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【新連載】きゃべつ佐藤の「ケアマネ経営論 Vol.1」〜「44件の壁」とインセンティブ〜


おはようございます。
じゃがたま佐藤、改め「嬬恋(つまごい)きゃべつ佐藤」です。

さて、先日「講師養成の学校」を卒業し、
私自身、今日から新しいステップ、
新たな活動を始めます。

今、私が最も向き合いたいテーマ。

それは、「ケアマネジメント事業の未来」です。

先が全く見えない中で、日本の高齢者福祉のインフラであるケアマネ事業がどうなるのか。
20年、30年先を見据え、どう事業を作るのか。

ケアマネの働き方、事業所の運営。
私が培ってきたノウハウを全てぶち込み、
このテーマを深掘りしていきます。

このシリーズが終わる頃に、本を1冊書く! 
(さあ、宣言しました。頑張ります!)

※途中で方向性がズレたら、ご容赦ください(笑)
それも私らしさの一部として、そっと見守っていただけると嬉しいです。




■なぜ、ケアマネ事業は「経営が難しい」のか?


さて、記念すべき第1回。
いきなり核心からいきますが、ケアマネ事業所の運営で最も重要なこと。

それは、「売上」です。
当たり前ですよね。
100円の売上に対し500円の経費がかかれば、そのうち事業所は潰れます。

そして、ご存知の通り、ケアマネ事業は本当に経営が難しい。
 一人のケアマネが30件持ったところで、
常勤1人分の給料を払えば赤字です。

「じゃあ40件、50件と持てばいい」

そう単純ではないのが、この国のルール。
現在、一人あたりの基準は「44件」。
これ以上はケアマネの人数を増やせ、という仕組みです。


■「44件の壁」という大きな誤解


…しかし、ここが最大のミソです。
この「44件」は、あくまで「事業所としての平均」です。

ケアマネが2人いれば、合計88件まで持てる。
これを、エースが50件持ち、もう一人が38件持つ。
これは、法令上、全く問題ありません。

にもかかわらず、多くの経営者・管理者が、
「一人ひとりの能力やキャパシティ」に応じて柔軟に件数を決めていない。

これが、経営を圧迫している最大の要因の一つだと、私は思います。


■「頑張っても損する」仕組みが、事業所を潰す


あなたの事業所は、こんな「ダメなパターン」に陥っていませんか?

パターンA:一律制限
「あ、〇〇さん、もう44件超えちゃうよ!」 と、能力があるスタッフの件数を、一律のルールで制限する。

→ これでは本人の成長(能力拡張)につながらない。
→ 当然、事業所の収入が減る。
→ 結果、経営が苦しくなり「ケアマネ事業所は不要だ」と潰れていく。

パターンB:強制
「ウチは40件持ってもらわなきゃ、無理だ!」 と、
本人のキャパシティを無視して、無理やり働かせる。

→ これでは、働く人の未来はありません。

どちらも、まさに今の日本の「縮小均衡」の典型です。


■結論:100%必要なのは「インセンティブ」だ


では、どうすればいいか。
「柔軟な働き方」と「事業所の経営」を両立させるために、
100%必要なもの。

答えは「インセンティブ(報奨金)」です。

もっと簡単に言えば、
1. 「たくさんケースを担当し、頑張ることができる人が、ちゃんと稼げる」 2. 「それなりの件数で抑える人は、給料も相応になる」

このルールを、感情論ではなく、事業所内の「規定」として決めることです。

さあ、皆さんの事業所、どこまでやっているでしょうか?



■弊事業所の仕組みを、少しだけご紹介


これを導入することで、スタッフからは「頑張った分だけ稼げる」という声が上がっています。
「不平・不満が出るのでは?」と思うかもしれませんが、
それは「自分の能力や働き方の選択」の結果です。
(もちろん、そこを納得してもらうマネジメントは経営者の仕事ですが)

参考までに、当事業所のインセンティブの骨子を少しだけ紹介します。

  1. 「30件」のラインを設定
    ・30件を超えると、インセンティブが「発生」する。
    ・30件以下だと、つかない。まず、ここで明確に線を引きます。

  2. 「30件超」のインセンティブ
    ・例えば、30件から40件の「10件」を持った場合、 1件につき「3,000円」のインセンティブがつきます。 (=この場合 30,000円)

  3. その他の加算
    ・さらに、「退院退所支援」を2人やった、などがあれば、
    それに対しても「2,000円」「3,000円」を加算します。

これだけで、スタッフのモチベーションは、劇的に上がります。



■文句を言う前に・・・ できることはたくさんある


文句を言っているだけでは、何も変わりません。
自分たちで「未来の働き方」を社内で作っていく。

今すぐにでもできることはあるはずです。

(※この詳細なインセンティブ規定については、
もしかすると、今後「有料記事」で書かせていただくかもしれません)

まずは第1回、
「件数は能力に応じて柔軟に」
「そのためにインセンティブが超重要だ」
という話でした。

このシリーズ、長く続きそうですが、お付き合いください。

よろしくお願いします!

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