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【新人ケアマネ研修⑥】 “武器”としての、面接技術5選 ♯107

こんにちは。
じゃがたま佐藤です。

さて、新人研修シリーズの6回目。
前回は、面接に臨む上での、最も重要な心構え
「自分自身を、コントロールする」という話をしました。

今日は、その、もう少し具体的な「技術(テクニック)」の話。

特に、僕自身がバイブルとして、今も学び続けている、
岩間伸之(いわま のぶゆき)先生の著書
逐語で学ぶ21の技法『対人援助のための相談面接技術』



の中から、まず、これだけは身につけてほしい、
という5つの技法を、紹介したいと思います。



■ なぜ、僕らに「技術」が必要なのか


その前に、少しだけ。
なぜ、僕らは「技術」を学ぶ必要があるのでしょうか。

それは、技術が、君自身を“守る”ための、鎧になるからです。
利用者さんの、辛く、重い感情の渦に、君が飲み込まれてしまわないように。 冷静に、プロフェッショナルとして、相手に寄り添い続けるために、
僕らは、技術という名の「型」を、身につけるのです。



■ 岩間先生に学ぶ、5つの基本技法



① 励まし(エンカレッジメント)


これは、相手が、安心して、話し続けられるような「土台」を作る技術です。 「はい」「ええ」という相づちや、優しい頷き。
たったそれだけで、相手は「この人は、私の話を聞いてくれている」と感じ、心を開きやすくなります。


② 感情の反射(リフレクション)


これは、相手の「感情の言葉」を、鏡のように、そのまま返す技術です。

利用者さん:「本当に、しんどくて、辛くて、苦しいんですよ…」

あなた:「そうですか。本当に、辛くて、苦しいんですね」

相手の「気持ち」に、焦点を当てて、受け止めていることを伝えます。


③ 言い換え(パラフレージング)


これは、相手が話した「事実」を、あなたの言葉で、言い換えて返す技術です。

利用者さん:「デイサービスに行っても、誰も話しかけてくれないし、やることなくて、ただ座ってるだけなんです」

あなた:「なるほど。デイサービスでは、孤立感があって、少し、退屈に感じていらっしゃるんですね」

相手の話した「出来事」を、あなたが正しく理解していることを、伝えます。


④ 明確化(クラリフィケーション)


これは、相手の、曖昧で、ぼんやりとした言葉の“輪郭”を、はっきりさせるための、質問の技術です。

利用者さん:「なんだか、もう、全部が、嫌になっちゃって…」

あなた:「全部が嫌になった、というのは、もう少し詳しく言うと、どんなことが、一番、嫌だと感じますか?」

相手が、自分でも気づいていなかった、本当の気持ちに、光を当てる、
道案内の役割です。


⑤ 要約(サマライジング)


これは、話の節目で、それまでの内容を、短くまとめて、確認する技術です。

あなた:「なるほど。つまり、〇〇ということがあって、△△と感じて、その結果、今は□□というお気持ちだ、ということで、合っていますか?」

話のズレを防ぎ、「あなたの話を、ちゃんと、聞いていますよ」という、
強いメッセージを、相手に届けることができます。



■ 良い支援者は、「良い役者」であれ


これらの技術を、一つ一つ、学んで、実践していくと、あなたはある事実に、気づくはずです。

それは、「面接とは、ある種の“演技”である」ということです。

自分の本音や、感情は、一旦抑え込んで、 相手の心を、最も穏やかにできるであろう「役」を、意識的に演じる。

プロの支援者とは、
自分の心を、冷静に保ちながら、相手のために「支援者」という役を、演じきれる、優れた「俳優」でもあるのです。



■ 今日の“宿題”


今日の研修の最後に、一つだけ、宿題を出します。
それは、今日、紹介した5つの技術のうち、一つでいいから、明日の現場で、意識して、使ってみること。

ロールプレイングでは、本当の力は、身につきません。
この、繰り返しだけが、君を、本物のプロフェッショナルへと、
育ててくれるはずです。

いつも、君の挑戦を応援しています。

それでは、また次回の研修で。

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