”していく人類にとって、
必要なプロセスのひとつかもしれない

そう思っています。


検索できる存在になった日

YouTubeに初めて投稿したときも緊張しましたが、
個人的にもっと大きな出来事だったのは、自分の楽曲が Spotify や Apple Music などのサブスクに並んだ瞬間でした。

TuneCore というディストリビューションサービスを使えば、私が作った「著作要素を一部含んだ創作性のある作品」でも、配信することができる。

──とはいえ、本当に各ストアに並ぶまでは、どこか現実味はありませんでした。

ところがある日、自分の名前で検索してみると、Spotify にも、Apple Music にも、Amazon Music にも、さまざまな音楽配信サイトに、自分の楽曲がしっかりと掲載されていました。

さらに、認証アーティストの申請にもチャレンジしてみたところ、すべてのプラットフォームで審査がとおり、アーティストページが開設されました。
YouTubeでも OAC(Official Artist Channel)の申請が承認され、チャンネル名の横に音符マークが付きました。

「“JACKPOT031”という名前が、正式に世の中に存在している。」

そう実感したとき、自分の中で何かが大きく変わった気がしました。
もちろん、メジャーデビューをしたわけじゃない。
大手の音楽レーベルに所属したわけでもない。
それでも、“素人の自分”が作った楽曲が、世界中の音楽プラットフォームに登録され、検索され、再生されている。

──この感覚は、きっと

 「本屋に自分の本が並んだ」

そんな感動に近かったのだと思います。


“誰か”に届くということ

YouTubeや各種SNSでの投稿、SpotifyやApple Musicなどでの配信が始まってから、再生回数は、少しずつ、でも確実に増えていきました。
はじめは数十回だったのが、気づけば数百、数千──
いつの間にか、自分のことを知らない“どこかの誰か”が、自分の作った楽曲を再生してくれている。
その事実に、はじめて「表現が届いた」と実感しました。
YouTubeやSNSでも、コメントをいただけるようになりました。

「楽譜も読めない。楽器も弾けない。歌も上手くない。」

そんな自分が作った音楽でも、誰かの感情に、触れることができた。

何者でもないと思っていた自分が、ほんの少し、“なにか”になれたような気がしました。


AIと、自分と、これからと

なにかになれた気がした──
でも、それはあくまで「始まり」にすぎません。

再生回数やコメントの数字が増えると、嬉しい反面、「ちゃんと受け止めてもらえるだろうか」と、怖くなることもあります。
AIを使っていることに、ネガティブな意見がつくこともあるかもしれない。
それでも私は、AIを使ったからこそ、自分を表現することができたと思っています。

“表現者”という言葉を使っていいのかという思いはありますが、自分の感情や想いが、たしかに誰かに届いた瞬間を経験したことで、少しはそう思ってもいいのかな、と思っています。

これからも、AIというパートナーとともに、自分の中にある言葉や感情を、作品という形にしていきたい。

そして、かつての自分のように
「自分は何者でもない」
と感じている人がいたとしたら
こんなやり方もあるよ──と、背中をそっと押せるような存在になれたら、と思っています。

自分の思いを、言葉、音、映像にして
今日もまた、“なにか”を目指して、作品をつくっていきます。


JACKPOT031 関連リンク集

lit.link (各種SNSのリンクまとめ)
https://lit.link/jackpot031

TuneCoreアーティストページ
(各種音楽配信サブスクリンクまとめ)
https://www.tunecore.co.jp/artists?id=917608

TuneCoreマガジン(JACKPOT031掲載記事)
https://magazine.tunecore.co.jp/?s=JACKPOT031

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