【新人ケアマネ研修⑤】プロの「面接技術」とは、“自分自身”をコントロールする技術 ♯106
こんにちは。
じゃがたま佐藤です。
さて、新人研修シリーズの5回目。
今日は、ケアマネジメントプロセスの、全ての土台となる、
最も重要で、そして、最も難しい技術、「面接技術」について、
話をします。
■ あなたは、「面接」を、どこかで習いましたか?
インテーク、アセスメント、プランニング…。
ケアマネジメントの一連の流れは、嫌というほど、研修で習いましたよね。
しかし、その、一つ一つのプロセスを支える、肝心要の「面接技術」について、私たちは、これまで、体系的に学んでくる機会がほとんどありませんでした。
そうなんです。
教科書では教えてくれません。
特に、現場経験が中心だった方にとっては、
「名前は知っているけど、よく分からない」というのが、
正直なところではないでしょうか。
「面接」とは、単なる「おしゃべり」ではありません。
それは、自分自身を、客観的にコントロールしながら、相手の話を引き出していく、高度に計算された、コミュニケーションなのです。
■ まず、君が、コントロールすべきは「自分自身」だ
面接技術の、はじめの一歩。
それは、相手をコントロールすることでは、決してありません。
まず、コントロールすべきは、「自分自身の感情」です。
具体的には、2つ。
① 自分の「意見」を、殺すこと
面接の場において、君の意見や、感情は、一旦、殺してください。
僕たちの仕事は、相手と雑談をすることではありません。
相手の話を、ただ、聞くこと。
まずは、その一点に、徹底的に、集中する。これが、第一歩です。
② 相手の「感情」を、自分事としないこと
そして、これが、あなたがこの仕事で潰れないために、
最も、重要な技術です。
私たちが向き合う相手は、辛さ、苦しさ、悲しさ、悔しさといった、
たくさんの「負の感情」を、抱えています。
その、吐き出された感情を、もし、君が、自分のことのように、全て、心の中に入れてしまったら、どうなるでしょうか。
答えは、簡単です。
あなたが潰れます。
この業界で、相手の感情を、全て自分事として受け止めてしまい、
心を病んで辞めていった仲間を、何人も、見てきました。
優しく、ホスピタリティに溢れたあなただからこそ、
面接を技術として身につけてほしい。
そう強く思っています。
■ 僕らは「共感」はしても、「同情」はしない
相手の悲しみに「共感」することは、とても大切です。
しかし、相手と同じ悲しみの沼に、自らも足を踏み入れる「同情」は、
プロの支援者として、絶対にやってはいけない。
相手の感情に寄り添いながらも、決して、自分を見失わない。
この、冷徹とも思えるほどの「自己コントロール」ができて、初めて、
私たちは、相手のために、冷静な解決策を考えることができるのです。
これは、本当に、難しい技術です。
私も、まだまだ道なかばです。
では、具体的に、どうやって、このスキルを身につけていけばいいのか。
そのトレーニング方法については、
また、次回の研修で、詳しくお話ししますね。
いつも、君の挑戦を応援しています。
それでは、また!
