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両親の終活|いつから始める?「今でしょ」信頼関係がカギ

両親まだ元気だけど、いつから終活を始めればよいのでしょうか?
それに対する答えは、「今すぐ始めてください」です。
今からでもできることがあります。

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🟩「いつかやらなきゃ」と思いながら、後回しにする現実

「母さん、最近よく『あれ、何しようとしてたっけ?』って言うよな」

そう感じたのは先月のことでした。父も75歳になり、腰も曲がって、階段の上り下りがつらそうです。

頭では分かっているんです。

「まだ元気だしなぁ。まあ、いいか。もう少ししたらやろう」となかなか踏み出せずにいます。

そうこうしているうちに、準備する時間もなくなります

では、親の終活はいつ始めるべきでしょうか?











今でしょ。







🟩なぜ「今すぐ」始めるべきなのか

▶️介護・相続で使う制度は、意思表示能力が前提

私は、とある有料オンラインサロンに参加していて、以下のような終活の相談を聴くことがあります。

「親が急に物忘れがひどくなって、病院で認知症と診断されました。遺言書作ろうとしたのですが、司法書士に『有効な遺言書の作成は難しい』って言われて...」

残念ですが、自由度の高い対策(遺言・信託など)は難しくなり、成年後見制度(法定後見)の利用といった限られた選択肢しか残りません。

それを聞いていて、もっと早く始めればよかったのにと思ってしまいます。

なぜなら、以下のような終活で使う制度の多くは、本人の意思表示能力があることが前提だからです。

  • 遺言書

  • 銀行の予約型代理人制度※

  • 成年後見制度(任意後見)

  • 家族信託

  • 財産管理委任契約

※銀行によって名称は異なります。

▶️加齢とともに意思表示能力が失われる

しかし、この意思表示能力は年齢とともに、失われるリスクが高まります

現在、65歳以上の約16%が認知症であると推計されていますが、80歳代の後半であれば男性の35%、女性の44%、95歳を過ぎると男性の51%、女性の84%が認知症であることが明らかにされています

