筋肉パワーを超える、中心軸による身体操作(実例動画付き)
現代人が失った昔の日本人の “身体の構造”を取り戻すと、 1.6kgの木刀を片手で軽く振れるようになる。
この記事では、その身体構造の仕組みをまとめてみた。
1. なぜ昔の日本人は超人的だったのか
江戸時代の飛脚は、東京から京都までを馬と同じ速度で走った。 農家の女性は、60kgの米俵を三俵、合計180kgを担いで歩いた記録が残っている。
彼らは特別な筋肉を持っていたわけではない。 現代人より栄養状態も悪い。 なのに、なぜここまで“超人的”だったのか。
答えはシンプルで、 彼らは「中心軸」を使っていたからだ。
2. 結論:すべては“中心軸”から始まる
現代人は、筋肉で身体を支えている。 だから外側の筋肉が常に緊張し、疲れやすく、動きが重い。
昔の日本人は逆で、 中心に一本の軸を立て、その軸で身体を支えていた。
軸が立つと、外側の筋肉は“支える仕事”から解放される。 ここからすべてが変わる。
3. 軸が立つと何が起こるのか
● 外膜(筋肉)が力を抜ける
人間はタコではない。 立つためには、どこかで身体を支えなければならない。
軸が立っていない現代人は、 外側の筋肉(外膜)がその役割を代わりにやっている。 だから肩が固まり、腰が張り、動きが重くなる。
軸が立つと、外膜は支える必要がなくなる。 自然に力が抜ける。
これが本当の「脱力」だ。
● テントの比喩
テントは、中心のポールが立っていれば外膜(筋肉)を緩めても倒れない。
逆に中心のポールが無ければ、外膜(筋肉)でささえるしかないのだ。
人間の身体もまったく同じ。
身体の中に、軸(ポール)が立つ → 外膜(筋肉)は余計な力を使わない。=完全脱力が可能になる。
● 脱力の正体
脱力とは「力を抜く努力」ではない。 構造が整った結果として勝手に起こる現象 だ。
4. 軸と連動が生む「重いものが軽くなる身体」
軸が立ったのちに、 腕・肩・背骨・腰・脚を“らせん状”に繋げる。
この連動が起きると、 重いものが軽くなる。
筋力ではなく、身体の構造で仕事をするからだ。
● 1.6kg木刀を片手で振れる理由
私は1.6kgの木刀を、柄のいちばん端を持って片手で振っている。
これは筋トレの成果ではない。
軸が立ち、 外膜が脱力し、 全身がらせんでつながると、 重さが“流れる”ように動く、またはふわっと浮き上がる。
だから1.6kgの木刀でも軽く感じる。
● 古武術の「浮き身」
古武術には「浮き身」という概念がある。 身体を軽くするのではなく、 重さを“流す”ことで軽く扱う技術 だ。
これも軸と連動が前提になっている。
● 昔の日本人が自然にできていた身体操作
農作業、歩行、畑仕事、荷物運び。 すべてが“軸を使う動き”だった。
だから特別な修行をしなくても、 自然と身体が整っていた。
「葬送のフリーレン」が、普段から魔力制御を、日常生活で行ってきたことと、同じ理屈で、古来の日本人は、普段の生活で、特殊な身体操作を当たり前に学んできた。
5. 実践:今回私が実際に実践した方法
● ① 軸を立てる
・頭頂から足裏まで一本の線を通す ・胸を張らない ・腰を反らさない ・仙骨を立てる・丹田が“落ちる”感覚をつくる。
これだけでも効果が大きいが、さらに外膜の筋肉の緊張をすべて緩めるのだ。
● ② らせん状につなげる
軸が立ったら、 腕・肩・背骨・腰・脚を“ねじらずに”らせんでつなげる。
ねじるのではなく、 勝手にらせんが生まれる構造にする。
● ③ 片手素振り
この状態で1.6kg木刀を片手で振る。
筋力ではなく、 軸と連動で“重さを流す”指標となる。
筋トレのように訓練目的ではなく、ちゃんと身体操作ができているかの確認のために行う。
6. 証明動画
この記事で書いた内容を、実際に身体でやった動画がこれ↓
構造が整うと、 重さの扱い方が根本から変わる。
そして姿勢が、恐ろしいほど整ってくる。
両手で振れば30回も簡単に振れる↓
古武術身体操作の別記事↓
重い木刀を軽くする身体操作|1.6kg木刀・脱力素振りの効果 |車田政信【ドラゴ二アンブログ】