参考:東京都健康長寿医療センター『認知症と共に暮らせる社会をつくる

また、脳梗塞や心疾患など、突然の病気や事故で判断能力を失うこともあり得ます。

両親が元気で、会話もしっかりできて、複雑な内容も理解できる。

今のこの状態こそが、終活を進めるベストタイミングなのです。




🟩 でも現実はそう簡単じゃない

▶️元気な両親の「まだ早い」心理

ただ、問題は、この「ベストタイミング」に、多くの場合、両親たちは「まだ大丈夫」と危機感・切迫感を持っていないことです。

私も一度、両親が60歳くらいのときに、「もしものときのこと、少しずつ話し合わない?」と切り出してみました。

すると「んー、まあ、まだ大丈夫だろ。面倒だし」とそっけなく反応され、そのまま何も進まないという状態でした。

まだ体も動くし、頭もはっきりしている。「終活なんてまだ10年早い」と思うのは当然のことでしょう。

さらに怖いのは、タイミングを間違えると、「この子は私の財産が目当てなのかしら」という誤解を生む可能性すらあります。

▶️信頼関係と終活開始の関係

しかし、加齢とともに体力・気力が失われていきます。すると両親の「まだ早い。大丈夫」というハードルは下がります

そして、両親が「この子になら安心して任せられる」と思ってくれる信頼関係が、ハードルを上回れば、終活を開始できるでしょう。

両親が若くてまだまだ元気なうちは、よほどの信頼関係がない限り、終活を始めるのは難しいかもしれません。

私のケースでもそうでした。60歳くらいの時に言い出して、結局、両親の終活を開始したのは10年後の両親が70歳くらいの時でした。



🟩終活を始めやすいチャンスを見極める

両親側のハードルが下がるタイミングはあります。事前にそのタイミングを知っておき、両親を注意深く観察することで終活を切り出しましょう

▶️タイミング1:健康に不安を感じたとき

申し訳ない言い方かもしれませんが、両親が大きな病気・ケガをしたときは、終活を始める大きなチャンスになります。

病気や手術を経験すると、それまで「まだ大丈夫」と思っていた両親も、現実的に「もしものとき」を意識するようになります。


▶️タイミング2:身近な人の死や介護経験

同世代の友人や兄弟姉妹の死、近所の方の認知症なども、重要なきっかけとなります。

「△△さんは遺言書を書いていなくて、子供たちが苦労しているらしいわ」といった身近な事例から、他人事だった話が、急に自分の問題として感じられるようになるのです。


▶️タイミング3:両親からのサイン

何より重要なのは、両親自身からのサインを見逃さないことです。

「最近、物忘れが多くて心配になるわ」「最近、足腰が痛くてなぁ」といった発言は、両親が自分の変化を自覚し始めたサインかもしれません。

両親の変化・きっかけは見逃さないように注意深く両親と接しましょう

私のケースはこれでした。60歳の時はピンピンしていましたが、やはり10年もたって70歳ともなると、両親の気力・体力が、少しずつ衰えていることを感じ取りました。



🟩ハードルが下がるまでの間にできること

ベストタイミングを待つ間も、私たち子供側にできることはたくさんあります

▶️知識を蓄える。

まず、自分自身の準備を怠らないことです。終活に関する書籍を読んだり、セミナーに参加したりして知識を身につけましょう。

遺言書の種類や相続税の仕組み、成年後見制度など、基本的な制度を理解しておけば、いざというときにスムーズに話を進められます。

さらに、信頼できる司法書士・税理士といった専門家とつながりを持っておけたらベストです。

私の場合も、10冊くらい書籍を読んで、各制度の学習しました。また、対面式の相続セミナーにも参加して知識を学びました。

10冊も読むのは大変なので、この記事の最後に、おすすめの2冊の書籍をご紹介します。


▶️信頼関係を構築する。

しかし、何より重要なのは日常的な信頼関係づくりです。

  • 月に一度は両親に顔を見せる。

  • 両親が話したがっているときは、忙しくても時間を作って最後まで聞く

  • 「PC・スマホの操作がわからなくて」といった小さな悩みにも、面倒がらずに相談に乗る。

  • 「いつもありがとう」「お疲れさま」といった感謝の気持ちを素直に伝える。

こうした積み重ねが、両親の心に「この子は私たちのことを本当に大切に思ってくれている」という信頼関係を構築します。

信頼関係があれば、終活の話も「自分たちのための提案」として受け取ってもらえるでしょう。



🟩まとめ

両親の終活は「今でしょ」の精神で準備だけは今すぐ始めてください。

意思表示能力があるうちが勝負です。

両親の「まだ大丈夫・面倒」というハードルを、信頼関係を構築して乗り越えられるよう準備しましょう

そして、こまめにご両親とコミュニケーションをとって、チャンスを見逃さないようにしましょう

いま振り返ると、あのタイミングだったから、家族信託も遺言も、親の判断能力がしっかりしているうちに間に合ったんだと思います。

切り出しから契約、そのあと3年の運用まで。親の終活を通しでやり切った記録を、1冊のKindle本にまとめています。

『親の終活×家族信託の体験談、いつかやろうじゃ遅い!』
Kindle Unlimitedなら追加0円で読み放題です(単品は99円・2026年8月時点)。



🟩おすすめの書籍のご紹介

過去、自分が両親の終活をした際に10冊以上関連図書を読みましたが、どれも堅苦しいので読むの大変だった思い出があります。

変苦痛でした。(何回も寝落ちしました)

専門的で難しいし、終活自体面白いものでもないし、お堅い文章だし、で大
我が家が動き出したのも、親がまだ元気で「大丈夫」と言っているうちでした。

これから紹介する2冊は、非常にコミカルなストーリーになっているので、とっつきやすいです。わりと一気に読めます。

まず、一番最初はこちらの本を読んでください。そののち、もっと専門的な書籍を読むのがスムーズかと思います。


本記事が皆さんの参考になれば幸いです

次の記事は各制度の説明記事を執筆していきたいと思います。




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じゃいあん@親の終活×家族信託|利用者目線の体験談を発信 最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます! この記事が少しでもお役に立ったら幸いです。 今後も役に立つ情報を届けられるよう頑張りますので、よろしくお願いします!